忍者ブログ
美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 

薄曇り、夕方の河川に小さな船を漕ぐ舟と変わった橋の構図。周りはうらびれた家屋の中、静けさだけが伝わる絵画です。

 

この風景は橋は別にして数十年前に私の周りにも見られた光景です。蘇州と言われなければ日本の風景で通ります。

 

暗い絵ですが掛けても他の邪魔にしない絵画という事で好きな絵です。好きと言いながら飾ってはいませんがその内飾ろうと思っています。

 

鎌田氏は大田区在住の画家と言う位で全く存じません。独立美術協会、女流画家協会に所属しているようです。

PR

 

昨年夏からしばらくの間1階隠れ家を改装する為、中の荷物や家具などを整理して大工さんにお願いしました。大した工事でないので大工さんの都合の良い日という事でかなり長く待たされました。

 

その間、月に1,2点購入していた絵画は止めて、見ると買いたくなりギャラリーめぐりも抑えていました。秋には工事は終わりましてまた少しづつ購入しています。

 

今回の絵は昨年大田区在住作家美術展のオークションに出ていた絵画です。作家さんも知らないのですが路面電車の線路と冬の落ち着いたヨーロッパの風景という事で結果購入したものです。

 

ウイーン市電はありますがこの絵の中では架線がないので、意識的に外したのか廃線跡?なのかと他に妄想が行ってしまいます。

 

今、時期的に合いませんが見ていて落ち着きがあり他の物を邪魔しないたたずまいが良いです。

791ea834.jpeg昨年10月にも載せた風の画家と言われる中島潔氏の二作品目。
独特の童の絵で、今回は得意の題材紫陽花が描かれています。画家の意図は良く解りませんが見ているとほのぼのとします。
 
子供の頃、運動会・遠足の前日にてるてる坊主を作ったりした事、そしてあめ、あめ降れ降れといった童謡が懐かしく思い出されます。音楽の好きなおしゃれな人は雨に唄えばになるんでしょうか。

2174f06f.jpeg寒い時は早く暖かくなればと思い、暖かくなり、暑くなれば、あぁ一雨降ればと思い、降れば降ったでじめじめしてうっとおしいと人間の欲望は限りがない。

125df184.jpegその点、子供はその時その時を楽しんでいるように思います。歳をとると子供に戻ると言いますが心は今すぐでも戻りたいです。現在玄関に飾っているこの絵を見てそんな事を願っています。

 
8d293156.jpeg色紙で画家ふる里の桜島を水彩画で描いています。水彩画は個人的に柔らかなタッチで好きです。
 
白煙を上げる桜島に穏やかな錦江湾、一艘の船の航跡、手前の街並など何と云う事がない風景ですが落ち着きます。2年前銀座のギャラリー枝香庵東日本大震災チャリティ展にて格安購入。
 
先月、今月の絵はどうしたと友人から言われ、はっと気が付きました。実は、リトグラフを別の骨董市で買った額縁に入れようとして誤って硝子を割ってしまって其のままになっていて旅行へ行ったりしていつの間にか忘れていました。友人の中にはこんな絵も見ている人がいるんだと。本来今月に載せようと思った絵を下段に割ってしまいそのままのリトグラフを載せます。
 
bbd68e1f.jpegea498852.jpegこの上の絵は現代童画会 後藤英雄氏のリト、題名「ステージ」8/100 夜見ると気味が悪そうですがパット見で購入してしまいました。


桜島の絵の富田文雄氏の履歴
1934 鹿児島県生まれ
1957 鹿児島大学美術科卒業
1985 文化庁芸術家在外研修員(インド)

◆コレクション
PL教団(大阪), 千葉県立美術館, 小品版画美術館・ ベルウェルツ美術館(ベルギー)
カンビナス美術館・フェデラル現代美術館・リオデジャネイロ州立大学・国際現代美術館(ブラジル)
天津美術学院・塘沽博覧館(中国), 西ドイツアートユニオン(ドイツ), ユニバーサル美術館(エジプト)
パリ国立図書館(フランス), ブロンテ美術館(イタリア), スコピエ国立美術館(ユーゴスラビア)
ビトム国立美術館・クラコー国立美術館・マジヤネク州立美術館(ポーランド)

◆出品・受賞
1968-76 モダンアート協会展
1976,77 ノースウエスト国際版画小品展(アメリカ)
1980,83 フレッヘン国際版画トリエンナーレ展(西ドイツ)
1981,82,84 カダケス国際版画ミニチュア展(スペイン)
1982,90 韓国国際版画ビエンナーレ展(韓国)
1985 カーボ・フリオ国際版画ビエンナーレ展(ブラジル)
 他多数国際展出品



