悲喜こもごも

本日大相撲の9月場所の番付発表がありました。
野球賭博等での謹慎休場をした豪栄道、豊ノ島、雅山、豊響、若荒雄、隠岐の海の6人が全員十両に陥落。負け越しを含め逆に9人が幕の内に、十両の4人も幕下へ陥落、同じように7人が十両に昇進。

十両西12枚目の旭南海は１０勝５敗で１３枚番付をあげ幕の内に。当然普段なら無理な昇進です。この人のツキなんでしょう。何と言っても幕の内力士になったんですから。

大受以来の大関経験者の十両陥落の雅山ですが、年齢は兎も角是非頑張って戻ってもらいたいものです。東２枚目ですから勝ち越しか９番勝てば復帰になります。ただ、６人が優勝争いになり十両の方が面白かったりしたら笑ってしまいます。

幕の内は高齢復帰の土佐ノ海３８歳６ヶ月、３６歳６ヶ月の栃乃洋、３６歳５ヶ月の豊桜などベテランが復帰となったが白鵬の連勝記録あと６勝で千代の富士の５３連勝に並ぶ。白鵬には全勝優勝のほうが興味が。ただ、初日に負けると言う事も考えられるが初日をこなせば全勝も。

番付一枚上を狙って稽古をしていますが名古屋の成績でこんなに激しく動くのは今回限りでしょうが夢の十両、幕の内になれるのもやっぱりその人の勝負師としての何かを持っているんでしょうか。それとも普段の稽古の賜物なんでしょうか。

番付だけでなく話題になる一番を多く見せてもらいたいものです。今場所から元の様式に戻るようですから呼び出しの着物も。そのほうがキブンが見ていて良いですね。

平塚合宿 ２

若松部屋時代、当初は平塚市が後援会を作って戴きました。その時は、公園内に土俵がなかったんですが土俵を作っていただき今があります。後援会も市から民間になりました。

地元の奥さん、後援会の皆さんのお手伝いで大いに盛り上がっています。平塚出身の朝弁慶も9月で一ノ矢君の話では6勝をすれば幕下へ上がれるそうです。ここで一気に上がれればもっと地元が盛り上がるんですが。

高砂部屋も親方をはじめ若松親方（元朝乃若）世話人（元總登）マネージャーの松田さん、朝赤龍を筆頭に全力士が参加しています。行司の朝之助は朝青龍引退相撲関係で多忙により欠席、呼び出しも一門の土俵作りで多忙との事で欠席。

そう言えば呼び出し邦夫のブログにも土俵を掘り起こしてまた作り直しをしている話があった。パーティの出欠も出さなければ。

鬢付け油の匂いで平塚の人々とふれあい、特にちびっ子は相撲をとったり野球をしたりと楽しい夏休みの思い出になったんでしょうか。それにしても後援会の人は準備や当日と暑い中お疲れ様でした。そして相原会長ご馳走様でした。

高砂部屋の力士も良い稽古をして平塚の人の暖かい歓迎で気分も一新9月場所は良い成績で終わられるように。さぁもうすぐ番付発表だ。

平塚合宿

高砂部屋は17年に渡り夏の終わりは平塚市の総合公園内で合宿をしています。若松部屋時代からで地元の後援会の人の温かい応援があってこそだと思っています。今年も27日～29日までの2泊3日で行われています。

平塚市の総合公園はサッカー場（ベルマーレ）球場（シーレックスなど2軍）などの試合ができる施設でその他に日本庭園、動物園、植物園、水辺の大きな遊び場、土俵、合宿場などが点在しています。周りは木々で覆われています。日陰は湿度の関係でしょうかとても涼しいです。

沖縄北谷の総合公園が水辺の公園ならここは森の公園です。宮崎の小林市の総合公園に比べればそこまでではありませんが都心では大きい公園だと思います。

金曜日は午後から平塚へ、到着後は地元商店街をお相撲さんがにぎやかしに市民とふれあい、翌朝は8時からの稽古、その後の地元の人へのチャンコ会、午後は地元のチームとソフトボール大会、夜は公園内のレストランでの後援会の歓迎会と続きます。今日は8時から稽古をして解散となるようです。

私は後援会の相原会長からのお誘いで午後の野球から参加、参加と言っても球場のクーラーの効いたＶＩＰルームで観戦。とてもこの暑い中グランドには出られません。

朝潮会会長の石田さん、相原会長、高砂親方と懇親会もＶＩＰ扱いでちょっと飲みすぎチャンコ食べすぎでその後の相原会長の2次会の寿司屋はとても食べれない状態で美味しそうな刺身を見ているだけでした。(残念）

