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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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三浦しをん原作の映画化作品。以前の辞書からインターネット、現代用語にも対応しようとする新しい辞書の編集者たちの1995年から15年間の物語。
 
人と話も出来ないまじめ人間が「大渡海」という辞書を編纂するため大きな言葉の荒波の中に小さな舟で漕ぎ始め、言葉を話す事から恋が始まり大勢の力で大きな船になって行く。たまに笑いも有りますがとても静かな映画でした。
 
内容的には何ともない話ですが終了後また辞書をひこうかと思う映画でした。松田龍平、宮崎あおいは素で演技しているような上手な俳優さんでした。
 
本来はリンカーンを見ようか悩んだ末の映画でした。来月は「モネゲーム」「探偵はBARにいる」を見よう。
 

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d18d569f.jpeg昨年夏「BUNGO―ささやかな欲望」を3作立て2本がありました。その内の1本しか見ていなかったので渋谷のたばこと塩の博物館で毎週土曜日2時から「版画・たばこのある風景」の関連イベントで館内の視聴覚室で放映すると云う事で版画を楽しみながら2時からの映画を見ました。
 
タイトルは「BUNGO-日本文学シネマ」になっていますオムニバス映画。映画ですが作品タイトルが違っていました。今回放映は「檸檬」梶井基次郎原作、主演佐藤隆太、「高瀬舟」森鴎外原作成宮寛貴主演、「グッド・バイ」太宰治原作山崎まさよし、水川あさみ主演で2010年の作品でした。
 
各作品30分、トータル90分の映画時間ですが中々面白かった。特に最後の「グッド・バイ」は良かった。どうも慌て者でしっかりタイトルを見ていなかった。タイトルが同じBUNGOで前にテレビ放映されていた事も知らなかった。
 
たばこと塩の博物館 月曜休館、5月12日までの「版画・たばこのある風景」開催中の土曜日14時から放映。入館料100円で企画展・常設展も映画も見られます。
 
館内は常設展としてたばこ、塩の世界、日本の展示もあります。企画展は版画・たばこのある風景も開催中。
477ee34a.jpeg5fbb6bea.jpeg226b4cc7.jpeg5700f57a.jpeg常設展のたばこコーナーのポスター、今までの日本のタバコなどを展示、そのほかにタバコの歴史、日本への伝わったルート 、タバコの小物類などを展示しています。

広告看板には懐かしい夏木陽介の写真や今日も元気だ煙草が旨いのコピー。今やタバコを吸う人は野蛮人と呼ばれている。(私は吸いますが)
e58d5651.jpeg日本で最初のタバコの自販機だそうです。

土曜日の映画、日曜の浮世絵講座と週末2日通いましたが、また冬が戻ってきたような寒さでした。

しかし谷底の渋谷駅周辺は若い人で相変らずごった返して多くのアベックの熱気にあてられました。

 
人気放送作家鈴木おさむの原作を内村光良が監督したお笑い芸人の青春ドラマ。劇場にはタオルを持参下さいのクレジット。鈴木おさむの妻森三中の大島とキングコングの西野との原作批判のバトルと話題は多かった。
 
もうすぐ30になる売れない漫才コンビ房総スイマーズという高校時代の水泳部からの漫才コンビの青春ドラマ。
 
たまたま、終わったらトレーニングなのでしっかりタオルを持っていたが、何処が泣く所?最後のシーンもありふれた読める筋書き。あっけなくエンディングロールが流れる。

映像では千葉県富津の展望台が何度も出てこの映像は私にとっては近くに関連ホテルもあり、先輩が担当していたこともあり何度もお邪魔した。懐かしいロケーションでしたが。
 
涙より展望台近くのお店のサンガ焼、海鮮ラーメンを思い出す。私の周りには若い観客も多く、みなさんちょっとがっかりのようでした。

8dc8f66a.jpeg人気コミックの映画化、オーバーサーティの昔のバイト仲間3人の女性が恋愛、仕事、結婚など揺れる女子トークの話。
 
年齢、仕事、結婚、貯金、家族の介護、妊娠といった現在の悩みなどを女子会を通じたり内心だったり笑いをペーソスにした映画です。時間的にも丁度良く女性ばかりと思っていましたが男性もちらほら。
 
