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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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浮世絵以外に気になった作品を


尾形光琳「李広射石図」

李広は前漢の武将で弓の名人だそうで石を虎と勘違いして射った矢が石を突き刺さったと言う話に基づいて描かれたようです。


曽我蕭白「葡萄栗鼠図」 けん牛花(朝顔)図

 

阿弥陀如来像

mを超える大きな阿弥陀如来像が描かれている。今回はお盆なので個人的に気になった。阿弥陀如来は臨終の者を迎えに来る図が多いがこの図は往生者を乗せる蓮台を差し出す観音菩薩と合掌する勢至菩薩を従えた阿弥陀如来。

 

近代の美術1階の18室の日本画


橋本雅邦の「山水」

村瀬玉田の「雉」

横山大観の「竹雨」      小林古径

 

東京国立博物館へ行く前に裏の寛永寺にお邪魔して御朱印をお願いしました。ブームなのか大変な人が並んでいました。寛永寺は天海大僧正の創建で江戸城の鬼門に当たる上野に建立。

 

当初は約35万坪でしたが現在は上野公園になり3万坪。天台宗別格大本山、根本中堂など19坊。戊辰戦争の戦火で大半が焼かれ清水観音堂、5代綱吉霊廟直額門などが重要文化財。

 

15代将軍の慶喜の謹慎蟄居の葵の間、歴代将軍宝塔は当時のまま、4代将軍家綱、5代将軍綱吉、8代将軍吉宗、十代将軍家治、11代将軍家斉、13代将軍家定の墓がある。家康、家光、慶喜以外の6代の墓は増上寺にある。

 

今回知ったんですが上野の森には10の御朱印が戴けるようで今回は寛永寺だけですが東京国立博物館等に来た時に順番に戴く予定。

 

そして東京芸大美術館にも行きましたが展示は長浜地区の観音の里という仏像なので東京国立博物館にもいっぱいありいつも見ないので今回はパス。帰りに銀座へ寄り高知・北海道・沖縄のアンテナショップへ。夕方大森で相撲の会の打ち合わせをして帰宅。今日はかなり歩いたが足の筋肉ははっているが傷口は大丈夫だった。

 

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712日から731日までの展示。今月は七夕・花火・蚊帳・行水などの夕涼みなどの夏らしい季節感のある風俗の浮世絵です。相変わらず写真はピンボケですが雰囲気だけ味わって戴ければ幸いです。

 

最初は2曲1双の屏風、美人図押絵貼屏風で筆者不詳ですがこの絵の感じはパッと見は菱川師宣系か鳥居派か。

 

鳥居清倍の蚊帳内外酒宴 

鳥居清満の風呂


鳥居清倍は江戸初期の絵師で鳥居派の祖と言われる清信の長男とも弟とも言われ美人画、花鳥画、武者絵を得意とし代表的な画法「瓢箪足みみと言われる團十郎の迫力ある動きを切り取った図が有名。

鳥居清満は鳥居派三代目当主で清倍の門下、役者絵、美人画など。多くの弟子を育てる。弟子の清長は4代目当主で鈴木春信・喜多川歌麿・写楽。北斎・広重と並ぶ六代絵師。八頭身美人が有名。


鈴木春信の蚊帳美人 礒田湖龍斎風呂屋内外

鈴木春信は浮世絵に多色刷りを考案、錦絵と言われる。湖龍斎は武士の出の絵師で細長い柱絵が多い。


喜多川歌麿の両国花火


鳥文斎栄之 風流五節句・七夕 国芳の金魚づくし


鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし)は武家の出で当初は狩野典信に学び将軍家治のお気に入りだった絵師に転身後年は版画でなく肉筆画を描いている。


歌川広重の不二三十六景・大江戸市中七夕

旧川崎宿にある川崎・砂子の里資料館では723日まで広重の弟子広景(ひろかげ)の江戸名所を中心にユーモラスな出来事を織り交ぜた作品の江戸名所道戯尽を展示しています。

 

師匠広重の名所江戸百景に似せたものもあります。目録を入れて51枚全セット展示です。私はこの揃い物は初めて見ました。中々ユーモラスな絵もある面白く筆もしっかりした作品です。