3次会はパスして東海道線での帰途となりました。短い区間ですが電車に乗れて満足。私にとっては東海道線は遠足電車です。

相撲人事

明日は沖縄の興南と神奈川の東海大相模の決勝戦になった。どちらも好投手のチームで尚且つ打線が良い、楽しみな決勝戦だ。

そして大相撲から役員人事の発表があった。放駒理事長体制に新しく副理事長ができ名古屋での理事長代行を務めた村山外部理事が就任する。まぁこれは相撲関係者からの理事長を認めてやるから外部からの副理事長を作れとの文科省の指示だったんでしょう。

色々話題を提供している貴乃花理事が教習所長から審判部長へ昇進、審判部長は審判だけでなく取り組みや番付編成などの責任をもつ重要なポストです。個人的には大丈夫かいなぁ。と言った感想。

彼を昇格させた裏があるのだろうか、イメージが良い貴乃花親方を全面に出し協会は変わりましたと言いたいんだろうか。

他には巡業部長に九重親方、広報部長兼生活指導部長に二所ノ関親方へこの人で生活指導が出来るのか？マージャンやゴルフ生活じゃないのか。ホラを吹かれても困るのは協会でしょう。

武蔵川前理事長は教習所長、友綱親方が名古屋担当へ情報が少ないが広報部長で前回の問題でよれよれの答弁をしていた元霧島の陸奥親方は何処の担当になったんだろう。

何も無ければ誰でも問題はないがちょっと問題が起きればマスコミ対応する広報部長はやっぱり専門家の方が対応が上手な気がします。まして、法ほら吹き金剛じゃ。名古屋の時も対応は旨くなかったような気がします。

一般公募で広報部長補佐を募集していますが協会はどうしても全部相撲取り上がりでやりたいという体質が抜けないようです。そこに根本的な問題があると思うんですが。

まぁ明日は高校野球の決勝戦を賭けないで見よう。

引退断髪披露大相撲

10月3日(日）は第68代横綱朝青龍引退断髪披露大相撲が国技館で行われます。この文章にはちょっと違和感があります。普通は国技館での引退相撲が行われる場合〇〇という名跡を襲名しその披露大相撲になります。

前日の大関千代大海の引退興行は｢千代大海引退佐ノ山襲名披露大相撲」となっています。朝青龍は、日本に帰化していませんので年寄りを取得していません。日本に帰化していれば横綱の地位で特例で暫くは親方になれましたが。

当人は相撲を辞めるつもりもなく突然辞めざるをえなくなったようでそんな準備も何も無く辞めざるをえなく、色々なその後の言動で引退相撲自体もできるのかと最後までゴタゴタでこの横綱らしいと言えばそうですが。

それでも引退相撲は人気だそうです。ＪＴＢまでが販売についています。本来は部屋や一門が売っていくんでしょうが今回はあっという間の人気だそうです。9月場所のチケットもそうなれば良いのですが。

昨日は高砂親方、朝青龍連名の引退相撲の後のパーティのご招待？が届きました。部屋のイベントは赤坂のニューオータニですが朝青龍はなぜかいつもプリンスになります。今回も芝公園のプリンスパークタワーのようです。

詳細は
http://www.it-navi.com/asashoryu/index.html

今日の相撲

名古屋場所はＮＨＫが生中継を中止しました。今日は天皇賜杯、総理大臣杯など多くの表彰を辞退することになったようです。

その他に懸賞金のスポンサー、呼び出しの着物の背中の広告も全部キャンセルになったようです。無地の着物や浴衣になるんでしょう。

警察が一斉捜査で関係部屋に入りました。捜査はもっと前から入り検証すべきだったような気がします。今回は携帯電話でのやり取りで消してしまえば解らなないし、やっている人は誰が胴元かも解らないでやっていたのでしょう。やっている人には胴元なんて全く考えてもいなかったと思います。精算の人間からしか胴元は解らないのかも知れません。

個人的にはテレビ放映中止は止むを得ないと思っています。茶化せばラジオ放送はやって欲しかった。ラジオ放送を聴くために新たにラジオ需要が出たらそれこそＮＨＫに非難の電話をしない、放送希望をしない相撲フアンがどの位いるかの目安にもなったんではと思います。

個人的には朝赤龍も白鵬と同じだったのはちょっと？野球賭博でなく良かったと思います。

日本人の昔からの賭け事への大らかさ、罪の感覚のなさなど「どう、やらない」となればそれでは「ちょっとやろうか」といった事もあると思います。後ろに暴力団がいるとは思わないで遊び感覚だったような気がします。

今更何を言っても駄目なのでこれを期に根絶は難しいですが公営のギャンブル程度に。ただ、タニマチといわれる人から誘われそこからその筋といったパターンは判断が難しく純粋培養された力士に求めるのも可愛そうな気がします。実力と人気商売という特殊なお仕事ですから。

