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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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原宿にある都内では現在所蔵が多い浮世絵専門美術館です。此処は久々で今回も水野年方ですのでどうしようかと思っていました。本来なら当日に両国に出来たすみだ北斎美術館がオープンしました。ただオープン当初は凄い混んでいるだろうと次回にしました。

 

水野年方は明治の浮世絵、日本画家で師匠は明治の最後の浮世絵師と言われた月岡芳年で残酷絵だったり月百姿のシリーズ物だったりする浮世絵師。

 

素人が言うのは可笑しいですがそんなに美人画も風景画も、歴史ものもそんなに魅力的でない。ただこの人の弟子が鏑木清方、そのまた弟子が伊東深水と歌川派始祖の豊春、その弟子豊国、またその弟子の国芳・芳年と廃れず綿々と受け繋いだ功績だけかもしれません。

 

雪月花乃内常盤御前、石山寺秋の月などは良いですね。明治になって女性も茶の湯ができその一日を描いた作品はシリーズ物ですが挿絵的なものに感じ、同じように三越のコマーシャルのような三井好のシリーズ物も挿絵的に見えた。

 

場所柄相変わらず日本人より欧米人が多く熱心に見学している。毎月行く東京国立博物館も欧米人が多い。すみだ北斎美術館と7月にオープンした藤沢浮世絵館と新しい浮世絵専門館も出来ている。

今朝の読売には開館の模様が大きく書かれている。今日の夜10時NHKの総合でオープンまでの北斎美術館が放映される。

 

 

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相撲博物館と同様此方も市民から贈られた博物館収蔵している27年度580点の一部の収蔵品を展示しています。12月4日まで。


観光ポスター 宮島 川瀬巴水
 
目玉は将軍姫君が使った珍しい大きな鏡、江戸無血開城の勝海舟の直筆の手紙、初期の外国人向けの川瀬巴水の手刷り入り版画ポスター、田山花袋の老舗料理屋に集まった文化人の芳名帳だそうです。

 

私の興味は浮世絵ですので沢山贈呈された浮世絵を楽しみました。


五節句ノ内 皐月 国貞

 

当盛十花撰 国貞


ガラス絵

 

 
生人形興行「浮世見立48曲」


子福長者 国貞

子宝に恵まれた5代目市川海老蔵(7代市川團十郎)の木場の豪邸で,海老蔵を中心として歌舞伎役者が集い書画と飲食を楽しんでいる図。海老蔵の扇子に暫、息子の八代團十郎は助六と当たり役を描いている。下段に置かれている酢松とは深川にあった松の寿司だそうです。


新宿末広亭関係、奉納手ぬぐい等

日本橋の模型から見ると中村座の模型で尺八の演奏をしていた。中々昔の曲は解らないがコンドルが飛んでいるなどの現代の曲を吹いていた。

 

企画展は11月23日から1月29日まで「戦国時代展」を予定。

 

 

 

松涛美術館に「月」を見に行った帰りに通り道にあるザ・ミュージアムの招待券があったのでチラシを見ても解らず名前も聞いた事もない作家の展覧会ですがお邪魔しました。

 

前衛画家で日本の書から影響を受けたそうです。書にも前衛の書があるようです。イーゼルから紙を下に置いて墨からロウやアクリルなどの素材で描いているようです。

 

絵柄もペルシャ絨毯の柄の様だったりよく見ると文字を重ねて絵柄としたりの作品もありますがどうも私には理解できない展覧会ですした。

 

Bunkamuraは東急百貨店内にありますのでもう入り口にはクリスマスツリーが飾られています。

 

先日は月が大きく、より明るいスーパームーンが話題になりました。日々満ち欠けを繰り返し時を刻む「月」昔は太陰暦で月の満ち欠けが生活のサイクルそのものでした。

 

花を愛で月に親しみ風の音に心を寄せ四季の変化に富む自然が日本人の求める美しさのよりどころでした。花鳥風月、雪月花など日本の美を表しています。

 