左が広景の虎ノ門外の変、右は広重の虎ノ門あふひ坂

日曜祭日休館、入場無料。

626日までスカイツリーのソラマチ9階で展覧中。近代美術の巨匠たちが描いた扇、何故かと言うと大正5年の簡易生命保険の創業まもなく逓信省において事業功労者への贈呈用として日本画の巨匠たちによる扇子が制作されたようです。

 

原画は製作後旧郵政省の倉庫に眠っていたようです。平福百穂、山村耕花、前田青邨、橋本関雪、川端龍子、奥村土牛、堂本印象、松林桂月、横山大観、上村松園、平山郁夫、東山魁夷、片岡球子、加山又造、川合玉堂、小倉游亀など錚々たる作家です。

 

やはり政府がやった事業だからでしょうか。沢山の原画、扇子が展示されています。300円、休館日月一水曜日。




まず江戸時代の小袖、振袖、打掛、帯、かんざし、櫛など浮世絵に出てくる町方の女性たちのトータルファッションを展示しています。今回は紅の打掛、細かい装飾や歯が見事な櫛を。

 

書画の展開のコーナー


関羽図 呉春


狩野栄信 関羽・山水図


酒井抱一の四季花鳥図の巻物の一部

 

1階18室近代の美術


瀑布 柴田是真


溪山春色 松林桂月6曲1双

細かく描かれているがごちゃごちゃ感が。


ヴェニス 川村清雄


国府台真景 高橋由一


静 藤島武二


馬 後藤貞行

皇居前広場の楠正成像の馬像が代表作、他に明治天皇の馬「金華山号」の銅像、上野公園の西郷隆盛像の犬(ツン)の像などが有名だそうです。

日本の婦人像 ラグーザ




今月は6月7日から7月10日まで展示しています。今月は季節的に菖蒲、紫陽花、雨を題材とした初夏の季節を感じさせる浮世絵の展示です。


見立小野道風、雨の縁側菖蒲手折る二美人 共に鈴木春信。

 
  鳥居清長 菖蒲の池      山崎龍女 二美人駒引き図


山崎龍女 二美人駒引き図

(やまざき・りゅうじょ)江戸時代中期の女流絵師だそうで勉強不足で初めて聞いた名前です。そしてこの絵は14歳で描いたようです。

富士山に二人の女性が馬を引く図ですが富士の白黒と女性たちの華やかな色彩、本当に14歳の絵なのだろうか。

 


葛飾北斎の牧馬、 鵙・翠雀・蛇苺・虎耳草


葛飾北斎 雨乞い小町図

流石北斎雨の迫力が出ている。斜めからの風雨、人も斜めに。


歌川広重の江都名所・両国橋納涼
広重の遊びで納涼船には歌川の提灯が見える。


喜多川歌麿の大木の雨宿り、歌麿独特の美人画で雨に慌てて駆け込んで胸もあらわな美人、裸足で駈け出したという図で大木とは言いながらこんなに人が枝に雨宿りは出来ないが数は購買者へのサービスか?

 

この他に国貞、国芳、窪俊満などがあり溪斎栄泉の木曽街道六十九次の熊谷・深谷・本庄・新町(広重筆)が展示。木曽街道は溪斎栄泉と広重で書かれています。当初は版元保永堂で溪斎栄泉で描かれたが途中から錦樹堂に変わり絵師も広重に変更。
 
 
 

川崎・砂子の里資料館では25日まで役者見立東海道五十三駅の後半70枚が展示されています。

 

三代目豊国(歌川国貞)の力作で140枚の東海道の各宿場と共に宿場から連想される歌舞伎の登場人物とその役にふさわしい役者を見立てた揃い物です。

 

歌舞伎が解らない私は役者の後ろの風景画、脇の小さな絵(駒絵)を見るだけです。前半は白井権八や泉岳寺の忠臣蔵など幾つか解る程度で今回は大半が解りません。

 

岡崎宿で伊賀越道中双六などで登場する唐木政右ヱ門と妻お谷だそうです。国貞の絵は似顔絵にもなっているそうで政右ヱ門は四代目中村歌右衛門、お谷は四代目尾上梅幸だそうでこれを見ればすぐわかるそうです。

 

雪の中お谷が政右ヱ門を訪ねる岡崎の段だそうです。風景の大橋は広重の絵でも岡崎に描かれているので解る当時一番長い橋の矢矧(やはぎ)の橋.


