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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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今日も30度は行かないという事ですが湿度が高いということで節電を兼ね午前中から家を脱出。川崎で大鹿村騒動記を見てサンマーメンの昼食後ホテルニューオータニの美術館へ行きました。

川崎の映画の後は川崎の違うお店でサンマーメンを食べてます。でも今だ良く解らず。川崎はサンマーメン、蒲田は餃子が有名。

7月中旬から8月28日まで大谷コレクションの相撲錦絵の世界を開館20周年記念として大判三枚綴りを中心に60点展示しています。場所柄と時間的にお客様は少なくゆっくりと見ることができました。

今回は浮世絵版画ですが此処は肉質画が多く所蔵されているので有名です。今回のタイトルとしては1、取り組み、2、横綱土俵入り、3、相撲部屋、4、力士勢揃い、5、見立て、6、お抱え力士、という構成です。

相撲錦絵は相撲博物館で少しづつ展示されていますがこれだけ多くの浮世絵を見たのは初めてです。浮世絵は当然何枚もありその時期により色が違ったり場合によっては人が消えたり背景が違ったりします。同じ絵を何回か見ているものもありますがその瞬間は全く思い出せません。

今回の力士では谷風や小野川は何枚もありますが目だったのは秀ノ山(秀の山)の枚数が多かった。興味があったのが「大日本大相撲勇力関取鏡」落合芳幾の作、ぱっと見は相撲の絵番付かと思うような図です。内容は神話の時代から相撲の歴史を彩った力士達を一同に描いています。

右上には日本書紀に登場する相撲の始祖野見宿称之命と当麻蹴速之命がにらみ合ったり源頼朝の御前で相撲した河津三郎、候野五郎?がまだ戦っていたり初代の横綱とされる明石から境川までの江戸時代の活躍した力士達の図です。

もう一枚は相撲部屋の図で「東共同稽古場之図」です。相撲部屋を上から俯瞰した図になっています。土俵では西ノ海を中心として稽古をしていて、中央上段では小結一ノ矢が若い衆に汗を流させていてその下には高砂親方が床を背に式守伊之助たちと話をしています。また、左下には阿武松がキセル片手に火鉢に当たっています。西ノ海、小錦、大達?、一ノ矢など高砂部屋の人達です。何代目か解りませんが高砂浦五郎、高砂浦右衛門(こういう名前の人もいた。)は姫路藩のお抱えだったんですね。

大変勉強になりました。時間が出来れば再度行く予定です。
次回の9月3日からは葛飾北斎の富嶽36景とリヴィエールのエッフェル塔36景だそうです。富嶽三十六景全46点が展示されるそうです。同じ9月から平木浮世絵美術館では東海道五十三次(保永堂判)が展示されます。

ニューオータニ美術館
http://www.newotani.co.jp/group/museum/index.html


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