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このところ寒さが身にしみる。寒くなると鍋と思うがまだ早いかなぁとも思う。

鍋と言うと寄せ鍋、カキの土手鍋、もう少し簡単に湯豆腐、そしてちょっと豪華にふぐ、でも長くなった付き合いのちゃんこもやっぱり冬の風物になる、

現役時代の一ノ矢君(現高砂マネージャー松田さん)のちゃんこ、何度無理して作ってもらったか解らない。一度は伊豆長岡まで100人前を作りに来てもらった事もあった。勿論一人では無理で呼び出し邦夫にも来てもらいその日の宴会後に三島まで送り東京へ門限前までに帰宅してもらったこともあった。

一ノ矢君の今日の高砂部屋にはチャンコについて書いてある。以下は一ノ矢君のちゃんこについてです。

なぜ“ちゃんこ”というのかは諸説あるが、ちゃんこの「ちゃん」はお父ちゃんの「ちゃん」、「こ」が子どもの「こ」で、お父ちゃんと子ども、すなわち親方と弟子とで一緒に食べるから〝ちゃんこ”というようになったという説がいちばんわかりやすい。ちゃんこが鍋主体になったのは明治時代、常陸山の出羽海部屋が人数が増えすぎて、経済的かつ調理的に効率のよい食事として鍋をつくるようになったのが始まりだそう。

昔は(明治、大正の頃か?)四つ足(牛や豚)は手をつくことを連想させるといって嫌われたそうで、魚か2本足で立つ鳥のちゃんこが主だったようである。最近は魚よりも肉主体だが、九州場所に来るとアラ鍋が何度かあるし、場所の初日のちゃんこはゲンを担いでソップ炊きにすることが多い。

ちゃんこ鍋というと、ちゃんこ屋さんの肉や魚や海老に野菜と、具だくさんの味噌味か醤油味の寄せ鍋風を連想する方も多いと思われるが、部屋での鍋は、野菜や豆腐、コンニャクなどの副材は多品目入れるが、メインとなる具材は、豚なら豚、魚なら魚と一種類になることが多い。その方がいろいろな種類の鍋を作れるからで、豚肉だけでも味噌味、醤油味、キムチ味、すき焼き風、ポン酢といろいろな味付けで食べるし、鳥肉や牛肉でもまたさまざまな食べ方をする。

魚のちゃんこをすることは昔より減ったが、地方場所に来ると魚の差し入れも多いので、魚のちゃんこの機会も多くなる。九州場所名物のアラ鍋、アンコウ鍋、金目、鯛、大阪場所でよく差し入れのあるブリをしゃぶしゃぶで・・・ポン酢で食べることが多いがそれそれ違ったおいしさがある。イワシのちり鍋も10年ほど前はたまにやったが最近はほとんどやらなくなった。イワシはつみれにしてさっぱりした醤油味で食べても最高にうまい。

季節によって作る鍋を変えるのですか?と聞かれることもあるが、基本的には変わりなく、差し入れをいただいた材料や飽きないようローテンションでチャンコ長が鍋の種類を決める。アラ鍋などは今の季節しか食べられないちゃんこではあるが。魚は全般的にそうだが、豚や鳥、牛もポン酢で食べることは一年を通して多い。今は大根おろしと薬味ネギに市販のポン酢だが、入門した頃は酒石酸(しゅせきさん)を醤油と鍋の出汁で薄めたポン酢であった。

今日も帰りは寒かった。九州から帰ったら(まだ始まってないが)一ノ矢君に作ってもらおう。寒い日はちゃんこ鍋だ。それにしてもアラ鍋は一度食べてみたい鍋だ。
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感激!アラのちゃんこ。
今から24年前、父と九州場所の高砂部屋の宿舎に初めて訪問した時、「伝説のアラのちゃんこ」を部屋でご馳走になりました。

噂には前々より聞いてはいたものの、父も初めてで、5代目・高砂親方(第46代横綱・朝汐)が父に「社長、今日アラの差し入れがあったので食べてって下さい」…と。

あの時の感激、今でも忘れません!
アラちり、アラの塩焼き等々、そして最後にご飯に明太子を乗せて、アラのちゃんこのス-プをかけてお茶漬けの如く…!
最高でした!

