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6d1eb519.jpega2318c29.jpeg江戸東京博物館では開館20周年記念企画として常設展示室で所蔵する広重の東海道五十三次を展示、2月9日から3月6日まで開催中。入館料600円。
 
江戸東京博物館は両国国技館の後ろと云った位置に、変わった大きな建物です。1階は企画展用のスペース(現在尾張徳川家の至宝展)5,6階は常設展で大きな模型を展示して空中に日本橋が渡れ、下には江戸の町、歌舞伎中村座など、江戸の暮らしとして大名屋敷、武士の生活、町民の生活、商人の生活、江戸の四季、盛り場、祭り、文化、工芸、そして明治の文明開化の東京ゾーンなど多くのゾーン分けに資料もありますが、一目で解る模型や浮世絵、版画で展示されています。
 
まだ写真が一般的でなく絵や浮世絵などが当時の生活を良く伝えています。そんな中、展示室で広重展が開催。売りは55枚一挙展示です。この数年で何度も見ています。ただ、江戸東京博物館での展示はどういう物が出てくるか楽しみで行きました。
 
8894a15e.jpeg4888ec92.jpeg6197d4e7.jpegeb33d472.jpeg江戸東京博物館所蔵は後摺りの物が多いようです。蒲原、丸子などは後摺りのようです。今回は展示が有りませんが余りにもこのそろい物が売れ初摺りと全く違った変わり絵的なものもあります。有名な所では最初の日本橋などは一目瞭然です。
 
a0d770c8.jpeg23439808.jpeg珍しかったのは旅に出る為の道中手形です。当時はお伊勢参りや善光寺詣り、富士講などを目的にして一部の人たちが旅を楽しんだようです。箱根関所は入り鉄砲出女など厳しい詮議があったようです。名主からの紹介手形と思っていましたが、箱根は確かに名主からの紹介状ですが、お寺の住職からの証明された紹介状も展示されていました。
 
その他に広重の遺言状は話だけ聞いていたり読んでいますが、実物は初めてみました。あれだけ沢山の作品を書いていますがお金には困っていたようで、住んでいる家を売り、借りているお金を返済してほしい。画材や残った絵などは弟子に分けてほしい。2代広重には面倒を見て貰ったので脇差1本上げてほしい。自分の葬儀は適当に頼むといったものです。北斎しかり広重も晩年はお金に困っていたようです。

 
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