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品川歴史館では開館30周年記念特別展として126日まで開催中。品川宿は東海道の第一の宿場町で東海道の往来の人々以外に江戸の人々の遊興の場所として賑わった。

 

今回30周年記念の東海道品川宿展ですから大量の浮世絵が展示だろうとのこのこ出かけましたが残念ながら浮世絵の展示枚数は少なかった。

 

絵図、資料、名所図会などの方が多く、浮世絵フアンとしてはちょっと残念だった。入館料300円、月曜休館。

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両国の江戸東京博物館で126日まで開催中。

幕末から明治にかけて写真が広まります。写真師として上野彦馬、鵜飼玉川、下岡蓮杖、内田九一などの写真が展示されていきます。写真も浮世絵と同じで風景名所、肖像など構図は大体同じ。まだこの時代は報道写真などは?展示はされていない。

 

写真は貴重で明治初期の有名人が写っている写真は名刺大で桐箱に入っているものが展示、中期になり始めると今のサービス版、後期になると集合写真位の大きさの写真が展示。

 

その写真も面白いのは国貞の江戸名所百人美女シリーズにならい浅草に出来た凌雲閣でのイベントで新橋、日本橋、柳橋などの美人と言われる百人の写真を展示、そして誰が一番かと云った投票まで行われたようでその写真も展示しています。

 

浮世絵師も写真のような写実的な描写に苦心していきます。肉質画も当然リアルさを求めて描かれたりしています。


 

白黒の写真が色を付けるようになり写真油絵といった技術も出てきます。泥絵、ガラス絵、写真油絵など。最後は最近まで行われていた大相撲の優勝額は写真を引き伸ばし油絵具で描いていた白鵬の優勝額が展示。女性の絵師が描いていたが引退後現在はカラー写真。

 

浮世絵も沢山展示され満足の展示会でした。(写真は常設展は大OKですが企画展は写真はダメでチラシから載せてます。)

 

 

                  

 
 
浮世絵コーナーと同じ場所の衣装は大変立派な刺繍や絞りなどの小袖などが多く展示されています。その隣は能舞台で使う衣装も展示。

 

屏風コーナー

江戸後期油彩画の屏風「浅間山図屏風」亜欧堂田善作。

 

書画の展開コーナー

このコーナーにも江戸時代文久元治年間の油絵何とも素晴らしい。田村宗立。横浜でワーグマンに油絵などを習ったようです。

 

与謝蕪村の溪山幽居図、酒井鶯浦の富士山草花図扇面屏風で1年の各季節を示しながら地金に乱舞する宗達、光琳による京で誕生した琳派の画風を酒井抱一らによる江戸琳派として普及。抱一の住居を引き継いだ画家だそうです。

 

近代の美術

前田青邨の「切支丹と仏徒」、長崎に行った時の寺と教会を見てのイメージだそうです。下村観山の「楠公」

 

江戸の写生図

此方では狩野常信、狩野探幽の写生図巻などを展示。詳細に描かれていて工房として弟子の教本にもなるために描かれたのだろうか。

 今月は写楽、豊国などの役者絵に中国や天竺などの題材、国貞の美人図などを展示されています。

 

歌舞伎はどうも未だに良く解らない。浮世絵では着物にある家紋によって識別したり、得意の出し物によって、また絵師の似顔的な鼻の大きさ、目の大きさなどにより何代目まで解るようです。

 

石川豊信の初代市村亀蔵の椀久と初代中村喜代三郎の松山ですが衣装には久、松山などの漢字が見える。これで役の名前が解るようになるようです。そして家紋で役者が解る?また傘には紋所がさりげなく描かれてもいます。

 

今回の目玉になる写楽の作品は4点その内3点は寛永6年一気に蔦谷重三郎から出版された28点の内の3点。市川八百蔵の不破の伴左エ門重勝の細判。衣装には八がある。

 

蔦谷重三郎は寛政の改革で手鎖身代半減後、無名の東洲斎写楽をたった10ヶ月の間に140を超える作品を出版。その後写楽は消えたので謎の絵師と言われる。

 