一ノ矢君が言うように本場所は力士の技量審査試験かも知れませんがやっぱり興行が先のような気がします。興行がなければ１０００人近い人たちが食べていけません。

今日は七夕。一生懸命稽古した人が良い成績が出ますように。

日本相撲協会の結論について

本日大相撲を騒がせた野球賭博に関しての処罰が日本相撲協会から出たようです。

大嶽親方、大関琴光喜が解雇、時津風親方主任から平年寄へ降格、阿武松親方委員から平年寄へ降格、それぞれ５年、１０年間据え置きの懲戒処分が決定。

各申告した力士その親方は謹慎、雅山絡みで武蔵川親方も謹慎により理事長代行に特別調査委員会が押す村上外部理事が理事長代行。特別調査委員会の伊藤委員長が言う初日に入り口で理事長が頭を下げる事は流石になくなったようだ。

そもそも今回の問題は週刊誌で琴光喜が野球賭博により１億円を脅されているというところから発生。週刊誌に名前が出ている力士、親方を調査するとやっていない。場所中に警察が琴光喜を事情調査。段々事が大きくなり協会が自己申告をさせた。

協会はそんなに多くの力士が申告するとは思っていなかったのか開けたら出るわ出るわになった。当初、申告したものはお咎めが無いと言っておきながら警察、特別調査委員会へ提出してしまう。

暴力団との絡みも結論は出ていない。力士もその感覚は無かった、有ったという結論も出ていない。

そんな中で人殺し、殺人罪容疑の親方が解雇、軽い罰金刑の博打でも解雇となってしまった。お咎め無しと言われて申告した力士は謹慎になってしまった。何か騙されたようなものだ。

犯罪者でも調査のなかで自分に不利は言わなくても良いはず、まだ、警察の判断が出ていない中、私としてはかなり厳しい人の将来、人生を変えてしまうような結論を名古屋場所開催優先で出してしまったような気がします。

個人的には日本ではマージャン、正月のカルタ、トランプなど日常的に遊びで賭けています。今は余り私の周りでは見ませんが花札なんか日本を代表する京都のゲーム大手企業が作っています。昔から日本の土壌の中には賭け事は好きな国民性があったんだと思います。

時間的に暇な時間があり大勢が集まっていればちょっとやろうとなるのは必然的に起こりうるような気がします。そんなに罪の意識はなかったと思います。マージャンで賭けないでやっているのはわざわざ健康マージャンといっています。大半が賭けていると思います。警察もある程度目こぼしをしているはずです。ゴルフだってやっている人が大なり小なり多いのでは。

白鵬はちょっとやったようですが今回の申告者は白鵬以外は全員日本人です。外国人はお金を賭けるより国に仕送りを考えているんでしょうか。それとも仲間に入れてもらえなかったのか。申告をしなかったのか。

今回も結局は協会の対応が悪く、遅かったのではなかったのでしょうか。そして力士をだまし討ちにしたようなものです。ちょっと前の品格といっていたのは自分達も反省せねば。横綱といえ品格品格といって傷害事件位、それも刑事事件でないのに辞めさせた。

今回の協会は対応はまずく遅かったが懲罰は早かった。そして人の人生を変えてしまった。全てが名古屋場所開催ありきで事を進めている。

外部理事に理事長をやらせたくないのでしょう。協会の中での我々に知られたくないものもあるのでしょうか。どうせ文科省対策で名古屋が終われば東京では武蔵川理事長として挨拶するんでしょう。結局、いつも尻尾だけ切って事を済ませているように感じます。

琴光喜は降格させて十両１５枚目あたりから取らせて反省と頑張りを期待させたかった。彼が幕の内に上がってくれば相撲に対する人気も上がってくるのではなかったか。

キーワードは国技、財団法人、暴力団。

関連ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100704-00000027-mai-spo

注目の幕下力士

もう４日で大相撲５月場所も終わります。高砂部屋の力士の皆さんの成績は朝赤龍以外あまりぱっとしません。人数も少なくお部屋もぱっとしないのでしょうか。昼間仕事をしているので休みにたまに見る程度で殆ど見ていないのが現実です。

今は色々問題があり、いじめもなくなったんでしょうか。若くして引退する人も少なくなっている割に新弟子も少なくなっているようです。親からすればいじめがなくなったとはいえ入門させるのにはためらいがあるようでしょう。

これから上に上がる幕下の個人的に注目の力士は、魁聖（友綱）、佐田の海（境川）隆の山（鳴門）仲の国（湊）位でしょうか。隆の山はチェコ、仲の国は中国の出身。外人といえば圧倒的にモンゴル出身ですが多分チェコ出身は初めてではないでしょうか。

