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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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戸塚 早野勘平8代目團十郎 高輪 大星力弥 岩井杜若

28日まで開催中で今月9日に一度お邪魔したがもう一度浮世絵だけ見たくお邪魔した。

 

三代目豊国(国貞)の140枚と言う大作の揃い物です。国貞は生涯作品3万点とも言われるくらい沢山の作品を残しています。来月と今月で140枚の作品が展示されますが国貞はやはり役者絵、美人画は旨いと思う。

 
大磯 とら七代目岩井半四郎  大磯 十郎祐成五代目市村竹之丞

通称役者東海道は「役者見立て東海道五十三駅」と言い東海道の各宿場名に芝居に登場する役者を見立て、さらにその役に最適な役者を見立てるという二段階の見立てになっています。

 

歌舞伎を知らない私は役者絵、背景絵、駒絵と見てもピンと来ないものが多い。今回の日本橋から掛川までで解るのは鈴ヶ森の景の白井、番隨印長兵衛、六郷の渡しの白井権八なぜ六郷の渡しなのかはわからないのですが。

 

泉岳寺には高輪 大星由良之助、大星力弥忠臣蔵と解る、父が三代目沢村宗十郎、子が五代目岩井半四郎。

 

忠臣蔵で早野勘平、お軽の悲恋な話、悲恋では大磯の曽我十郎の仇討失敗で恋人で有った遊女虎御前、流した涙が雨となった故事から梅雨時のしとしと雨を虎ヶ雨という。広重の東海道も大磯は虎ヶ雨となっている。

 

歌舞伎などを知っていれば随分面白い絵になったんだろうと思うが残念。

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6月5日まで開催の国芳、国貞展、渋谷から道玄坂の東急百貨店まで歩くのは難しいかと今回の展覧会は諦めていましたがこの所、休み休み歩けば何とかなると自信が出てきましたのであまり暑くならない昼前にお邪魔しました。

 

ボストン美術館の浮世絵は所蔵5万点とも言われ今刷り上がったのかと思う位保存状態が良いので有名です。日本にも何度も写楽や歌麿など里帰りしています。

 

国貞、国芳は歌川派の豊国の弟子で同じ歌川派でも広重は豊広の弟子です。その二人の師が歌川豊春歌川派の祖と言われています。

 

国貞、国芳は幕末の時代で浮世絵も充分醸成して広く人々に楽しませていた。二人とも多くの弟子を抱え仕事も工房制作だったようで国貞は3万点と言われる作品を仕上げています。

 

役者絵、美人画の国貞、武者絵の国芳と得意の分野は違っています。大分年齢が遅く経ってから水滸伝での武者絵で人気者になった国芳、この影響で刺青が江戸ではやったりもしました。

 

水野忠邦の天保の改革で芝居・寄席も禁止になりそれに伴い浮世絵も美人・花魁などを描けず人間の代わりに猫の顔だったり判じ絵にしたりと幕府にも反旗を翻す江戸っ子でした。

 

丁度今日あたりは再来週が終了でマスコミの取材も終わり見やすい時期でもありました。まぁ浮世絵も良かったが久しぶりの雑踏で足を踏まれないように歩き少し疲れました。

今月来月と三代目歌川豊国(国貞)の役者東海道140枚前揃えの展示になります。館長の斎藤さんはもうそろそろ買い増すのは辞めるのかと思ったが当初浮世絵商から119枚持ち込まれ、その後10年余り1枚1枚丹念に買い増しして日本で初の140枚揃いを完成させたそうです。

 

当初は東海道五十三次(55枚)で売り出され好評の為55枚が追加され110枚となり、さらに合の宿30枚と合計140枚の大作となったようです。

 

当代の名優がその宿ゆかりの役どころで描かれ役者絵と名所絵は1つになり大いに人気を博したようです。

 

地名と人物の見立てを解いて楽しみ、贔屓の役者の舞台を思い出したり、駒絵には鞍や鐙、花飾りなど役者や話の内容にちなむものを描いています。

 

今回も見ごたえがあり会場は狭いですが見学者も押すな押すなの人出はなくゆっくり見られます。入場料無料、日祭日休館、場所は旧東海道川崎宿、京急川崎駅から5分。

 

515日まで開催中、明治維新後、上野において政府主導で開催された内国勧業博覧会や博覧会終了後に陳列販売方式で一世を風靡した勧工場などが百貨店へと受け継がれた変遷。

 

明治37年のデパートメントストア宣言で本格的な近代百貨店へ転換していった三越、多くの博覧会、展覧会を主催することで祝祭空間を演出し都市の文化をけん引していきました。

 

高橋義雄は三井呉服店に陳列販売方法を導入、アメリカのワナメーカーの小売り方法を参考に呉服店の近代化を図った。

 

後には「今日は帝劇、明日は三越」などのキャッチコピーを生み出します。長々と書きましたが取りあえず浮世絵を見られたのが良い。

 

430日、51日に恒例の両国賑わい祭りが開催されています。内科のクリニックに寄って両国駅に向かいました。この祭りは会場が沢山あり今回は歩ける限界で国技館、江戸東京博物館だけを行きました。

 

国技館では相撲部屋のちゃんこを戴き今年初めての相撲博物館を見学しました。お祭り開催中ですから沢山のお客が入っています。

 

展示は「大相撲の賞」と言う事で昨年も展示していた双葉山の賜杯レプリカ、懐かしいパンナムの優勝カップなどと3月の琴奨菊の優勝の写真などでちょっと物足りない展示でした。