写楽が登場と同じ頃に版元和泉屋市兵衛から若い歌川豊国が役者絵で大人気になる。以前は鳥居派だったが勝川派が役者の特徴を出した似顔表現になる。今回展示は上2枚が豊国下が一筆斎文調の作品「二代目市川高麗蔵の曽我十郎と5代目市川團十郎の曽我五郎」高麗蔵の高が見える。

 

中国物では左が葛飾北斎の三国妖狐傳、同じような題材で国芳が描くと全く違うような絵になる。


 

役者絵の歌川国貞の肉筆画「八代目市川團十郎の助六図」と江戸名所百人美女のシリーズが何点か展示。駒絵によって場所が解る。また駒絵は国貞でなく弟子が描いているようです。

 

お寺などに寄進される絵馬で重要美術品の鳥居清長の「矢の根五郎図額」古いお寺さんの絵馬堂には多くの今では美術品となる当時の人気絵師が描いている作品が多いが大体が保存状態が良くないものが多い。

東京国立博物館の浮世絵コーナーは展示点数は大体40点くらいで今の私には見やすい。1回ざっと見て人が少なくなったころあいにもう1度じっくり見てその後見たい物だけもう1度見る。

 

 

 

 銀座並木通りにありますギャラリー杉野で友人の鴫原氏の個展が18日まで開催中との事で伺った。このギャラリーでは彼の個展で伺ったのは2回目。

 

今回はガラッと作風が変わり日本画的な風景画が多く展示されています。六本木のギャラリーや新美術館の展覧会などでは大作の能役者絵、武将絵などが多かった。

 

彼は13年度はARTCROSS芸術大賞、昨年は日本・イタリア文化交流芸術大冠賞、日本・スイス文化交流芸術大冠賞などを受賞している日本では数少ない色鉛筆画家です。

 

彼の作品はたんぽぽを描いた小品を2点持っているが今回は何点も欲しい作品があったが2点コレクトしました。同世代で此れからの活躍を祈念しています。

ついこの間10周年だったような気がしますがもう15周年とは時の経つのが早い。15周年記念展では幕末を飾った絵師たちその①として葛飾北斎・歌川広重・歌川国貞・歌川国芳の作品を展示しています。

 

北斎は琉球八景、雪月花など広重は東海道物の張交図絵、富士三十六景など国貞は五行ノ内の5点、国芳は一番点数が多く縞揃女弁慶シリーズ、賢女八景など。

 

北斎、広重の作品は名所絵や月に雁など有名作品、国芳は役者絵よりやはり武者絵などがやはり良い。

 

狭い会場77点びっしりの展示初めて見る物も多く、斎藤館長の所蔵は一体何点あるのだろうか。24日まで日祝日休館、入場無料。

2013年大英博物館で春画展が開催され大変好評だったが日本では性的描写が問題視され永年開催場所が決まらなかったようです。そこで元総理細川氏が細川家屋敷跡にある永青文庫を会場として貸し出され開催が出来たとの事。

 

春画は古くは大名家の嫁入り道具だったり好事家の所蔵品、殿様通しの交換品だったりしたようです。江戸時代版画の発達により大名、大店の好事家などから庶民にも当時の人気絵師が描いたものがアングラ作品として出回ったようです。

 

絵師は菱川師宣、奥村政信から鈴木春信、礒田湖龍斎、鳥居清長、喜多川歌麿、溪斎英泉、葛飾北斎、歌川国貞、国芳など名だたる絵師の作品。

 

今回の出展作品は大変保存状態が良く上質な作品が多い。逆を返せば殆ど展示機会がなかったんだろうか。会場は他の浮世絵美術館に来る人たちと違い、若い女性たちが多い。連休を外したが狭い会場では前に進むことも出来ない状態。

 

肉質画は狩野、土佐派などの絵師による巻物、軸、此れだけ見たのは初めてです。尤も性行為、合体、局部ばかりのオーバーな絵を大量に見るのもお腹いっぱいになる。

 

今回は18歳未満入場禁止で入場料は前売り以外1500円。前期2回、後期2回の入れ替えがある。全作品133点を見るには4回行かなければならない。

 