昔から多くの作品に絵はもとより本にも題材として取り上げられています。今回の展示会でも伊勢物語、竹取物語、源氏物語などの巻物や屏風絵など素晴らしい作品が展示されています。

 

源氏物語では紫式部が石山寺で滞在した時の源氏物語を思い描いた月を見乍らの図など立派なものもあります。(徳川美術館・五島美術館の模写で芸大研究室、本物は国宝)

 

私は特に浮世絵を楽しみに見に来ました。浮世絵で月と言えば月岡芳年の月百姿が。広重・国芳・北斎の風景画でも沢山描かれています。

喜多川歌麿の浮絵近江八景石山秋ノ月」は初めて見ました。


写真は広重の名所江戸百景。

芳年の月百姿。

今回は写真は✖ですのでそれらしき浮世絵を載せています

相撲博物館は関係者やコレクターから力士化粧回し、作品、行司装束など相撲の歴史・文化を伝えるために多くの方から寄贈を受けています。


http://www.sumo.or.jp/KokugikanSumoMuseumDisplay/wrap 

写真が撮れないので博物館のHPを参照してください。小錦、高見山の色紙があったが私は相撲関係では難しい高見山と曙の手形を戴いています。引退した人は手形は打てないのだが。

 

国技館前の銀杏も色づいて来ました。国技館に来たついでに回向院で御朱印を戴きにお邪魔しました。回向院は江戸時代の明暦の大火の焼死者10万人を幕命で葬ったのが始まりで無縁寺。安政の地震や水死、焼死、刑死などの無縁仏も埋葬。犬猫などの動物も葬っている。

 

著名人としては鼠小僧、作家の山東京伝、境内が勧進相撲が行われていたので物故力士や年寄りの霊を祀る力塚、墓があったが現在不明の浮世絵師鳥居清長の碑などもある。

 

時節柄受験生の鼠小僧のお参りと石をお守りに出来る石が墓の前面に立ててあり多くの人が参詣している。

 

今年で30年が経つ大田区在住作家による美術展がJR蒲田駅前大田区民アプリコ地下で111日から8日まで開催中です。

 

今年も作家の作品展示と作家のチャリーティオークション、作家の色紙などのプレゼント、自身の作品を講評してもらうコーナー、筆で竹などを描く体験コーナー、ギャラリートークなど文化の日を挟んだ芸術を楽しむ催しが開催中です。

 

大田区は馬込文士村もあり絵描きさんも住んでいる伝統もあり多くの作家が住んでいます。今年も洋画日本画46点、立体が7点出展です。個人的に好きな絵は山崎弘氏の「全山を覆う」田中亮子氏の「早春」木村浩之氏の「ムービング」でした。只大きい絵ですから自宅には飾れられない。

 

オークションは今年新会員になった木村浩之氏のお相撲さんの絵、早川雅信氏のパリの風景の水彩画を応募しました。入場無料。

 


横山大観瀟湘八景 
8幅 瀟湘八景は中国の伝統的な画題。


同じ題名ですが橋本雅邦の
1


明治の油絵の大家高橋由一の肖像画大久保甲東(こうとう・大久保利通の雅号)、上杉鷹山像


高橋由一の甥の安藤仲太郎の岩倉具視、大久保利通像


高村真夫の黄檗僧、黄檗は禅宗。


佐藤朝山のシャクンタラ姫とドウシャンタ王

朝山は大正時代の天才彫刻家で大田区馬込の文士村に住んでいた。戦後は師匠の山崎朝雲と不仲になり玄々と名乗る。

朝山の作品は何時でも見られるのは巨大な作品で日本橋三越1階に天女(まごころ)像が見られる。

 

 

8室書画の展開は1030日まで酒井抱一の「夏秋草図屏風」が展示されていた。先月感動したものがまだ見られたので得をしたような気がした。先月も書いたのでダブっていますが。