昔からチェコ大使館からボヘミアングラスの優勝者への贈呈があります。どのような関係か解りませんが。是非関取になって活躍してほしい力士です。
中国は以前若松部屋にもいました。背が高かったですが体重が余り無かったような気がします。いつの間にかいなくなりましたが。

一ノ矢さんの今日の高砂部屋はこの所、コシ割り関係の難しい話ばかりです。ちょっと素人には難し過ぎます。ちょっと見て成績表へクリックしてしまいます。次元が違いますが今の相撲界と同じでつまらないです。この所呼び出し邦夫のブログの方を見ています。

まぁ毎日面白い話ばかりもなく書けない事のほうが多いでしょう。文句ばかり言ってもしょうがないです。

わざわざスポーツ新聞を買って相撲欄を見ることもありません。休みもＢＳで２時頃かちょっと見る程度です。新大関把瑠都は笑顔は良いんですが相撲は？次の幕下力士に期待するか。

６月７日(月）木村朝之助＆呼び出し邦夫を囲む会を今年２回目を開催予定。正助会長集めてくれているかなぁ。

何とか開催

昨夜は品川のどんぶり５人衆海鮮ロイヤルで「一の会」を開催しました。元一ノ矢の松田さんを囲む会です。平成８年からですからもう大分たちます。一ノ矢君が引退して２年が過ぎているようです。品川の中国料理高輪で皆に奥さんを紹介され、帝国ホテルでの断髪、結婚披露宴からもうそんなに経つんですね。

今回は１月に流した代わりでのイレギﾕラーの集まりですが大阪場所の慰労と会員相互の親睦と大森魚河岸いさ美の黒仁田社長がやっている３店舗目の海鮮ロイヤルのお披露目を兼ねていました。どうも年と共に一つだけでは気が済まなくなっています。

もう１４年近くやっていますから皆さん気心が知れています。多くは異業種の方です。だんだん年と共にリタイヤした人が多くはなってきていますがいつも和やかな会です。

今回は引退してから一つの課題として従来研究してきたシコトレの２冊目の本も知らない人には買っていただきました。もう三刷しているそうで２万部はたいしたものです。マネージャーですからお部屋の運営や親方のサポート、新弟子発掘など本業をやりながらマスコミにも登場しているようです。

腰割りの実技もあり皆さん真剣に聞いていました。海山先生やタヌキは実際に指導をマンツーマンで受けていました。これで皆さん腰痛がなくなれば良いですね。どうも私は本を買っただけで健康になった気になって実際には大してやっていません。

２時間半結構皆さん御飲みになりましたが三々五々解散後も何人かで分かれて二次会に繰り出したんでしょうか。今回は私も珍しく２次会に参加しました。ウイング高輪にありますイタリアーノというパスタ屋さんでまた飲んでしまいました。今日当たり二日酔いの人が多かったのでは。

兎に角開催できてほっとしています。次回は定例どおり９月に予定しています。ぜひご参加を。

呼び出し邦夫

高砂部屋所属の十両格呼び出し邦夫さんは、平成４年に高校を卒業して若松部屋に入門しました。一ノ矢君が書いている高砂HPには、テレビ番組をみて入門した、そしてたまには入門を後悔することがあると書いてあります。入門時６０Kが今は多分８０Kを越えているようです。

すらっとして中々の男前で声が良く通る呼び出しさんです。十両格前は、幕の内の相撲の土俵下でお仕事をしていましたのでテレビには良く写っていました。本人もそれを意識して写るぞと思う瞬間は顔を構えた様にしていました。一番良く写ったのは小泉総理が優勝杯を授与する瞬間でした。貴乃花に述べたあの痛みに耐え良く頑張ったの時で優勝です。そして京都の通販王手の受付嬢を嫁さんに射止めています。金星です。

そんな彼が今年の２月から自身のブログを開設しています。目標として少しでも大相撲に興味を持ってもらう事を願ってのようです。タイトルは、「とざ～いと～ざ～い」です。

カテゴリーは相撲、相撲雑学、日記になっています。普段知らない呼び出しの仕事、生活、相撲の専門用語等を懇切丁寧に書いています。懸賞金の際の手刀は３人の神様へは解りますが私自身は単にココロを漢字で書くように戴くものだと思っていました。ちょっと違うようでした。そんなこんなで相撲知識が少しづつ覚えていけます。

高砂部屋は色々ありました横綱がいなくなっても力士達は次の横綱を目指しそして裏方の人たちも自分達の出来る範囲で頑張っている様子が垣間見えます。朝之助さんもそのうち始めるんでしょうか。それとももう始まっているのかなぁ。まぁブログだけでなく色々相撲の発展には寄与できる事があるとは思いますが。
呼び出し邦夫ブログ
http://kuniemon.blog.ocn.ne.jp/blog/