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881e809a.jpg川崎宿にあります「川崎・砂子の里資料館」館長の斎藤さんが収集した浮世絵を川崎宿の町起こしの拠点にと自宅を開放した小さな浮世絵の私設美術館です。
 
今年は5月から日仏文化交流の一環でロートレック美術館で浮世絵美術展を開催、開館11年になり海外にはアメリカのボルチモア市についで2回目になります。
 
今回は新発見の広重の肉質画「武蔵多満川」が初公開されています。その他に正月ですから「干支と北斎・広重展」です。北斎19点ですが今回の展示で「琉球八景」は初めてみる浮世絵です。
 
4c24b18e.jpg琉球八景は、冊封使が中国皇帝への報告書としてまとめた『琉球国志略』が江戸でも刊行され、その中にあった挿図「球陽八景」を元にして、葛飾北斎が描いたと考えられています。

江戸の人々はこの版画を眺めながら、遠く離れた異国・琉球の情景に思いをはせていたのでしょう。しかし、船も家も沖縄(琉球)の家でなく海辺の日本の普通の家のようで想像して描かれたものだったからしょうがないのかも知れません。今だったらこんな風景は描けないでしょう。

ffe433b5.jpg広重は2代を含め30点、東海道五十三次、下段に東海道で生活する人、旅人などを大きく描いています東海道五十三次細見図会も私は今回初めて見ました。

その他に干支にちなみ北斎の「冨嶽百景2編登龍の不二」、広重「雲龍図」安田靫彦、小林抱牛、川端龍子、狩野典信などの掛軸画全部で61点。北斎、広重の雪月花も展示されています。

この所、雑誌やテレビに登場する斎藤さん益々お元気のようです。展示会場は狭い所ですが多くの人に見てもらい、現代の川崎宿のキーステーションになればと無料で開放されています。
今回の展示は28日まで。次回は2月6日からです。京急川崎駅から海側へ少し行った川崎宿の真ん中です。川崎へお見えのついででも見る価値のある浮世絵があるはずです。
 http://www.saito-fumio.gr.jp/

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