 

琳派は江戸初期本阿弥光悦・俵屋宗達が創始、江戸中期に尾形光琳。乾山兄弟によって発展し江戸後期に酒井抱一・鈴木其一が時代を超えて定着させた。光琳から実に100年後に再興がはかれた。

 

この屏風は銀箔で夕立にたれる夏草、強風に吹きすさぶ秋草など自然の対比を描いていますがこの屏風の裏には金箔に風神雷神が描かれた有名な尾形光琳の風神雷神図が描かれています。

 

扇面散屏風は宗達派の作品で60の扇絵が切り貼りされている。

 

秋草図屏風は俵屋宗雪の作。宗雪は加賀藩に仕えたそうです。

 

歌仙絵 特別室

歌仙絵とは優れた歌人の和歌とその肖像を表したやまと絵の一つだそうです。平安時代の中期、藤原公任(きんとう)が編んだ三十六人撰に基づく三十六歌仙絵、鎌倉時代前期、後鳥羽院が編んだ時代不同歌合に基づく時代不同歌合絵など。今回展示されている作品は重要文化財が多い。

 

佐竹本三十六歌仙絵 小野小町など。

 
柿本人麻呂像           祇園南海の書


新三十六人歌合画帳

東照宮縁起絵巻2 住吉如慶作

  

宮廷コーナーではたけくらべ草紙


今月の国宝は伝藤原能像

今月は先月からの展示の夏秋草図屏風がまた見られたことが良かった。暫くは見られないだろう。そして良く解らないがやまと絵を見た。洋画の良く解らない絵より良いなぁ。

 

 

浮世絵コーナーは1025日~1120日の展示です。今回は浮世絵前史の寛文美人の代表作の右近源左衛門を描いたとされる肉筆画がメインだそうだが初めて聞いた名前、作品です。季節柄楓や萩などを描いた作品が展示。


舞妓図(伝右近源左衛門)作者不明、鳥居清倍の子を抱く美人


柱絵が多い礒田湖龍斎の雛形若菜の初模様扇や内瀧川。 鳥居清長の出語り・二代目市川門之助の徳兵衛、四代目岩井半四郎のお初、三代目瀬川菊之丞のお房。


国貞、国芳の師匠歌川豊春の書、画


風景画の葛飾北斎清原深養父、武者絵の国芳の加藤清正虎狩。

風景画歌川広重近江八景の石山秋月、堅田落雁


広重の木曽街道和田

同じく広重の諏訪湖御神渡り

同じく有名な洗馬


国芳の山海愛度図合と国貞の江戸名所百人美女・染井。国芳は弟弟子

国貞の美人画には及ばない。やはり国芳は武者絵が得意。

 
勝川春潮の海案寺の紅葉狩り、品川海あん寺は昔は紅葉の名所。パッと見、鳥居清長と思ったがまだまだです。


恵比寿講、これも鳥文斎栄之の作品かと思ったが鳥高斎栄昌の作品だそうです。

大正15年から亡くなる昭和32年まで大田区で活動した川瀬巴水の作品で大田区が誕生した昭和22年以降の作品、74歳絶筆の昭和32年の平泉金色堂までの作品展示で大田区立郷土博物館で1225日まで開催しています。

 

現在お宝鑑定団で浮世絵を鑑定する渡邊氏の父親渡辺庄三郎の新版画に伊東深水と共に認められる。


吉野川写生

原画

試し摺り

販売用の作品 

しっかりしたスケッチ、原画、試摺、渡辺版画舗の承認丸印が押された作品。摺り上がるまでの順番を見せていたり、同じ場所で版元が変わった作品など色々な作品が展示されています。

 

巴水は鏑木清方の弟子で上を辿れば歌川国芳、芳年との系統。美人画が伊東深水、巴水は風景画の歌川広重にたとえられている。今回82点の作品で時間があればもう一度お邪魔したい。一般500円、65歳以上無料、月曜休館。

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