 

大田区中央の臼田坂上がる手前左折する大田区立龍子記念館は419日から828日まで「草が実る」と言うタイトルで龍子作品で植物が描かれた作品を集めた展覧会です。

 

もう大半が以前見た作品ですが歳と共に忘れ、その都度感動をしてしまいます。記念館の前には龍子のアトリエ、自宅があり其処の庭にも草花が植えてあり其処での作品も多々あります。

 

入場するとまず7Mを超える大きな作品が圧倒します。自宅の庭の壺の水を飲む愛犬は2M位の作品です。黒と金を使った屏風絵「草の実」雪の白と芭蕉の葉の緑が対象になって作品を持ち上げています。

大人200円 65歳以上無料、アトリエ見学13回無料であります。


歌川豊春観桜美人図   魚屋北渓 大原女

毎月お邪魔していた川崎・砂子の里資料館に今年初めてお邪魔しました。今月はHPでは肉筆浮世絵名作展と書かれていたが小林清親の浮世絵も展示されています。

 

此処も肉筆画は沢山所蔵しています展示を見ると壮観です。勿論一点ものですから貴重な作品ですがその量と展示に圧倒されます。今回は小林清親の浮世絵花模様を中心に井上安治、吉田博、笠松紫浪など展示していますが小林清親は明治の浮世絵師で光線画、明治の広重と言われた人で今回の花模様などのシリーズは初めて見ました。

 

肉筆画は15点で菱川師宣、懐月堂安度、西川祐信、礒田湖龍斎、個人的に好きな歌川派の祖と言われる歌川豊春の肉質画が素晴らしい。

 

423日まで日曜休館、入場無料。京急川崎駅下車徒歩5分。旧東海道川崎宿。

 

出光美術館 2月20日~3月27日

生誕290年 勝川春草と肉質美人画

 

太田記念美術館 2月2日~3月27日

生誕290年 勝川春草―北斎誕生の系譜

        4月1日~4月24日

歌川国貞~和の暮らし、和の着こなし~

 

国立博物館本館 10室 3月15日~4月10日

櫻をテーマに、上野を中心とした江戸名所

 

川崎・砂子の里資料館 3月7日~3月26日

広重「隷書東海道五十三次」

4月4日~4月23日

肉質浮世絵名品展

 

たばこと塩の博物館 1月5日~3月21日

隅田川をめぐる文化と産業 浮世絵と写真で見る・・

 

ザ・ミュージアム 3月19日~6月5日

ボストン美術館所蔵 おれ達の国芳、国貞

 

Suntory美術館 4月29日~6月12日

原安三郎コレクション

広重江戸名所百景、六十余州名所図会を中心に

 

練馬区立美術館 2月19日~4月10日

国芳イズム

 

下記の美術館は浮世絵を所蔵し不定期に展示

江戸東京博物館・新宿歴史博物館・板橋区立美術館・港区立郷土資料館・品川歴史館・めぐろ歴史資料館・大田区立郷土博物館・足立区博物館・すみだ北斎美術館(建設中・仮イベントあり)・相撲博物館・すみだ郷土文化資料館・郵政博物館等々

 

ざっとチェックしただけで浮世絵の展示が行われています。現在浮世絵の常設館は太田記念美術館、東京国立博物館、川崎・砂子の里資料館などで常設館以外では年に1回程度の展示です。

 

数年前は平木浮世絵美術館、礫川浮世絵美術館などの常設館がありましたが閉館、年に数回開催していたホテルニューオータニ美術館も休館。常設館ではあまり人気がないようでしたが外国からの里帰りの展示だったり日本で初の春画展は多くの女性が訪れ大成功だったようです。

 

私の所蔵の浮世絵も買った時よりだいぶ高く売れました。現在は美術館へ行けないのですが足が治ったらまた見に行こうと思っています。今回は展示予定をチェックして満足しています。

シカゴ ウェストンコレクション「肉質浮世絵美の競艶」浮世絵師が描いた江戸美人100選と言う長いタイトルが付いた肉質画の展覧会です。

 

アメリカシカゴの日本美術収集家ロジャー・ウエストン氏により収集された肉質画130点を前期後期で展示、日本初公開だそうです。昨年春に大阪で展示会が行われ見に行こうかと思っていたが暫く待てば巡回して来るので待っていました。

 

版画の浮世絵と違い肉質画の浮世絵は値段も一点ものですから高く大名や豪商などが買い手になります。作者も版画での絵師でなく肉質画専門の絵師も居て初めて聞く名前も多い。関西の絵師には全く解らない。17日まで1500円。

 

また同時開催で上野の森美術館の所蔵の版画浮世絵を上野といった括りで展示しています。江戸から明治かけて120点(前期後期)で展示しています。上野と言うと多くの絵師が描いているのが解ります。

 

英泉、広重、国貞、周延、暁斎、小林清親、川瀬巴水、笠松紫浪、吉田博など。半券で100円。

 

 

黒田記念館は黒田清輝の遺産によって建てられた建物です。中には特別室、記念室があります。特別室は年に数回解放されます。1月は17日まで展示されています。

 

展示内容は重文「湖畔」、「舞妓」「智・感・情」の3点そして「読書」の6点。

 

記念室は毎月のように展示入れ替えが行われ、休館以外は一般開放されています。入場は無料。

 

焼けてしまった昔語りの下絵、留学中のプレハ島、裸婦の習作、奥さんを描いた夫人肖像など27点。

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