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この一年位リニュアルで閉館していた五島美術館、改装、増築を施し10月20日からオープンしています。場所は東急大井町線上野毛駅から環八を渡って少し奥へ入った住宅地の一角にあります。
 
お経巻物、有名人の書を切ったものを貼り込んで装丁したもの、国宝の源氏物語絵巻が出展しています。今回はこの源氏物語絵巻を目的にお邪魔しました。此処でも以前に見た記憶もあり、名古屋の徳川美術館でも一度見ています。
 
源氏物語は平安時代の藤原道長の娘、中宮彰子(しょうし)に仕えた紫式部の光源氏を主人公にして平安貴族の世界を描いたものです。絵巻はその源氏物語を百数十年後に書かれたもので現存する日本の絵巻の中でも最古の作品とされています。
 
五十四帖の各帖より1~3場面を絵画化し「詞書」(ことばがき)と絵を交互に繰り返す形式です。尾張徳川家が3巻、阿波蜂須賀家が1巻所有していたようで蜂須賀家の物が江戸末期に民間に流失したようで現在は五島美術館が所有(4場面)
 
鈴虫一、鈴虫二、夕霧、御法(みのり)ですが時代が経っていますので殆ど解らない、黒くなっている絵です。その為加藤純子氏による復元模写の絵が隣り合わせで展示されています。
 
レントゲン検査・顔料の化学分析などにより細密に描かれていますが今度は明るすぎて失礼な言い方をすると素人には何だかありがたみがなくなるような絵になっています。
 
この美術館は庭が広く庭園内には幾つかの茶室、休憩場、古墳などが点在し散策も出来ますが今回は中庭だけの開放になっていました。秋の気配が迫る気持ちの良い一日でした。
 
来年三月まで各時代に沿って毎月のように展示が行われる予定になっています。
http://www.gotoh-museum.or.jp/
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