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楊洲周延没後100年の特別展で今月30日まで前期 10月6日より28日まで後期の2ヶ月に渡って豊洲のららぽーと内の平木浮世絵美術館で開催。先日の川崎砂子の里資料館も周延100年で美人画を中心としていました。
楊洲周延は余りにも沢山の浮世絵をシリーズとして出しています。有名なのが川崎砂子の里資料館にも展示されていました「真美人」「千代田之大奥」「東風俗福つくし」などです。この程度しか知りません。
平木浮世絵美術館では美人だけでなく江戸から明治になり風俗も新しいものが入ったり古いものとの折衷などをとりいれて文明開化、富国強兵の時代を比較しながら展示しています。
面白いのは幻燈写心鏡と云うシリーズで手前に大きく思っている事が描かれ、上段には幻燈で丸く映し出された心の模様が描かれています。夏の暑い日美人が金たらいで汗を拭いている。幻燈には海水浴をしている図が描かれています。この当時はまだ女性の水着がなくシャツを着て麦わら帽子で泳いでいます。
日光名所般若の滝 方等の滝では籠に乗った美人に一面の満開の桜の中の滝を駕籠かきが説明しています。手前で瀧を見物しているちょんまげの老人、散切り頭の若者と髪形だけでも新旧入り混じっています。
上野公園の夜景は初めての電灯がともっています。上野の不忍池では競馬が行われていますが実際より前に書かれたようで反対に回っています。日赤の看護婦の立ち姿、凛とした職業婦人の誇りを持っているように感じます。
子供勉強部屋なんでしょうか違い棚には洋書が並び、棚の上には西洋時計、脇には七福神の布袋様が描かれています。同じように着物を着てシルクハットをかぶった男性など。
また明治に書かれているのに江戸の浮世絵かと思う図など前期だけで148枚の浮世絵です。後期が161枚の予定になっています。全部で300枚。その内結構3枚続きもおおくあります。どうせならいっぺんに真美人36枚、(その他に色違いなどもあり)、福つくしも全部いっぺんに見たかった。
この美術館の所蔵作品はとてもきれいな保存状態です。そしてちょっと安っぽく感じるのは明治の浮世絵は絵の具が科学で作ったものだからでしょうか。
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