この展覧会にはチラシがなくこんなものだと言う絵を私が持っている浮世絵三大絵師傑作選(喜多川歌麿、溪斎英泉、葛飾北斎)という桐箱に入っている複製画です。ただ此処に載せていいのか解りませんが数点載せています。まぁ相変わらずのボケピン写真ですが。

919日から1213日までモネ展が開催中。自分で見に行って言うのは何なんですが日本人は印象派の作品が好きのようで物産展の北海道展みたいなもので開催すれば外れは少ない。

 

印象派の中の中心人物モネ、今回の目玉は21年ぶりの印象日の出が出品されています。私はこの印象日の出は初めて見ます。やはり印刷物や複製画とは全く違います。当時はこの作品はぼろくそに評価されこの作品から彼らを印象派と呼ばれた作品。ブリジストン美術館の黄昏ヴェネチアより全然良い。

 

展示は家族を描いた肖像からはじまり晩年の連作睡蓮で終わります。もう失礼ながら晩年の睡蓮はモネという名前だから作品となっているんではと思うような作品に感じます。日本ではきれいな睡蓮は国立西洋美術館の松方コレクションの方が好きです。

 

連作と言えば積わらが今回は展示がない。後期に展示するんだろうか。連休を外して見に行きましたがやはり大変な人で前半は解説を読んだりして中々動かず結局は前からは諦め後ろから見た。印象派特にモネの作品はやはり前から見ないとボケを見ているような感じがする。途中から疲れたのか大分すき始めますし皆さんの速度も速くなります。
 
メインの日の出は意外に空いていて係員は立ち止まらず歩いてみてくださいと言っているが此れを見るために来たのだからとゆっくり歩きながらそして終わってロープ外から見ました。サンラザール駅は後期展示のようです。

 

今回の展示はモネの息子や多くの人からの寄贈によるパリのマルモッタン・モネ美術館所蔵作品展。

渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで99日から127日まで開催中。

 

第一章風景画の誕生として聖書、神話を主題にした作品の中に見られる風景、1年12ヵ月の月歴画中に現れる風景、牧歌を主題にした作品に現れる風景と区分けされていますが聖書の場面を重視した中で後背に風景が描かれたり葡萄酒を作る人、市場で販売する人などが前面の作品が多い。此れを風景画と言うのだろうか。極端に言えばモナ・リザも風景画になるのかと言いたい。

 

その疑問に答えるのが第二章で風景画の展開として自立的な風景画、都市景観としての風景画が出て来て純粋に人がいない風景画、いても邪魔に、主体にならない風景画が展示されています。

 

風景画は油絵より水彩画の方が好きで油絵は何となく重く暗い絵が多く展示されています。私的には好きな絵は少なかった。

 

連休前の台風の影響で雨の中行きました。予想通りそんなに混んでいなくゆっくり見られました。今回は16世紀後半から18世紀のフランドル、オランダ、イタリアの絵を中心に展示のようです。

 

帰りはくじら屋でランチを戴きました。学生時代から行っていましたが今はこの美術館の帰り位しか行けなくなりましたが相変わらず混んでいたが安く美味しい。

 

浮世絵を見た後一応廻るんですがどうも歩き見程度になっています。その中で幾つか立ち止ったコーナーを。

 
18室近代の美術

明治大正期の絵画・彫刻・工芸品を中心に展示しているコーナー。私は絵画を中心に見ていて他は申し訳ないけど通過が多い。日本画は季節柄中秋の名月など、洋画は女性像の展示。

 

 

今月も河鍋暁斎の大きな掛け軸、下村観山の鵜、玉堂、大観の秋の掛け軸、洋画は吉田博の「精華」その他に原田直次郎のドイツの女など。

 

浮世絵コーナー近くの高円宮コレクションは殿下収集の根付を展示しています。

 

7室 屏風と襖絵コーナー

曽我直庵の大画面の迫力ある屏風


8室 書画の展開

狩野派、宗達、光琳、抱一などの琳派、応挙の作品は良く解らないが好きな絵です。

 

特別室1,2室

浮世絵コーナー近くの特別室1では春日権現験記絵模本Ⅱ―神々の姿― 2室は後水尾院と江戸初期のやまと絵、和歌、立花など宮廷文化。

東京国立博物館本館展示品リストはhttp://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=hall&hid=12

 

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