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 今月は写楽、豊国などの役者絵に中国や天竺などの題材、国貞の美人図などを展示されています。

 

歌舞伎はどうも未だに良く解らない。浮世絵では着物にある家紋によって識別したり、得意の出し物によって、また絵師の似顔的な鼻の大きさ、目の大きさなどにより何代目まで解るようです。

 

石川豊信の初代市村亀蔵の椀久と初代中村喜代三郎の松山ですが衣装には久、松山などの漢字が見える。これで役の名前が解るようになるようです。そして家紋で役者が解る?また傘には紋所がさりげなく描かれてもいます。

 

今回の目玉になる写楽の作品は4点その内3点は寛永6年一気に蔦谷重三郎から出版された28点の内の3点。市川八百蔵の不破の伴左エ門重勝の細判。衣装には八がある。

 

蔦谷重三郎は寛政の改革で手鎖身代半減後、無名の東洲斎写楽をたった10ヶ月の間に140を超える作品を出版。その後写楽は消えたので謎の絵師と言われる。

 

写楽が登場と同じ頃に版元和泉屋市兵衛から若い歌川豊国が役者絵で大人気になる。以前は鳥居派だったが勝川派が役者の特徴を出した似顔表現になる。今回展示は上2枚が豊国下が一筆斎文調の作品「二代目市川高麗蔵の曽我十郎と5代目市川團十郎の曽我五郎」高麗蔵の高が見える。

 

中国物では左が葛飾北斎の三国妖狐傳、同じような題材で国芳が描くと全く違うような絵になる。


 

役者絵の歌川国貞の肉筆画「八代目市川團十郎の助六図」と江戸名所百人美女のシリーズが何点か展示。駒絵によって場所が解る。また駒絵は国貞でなく弟子が描いているようです。

 

お寺などに寄進される絵馬で重要美術品の鳥居清長の「矢の根五郎図額」古いお寺さんの絵馬堂には多くの今では美術品となる当時の人気絵師が描いている作品が多いが大体が保存状態が良くないものが多い。

東京国立博物館の浮世絵コーナーは展示点数は大体40点くらいで今の私には見やすい。1回ざっと見て人が少なくなったころあいにもう1度じっくり見てその後見たい物だけもう1度見る。

 

 

 

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