今回はスタンプ5つ目で無料で鑑賞。柴崎コウの目つきがきつさがなかったし真木よう子のかわいらしさ、寺島しのぶの演技の旨さで楽しい時間を過ごせました。

近くの平和島でもやっているがお昼から大先輩と待ち合わせの為、宮本輝原作の「草原の椅子」を見に川崎チネチッタへ。
 
佐藤浩一、西村雅彦、吉瀬美智子の3人それぞれの今までの過去を、そして新しい人生の居心地の良い、座り心地の良い定位置を求めてパキスタンのフンザへ向かう。話には親から見捨てられた4歳の子も同行。話は私の好きなハッピーエンド。
 
原作を読みましたのでフンザの絶景、広大な砂漠、7000M級の高い山など原作とは違った迫力ある映像が繰り広げられると思っていました。しかし、この自然は余りにも大きく、あの大きなスクリーンでもちょっと無理がありました。
 
宮本輝の小説ですからさりげなく現代の諸問題、親の子育て放棄、リストラ、政府の無策などが原作ではちりばめられています。宮本輝は、阪神淡路大震災で被災しその後、このフンザへ訪れているようです。
 
劇中では出ませんが原作で気になったセンテンスを。
@人情のかけらもないものはどんな理屈が通っても正義でない。
@人間も組織も生命力が弱くなると見栄とか虚栄心とか体面とかに拘るようになる。
@強きでなければ出来ない退却というものもある。強きにならなければ掲げられない白旗がある。
@何処で生まれて、どんな学校を出て、どんな仕事をしているかなんて、どうでも良い。付き合ううちに、そのような事は自ずと解ってくる。大切なのは、その人間の品性や心根であって是だけは偽りがきかない。
@人生の大事に対して結局は感情で対処した人間は所詮、それだけの人間でしかない。
 
いやいや頭の痛いセンテンスです。
長くなりましたがヨーロッパのジョークも掲載されています。
天国の国には各国それぞれの役割を担っている。政治はアメリカ、警察はドイツ、料理やファッションはフランス、イタリア。そして日本は様々な分野の下僕。
 
地獄の国は警察がイタリア、料理はイギリスとドイツ、政治は日本。
 
これも耳が痛い。ヨーロッパのジョークと言いながら実は宮本輝の創作だったり。映画の内容からずれました。個人的には良い映画だと思いますが原作の方が想像ができ色々な答えが出せます。

 人に好かれ、性格は優しいが親子で運営する仕事でもいい加減、そして妊娠した恋人にも駄目だしを食らう。そして大金の借金を抱えている42歳が主人公のドタバタコメディ。
 
若い頃精子提供ののアルバイトをしていたが、その遺伝子の子供がこの世に533人もいてその内の142人が精子提供者の身元開示を求める訴訟を起こされる。
 
その中の子供たちを訪ねて蔭ながら応援をしていくが借金の返済を攻まられその借金返済のため身分を明かした病院へ契約違反で訴え、勝訴するも子供たちに名乗り出れば勝訴のお金も出なくなり悩むが父親のアドバイスで名乗り出て行く。、、、、、、、、、
 
何だかあり得ない話ですがストーリーの進行に伴い段々話の中へ。そして最後はお約束のほのぼのハッピーエンド。私には珍しいカナダ映画、1時間55分、今日は少しはお客がいました。チネチッタ川崎。

19e235cf.jpeg6f2106e3.jpeg今年最初の映画は島根県隠岐の島の古典相撲を通じた家族愛の「渾身」、そして昼から「東京物語」此方も瀬戸内の島から東京で生活している家族とその島から来た両親との家族愛。
 
もう今年も20日が過ぎていますが映画を見ようと思いながら見に行けず一気に家族愛をテーマの重い映画をダブルヘッダーで見ました。
 
自然豊かな島根県隠岐の島へ戻った青年が20年に一度の古典相撲を通じ、家族とは?絆とはを訴える作品。島根県内を撮っている錦織監督、前作RAILWAYS49歳、、、は楽しく見ました。島根の自然の美しさは今回は特に強調されています。
 
東京物語は小津安二郎監督に捧ぐ山田洋二作品。兎に角内容もキャストも素晴らしい。東京と云う忙しい中での生活の子供たちと瀬戸内の小島で生活をしていた夫婦をすれ違う家族の心、一番頼りなかった二男と恋人がが親子の絆を繋いで行く感動の中で描いています。
 