駒絵には笠、納め札、火の用心と書かれた提灯、これらも岡崎の段の場面に登場する小物だそうです。こうゆう説明を受けるとそうなんだと納得しますが
70枚の絵それぞれ解説を聞くわけにもいかず何で京で石川五右衛門なんだと解らない。

 

歌舞伎を知っていると楽しいんだろうと思うが今更とも思う。入場無料、日曜・祭日休館京急川崎から近い旧東海道。http://kawasaki-isagonosato.jimdo.com/



日伊国交樹立150周年記念として世界で初公開の伊東マンショを描いた肖像画を展示しています。710日まで。(看板の後ろにある小さな絵が肖像画です。)

 

天正1013歳前後の4人の子供がキリシタン大名の名代としてイエズス会の巡察師アレサンドロによってイタリアへ。目的は日本での布教の状況の知らせと教会活動の資金を求める事、帰国後に使節達がヨーロッパの見聞を普及する事だったようです。

 

帰国後日本では切支丹追放令もあり彼らの人生は一様ではありませんでした。

 

この発見された肖像画はヴェネチア共和国を訪問した際歓待した共和国元老院が大画家ヤコポ・ティントレットに発注した事は今までも解っていました。今回の絵はヤコポ没後、工房に残された絵を息子が切り詰めて単独の肖像画として完成させたか個別に制作された肖像画のうち唯一仕上がっていたこの肖像画を切り詰めて完成させたと見られます。

 

展示は肖像画と三聖人像(重要文化財、長崎奉行所旧蔵。現東京国立博物館蔵)模写(右側)もありこれも重要文化財に指定。天正遺欧使節記(重要文化財、東京国立博物館) 聖母像(親指のマリア、重要文化財、長崎奉行所旧蔵、東京国立博物館蔵)

 

何で今頃出てきたのか解らないが元々は大きい作品で少年4人の集合体だったのだろうか。肖像画は状態も非常に良かった。



東京国立博物館は上野駅から寛永寺の手前ですので健康なら問題はないのですが今の私には歩けるかなぁという心配はありました。昨日は風も清々しく天候も心配ないのでチャレンジしました。今回は浮世絵コーナーと伊東マンショのコーナーだけで帰宅しました。

 

65日までの展示内容は浮世絵の墨一色から漆絵、紅摺絵、錦絵と色々な版画を展示、遊女、風景画などに初夏の季節感あふれる作品を展示。

 

藤棚下石臼 藤の花二美人 共に喜多川歌麿


葛飾北斎の水中の亀        広重の菖蒲にかわせみ


山海愛度図合おへんじをいただきたい国芳 江戸名所百人美女御船蔵前 国貞


木曽街道鴻巣吹上富士遠望 溪斎栄泉


三囲神社の夕立 鳥居清長


今回は礒田湖龍斎、奥村政信、喜多川歌麿、葛飾北斎、溪斎栄泉の絵が多かった。半年ぶりに行き楽しみました。

昨年青森の弘前城で石垣の修復工事で大規模な曳家工事が行われました。残念ながら足の怪我で行けませんでした。

 

今度は1日港区のホテルオークラの美術館「大倉集古館」で本館建て替え工事の一環で6m50㎝の移動を油圧ジャッキ―により珍しい曳家工事が行われました。

 

美術館でもう一つ、国芳・国貞の浮世絵が渋谷のザ・ミュージアムで開催されていますが広重の代表作保永堂版東海道五十三次、富士三十六景が原宿の太田記念美術館で名所江戸百景、六十余州名所図会が此方は原コレクションで六本木のサントリー美術館で開催されています。

保永堂版東海道、江戸百は広重の代表作ですがこの揃い物が年1,2回は見られます。浮世絵ブームはまだ続いているんですね。
 
 
 

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