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35c011cf.jpeg3月23日まで川崎砂子の里資料館で開催中。師匠の豊国をなのるが兄弟子が2代で国貞は三代と称される。同じように娘婿の国政も2代目国貞から国貞没後三代豊国と名乗るも四代豊国になる。
 
国貞は役者絵と云うより美人画として有名で江戸名所百人美女100枚,雙筆五十三次(国貞が人物、風景は広重)広重と別に東海道五十三次など多くの作品を残している。一番描いたのではとも言われている。
 
今回は蛍狩 江戸ッ子揃、春遊十二時、当盛見立三十六花撰、五行ノ内の各揃い物が展示されています。今回の物は初めて見るものばかりです。
 
b2d6ca4a.jpeg春遊十二次は花魁の12時間を描いたものです。面白いのは国貞だけでなく大きめの駒絵を弟子に描かせています。子弟共作の面白いものです。
 
当盛見立三十六花撰は歌舞伎役者絵で役者が扮する役柄にいわれのある花を駒絵に飾っています。中村芝翫の信田の狐には葛の花、熊谷直実には陣前の梅、小林の朝比奈には別荘の福寿草、河原崎権十郎の花川戸助六には江戸桜、片岡仁左衛門の毛谷村六助には門出の椿など歌舞伎が良く解っていないので何でこの絵となってしまう。
 
0547d176.jpeg87de843f.jpeg五行ノ内は木・火・土・金・水で中国の古代思想、自然哲学でこの5つの元素で万物はなっていると云う考え方。木は葉や花が覆い樹木が成長発育する。春の象徴。同じように火は炎が元で、灼熱の性質を表す。夏の象徴。土は万物の育成、保護を表し季節の変わり目の象徴。金は収穫の季節で秋、水は泉から湧き出て来て命の泉、胎内と霊性を兼ね備える性質で冬だそうです。全く良く解りません。
 
最初の蛍狩の5枚、五行の5枚、花魁の十二時の12枚、そして当盛見立三十六花撰は目録を入れて37枚と中々見応えのある展示です。今回は本図より駒絵を楽しみました。贅沢を言えばもう少し明るければ。


どうも写真は全部私と同じボケでした。
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残念ですね!
3月末で閉館ですか、残念ですね!
場所も以前とは違うようですが、こればかりは母体の会社が元気で、かつ思い入れがないと継続できませんね。

誰かいいスポンサーがいるといいのですが、米国のようにはいきませんね^^;
asktaka 2013/03/10(Sun)18:16:01 編集
Re:残念ですね!
asktaka様
今晩は
私も現役ならちょっと口出しして台場、百貨店あたりに場所を確保したんですが。
日本を代表する作品を、それも質の良いものを持っているんですが、残念ですね。
今日行って来ましたが、場所が場所でお客も少なく可愛そうな位でした。

まず商売としては成立はしませんから、母体会社の無いこの財団は無理でしょうね。
今はとりあえず、探してはいるようです。
【2013/03/10 20:22】
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