共に家族愛、家族の絆とはがテーマの作品。隠岐の島の大自然と東京の狭くるしい、人情の消えるスピード感の生活。どちらも生きていく為に選んだ生活。「もう東京には2度と行かない。」橋爪功の言葉、私も他に故郷が有ればそう言いたい。どちらも男より母親の懐が広い。どちらもチラシには涙無くてはと書いてあるがハンカチは濡れなかった。

 
 朝一番の鑑賞で観客5名、相変わらずホームシアターでゆっくり見られました。川崎駅前のTOHOシネマズにて。
 
井筒監督作品で高村薫原作ですがかなり前の作品のようです。それを現代に戻して描いているので内容をそんなに変更できませんから今のサスペンスがデジタルとすればアナログの方式での泥棒ごっこ。
 
昔一時ハードボイルド、バイオレンス系を読んだことがありましたが、極端に言うと車、暴力、セックスとつまらなくなりその後は読んでいません。今回も過多な血を見る殺人、セックスなどだとつまらないなぁと思いながら見ていましたが、その心配はなくハラハラしながらいつの間にかエンディングロールになりました。
 
原作を読んでなく見ましたが井筒監督だから省いたのでしょうか、それとも原作に忠実だったのでしょうか。
 
大阪が舞台ですがなぜか見た事が有るなぁと思ったら東京大田区蒲田の商店街が撮影場所になっていたようです。これはエンディングに協力大田観光協会が出ていました。尤も一部だけでしょうが。埼玉の行田ののぼうの城も北海道で撮影といった事など面白いです。
 
西田敏行、浅野忠信、妻夫木聡など中々の流石の演技でした。
 

久しぶりの洋画です。内容を解らずアラン・ポーの名前だけで見る気になりました。この数年は推理小説は余り読んでいませんが、昔は圧倒的に推理小説ばかり読んでいました。
 
ストーリーはポー作品の熱狂的なフアンが最新作を書かないポーに対しての挑発するために殺人事件を起こし、恋人を誘拐し推理させる。史実とフィクションが混ざったサスペンスものになっています。
 
開始すぐ血が出る殺人場面で見るんではなかったと反省しましたが後は、血が出るような殺戮的ものはなくポーの小説を思い出しながら見る事が出来ました。洋画は余り見ないので俳優さんなどは未だ全く解らない。
 
もうすぐロードショーは終了するようで日本一集客の川崎チネチッタでも私と外国人アベックの3人の貸切ホームシアターでした。

b786ea1b.jpega74b35c4.jpeg埼玉県行田市にある浮き城と言われる忍城の実際にあった話に基づき、急遽城代になった成田長親の奇妙奇天烈な話。
 
天下統一の秀吉は北条氏の小田原城を落城せんと攻める。北条氏は関東各地の城主に小田原城籠城に参加するように通達。忍城も北条家の支城の一つで城主成田氏長は弟泰親と小田原城へ参戦。しかし裏では秀吉側に降伏を通達していた。
 
476c0d25.jpeg城代は城主氏長の伯父泰季だったが亡くなり、その子長親が務める事になった。しかし、長親は領民から「のぼう様」と云われるでくのぼうでした。忍城には石田光成が攻撃。その軍使長束正家の振る舞いに降伏するはずだったのが長親は宣戦布告をしてしまう。、、、、女性の力は強い。
 
狂言師野村萬斉主演で栄倉奈々、成宮寛貴、山口智充、上地雄輔、市村正親、佐藤浩一などが脇を固めているが全編萬斉色一杯。
 
一昨年2月に行田市の忍城に行った時、街を上げてこの映画のポスター、幟がはためいていました。秋予定が伸び春になりました。私は楽しみにして和田竜の原作も読んで今か今かと待っていました。
 
しかし東日本大震災がありこの映画は水攻めですのでまた延期となり先週土曜日からのロードショーになりました。
 
行田市は忍城の城下町ですが足袋、古代ハス、はにわ、古墳などが有名だそうです。しかしちょっと地味で映画に期待するのは解るような気がします。しかし、此処でもロケしたんでしょうが何故か北海道でのロケだったようです。 
 
 

 
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