アラはクエ科の魚で、1匹1匹を釣る魚。
仲卸しでキロ約1万円位、100キロ位の大物もあるので、100万円位するものもあります。

捨てるところは全く無く、全部食する事ができます。

1年納めの九州場所滞在期間中に、その部屋にアラの差し入れが何匹あるかで「その相撲部屋の隆盛がわかる」と言われたものです。

最近では、その差し入れも少なくなったらしいですが、折角高級魚・アラを差し入れしても「ちゃんこ番」が、さばけない…と、差し入れ側が嘆いていました。

昔は、部屋付きの親方衆が、いつもは外で食事をするのに、アラの差し入れがあった時には、ちゃんこを囲んだほどです(笑)。

私もそれから暫く毎年、アラを食べに九州場所へ行ったほどでした(笑)。

「元相撲豆博士のアラのうんちく」お許し下さい。
パパリンさんも是非!
ハギさんです。 2009/11/06(Fri)16:53:35 編集
Re:感激!アラのちゃんこ。
>ハギさん
>今から24年前、父と九州場所の高砂部屋の宿舎に初めて訪問した時、「伝説のアラのちゃんこ」を部屋でご馳走になりました。

 そうですか。美味しそうですね。一ノ矢君からは時に触れ聞いています。高砂部屋は今でも3~4回は差し入れがあるようです。30Kから40Kとか言っていました。今は中々獲れないようですね。

 まぁその内たっぷり時間が出来るでしょうからその節は行きたいですね。
話が変わりますが芝浦の食肉市場内の会社と取引ありますか?ご紹介できますが。
【2009/11/06 21:22】
アラ鍋その他
松田氏の話によると、今でも九州場所中にアラの差し入れがあるようですね。残念ながらまだアラのちゃんこはいただいたことがありません。

ただ以前博多によく仕事で行っていた時期があって、クライアントに連れて行ってもらったお店でアラ鍋を何度かいただきました。一人で行った時には、一人で鍋も味気ないですから刺身や焼き物、煮物などを注文します。店のご主人はどう調理しても美味しいといいますが、私はお鍋がベストで次に煮物ですね。刺身は鰆の刺身のように身が柔らかく、私には今ひとつです。そうそうこの店の自家製の明太子は絶品です。

この店は「あまのや」といって武蔵川部屋の関取が場所中はよく来ています。武蔵丸、武双山(現藤島親方)をはじめ雅山などが元気なころは、みんな揃って壮観でした。ここだけの話ですが、武双山はよくこの店のご主人たちと場所中に徹夜マージャンをやっていたそうで、意外とその翌日(というか当日?)は勝ったそうです。最後はゲン担ぎも効かず引退したようです。

クライアントと一緒のときは勘定はあちら持ちですから知りませんでしたが、一人で行ったり、連れと行くと当然自腹ですから相場が分かります。大体一人あたり、数寄屋橋の次郎あたりの東京で最も高い部類の寿司屋の値段ですね。

しばらく博多に足を踏み入れていないですが、玄界灘のお魚も美味しいし、やはり行くのであれば冬がいいですね。長崎も美味しいものをいただくには市内か、安くてお魚が美味しい平戸でしょうね。
asktaka URL 2009/11/07(Sat)11:02:02 編集
Re:アラ鍋その他
>asktaka様
みなさんアラ鍋食べているんですね。私は今だ食べていません。一ノ矢君の話ではチャンコの最高だといいます。

まぁ生きていればその内戴きます。そのほうがより旨く感じるでしょう。
値段は、高いでしょう。ただ、銀座次郎というおすし屋さん、私は初めて聞きました。K1万ですから原価から考えれば3倍ですから。
【2009/11/07 19:57】
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