77ccd19d.jpeg何となく悲しさをもった青の風景、明るい静けさをもった青の世界,追憶の中の青、そして生きるための躍動の青。
 
この作家の作品には青が多い。日本人が好きな広重ブルーやフェルメールブルー、杉山寧のブルー、友人が死んだ後のピカソブルーとはまた違った青です。作品としては重い何となく暗い精神を思わせる、個人的には好きになれない絵が多い。絵からは紺碧の海、ぬけるよな青空には晴朗さを感じない。
 
それでも何か私を引きつける、迫ってくる物が有ります。最初に見たのが銀座の枝香庵という画廊でした。暫く見ていたからかオーナーからどうですかと勧められるがその時の絵はオーバーに言えば何か私を地獄へ引っ張られるのではと思う様な感じがしました。
 
c9700ed3.jpeg描かれている絵は勿論地獄ではなく窓辺に花束、全体が青の基調で私には病院の冷たい雰囲気で人が亡くなった後の追憶に感じました。それ以降、井上よう子と云う名前が頭に残っていました。
 
20db08ae.jpegこの作家は子供が3人いる50代の作家で大学の講師をしながら絵を書いているようです。人間生まれてから様々な生い立ちがありますがこの人の画集を読んだから余計そう思うのかもしれませんがただ花瓶とビー玉の絵ですが何か迫ってくる感じが有ります。
 
何点かの絵の中でまだこの絵(輝ける朝の・・・)がまだ前の絵に比べれば寂しさ、重さを感じなく、落ち着きが有り心和ませる感じがしました。死への追憶から生きるへの青に変わったような気がします。隠れ家では下では、そして目線だと、という事で壁の上部に飾っています。
3549276e.jpeg75f2d567.jpeg9587b9ce.jpeg
 
井上よう子画集から。
井上よう子氏HPhttp://www.yoko-scene.com/

 
da9f1409.jpeg昨年秋の「さとやま夕暮れ」に続く須貝秀和氏の「スケート場遊び」の小品です。アクリル絵の具で細かく描かれています。
 
絵の技術とか作品の完成度等は解りませんが、個人的に好きな絵です。今はほのぼのした絵やぱっと見で好きな絵か今の気分ではと云った単純な発想で選んでいます。
 
須貝和秀氏は兵庫県明石市で活動している作家で、昨年末銀座のギャラリー枝香庵で行った整理券を出した「島田一男」展の島田氏、そしてこの須貝氏と神戸のギャラリー石井で見出された画家です。
 
まだ30代の画家ですが現在も毎日新聞夕刊、毎週木曜日「帰りたい」挿絵、掲載中です。ほのぼのした近くにはスケート場はないのですが何となく昔の情景を思い出すような絵です。
 
f60bbbcc.jpeg4d3bd4c2.jpega842498e.jpeg鏡のようなリンクに少年が並んで滑っている所へ目が行きますが、良く見ると転んでいる少年(昔の私か?)心配そうな友人、そして奥にはシーソーをしている子供、学校の奥は大きな白い山、手前の木々と小さい画面の中にいつの間にか自分の少年時代が入り込んでいきます。

彼の作品は此れで2点目ですが彼の絵を集めるのでなくこういった雰囲気の絵が今は好きです。新聞の挿絵で大分絵があるようで画集も発行されるようです。
 

 
ae6c2134.jpeg元旦の夜、ないし2日の夜に七福神の絵を枕の下に置き、良い初夢を見る。今年最初の運勢を占う庶民の一寸した楽しみでもあったようです。

一富士ニ鷹三茄子とこれらが夢の中に出てくれば縁起が良いとされています。悪い夢の場合はこの絵を翌日、川に流すようです。

また宝船には「長き夜の疾うの眠りの皆目覚め波乗り船の音の佳き哉」(なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな)という前から後ろからも同じ回文になっています。

最近はこの七福神もしっかりした額に入り高額になっている物も発売されています。上の宝船の絵は浅草の長尾版画匠の作品ですが手頃な額代の版画です。
c3b74acc.jpeg
この絵は浅草の老舗の天麩羅屋さんで暮に配っていた宝船の絵です。

今年もいつもどおり運動不足解消の七福神巡りをしたいと思っています。
c658b60d.jpeg
 
星とたんぽぽ  金子みすず

青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
星のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬけれどもあるんだよ。

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきにだァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬけれどもあるんだよ。
 
ac46ea81.jpeg東日本大震災後毎日何回も流れていたCMの変わりの金子みすゞの詩。
今年の春、銀座のギャラリー枝香庵での「物語の中の主人公」展で購入。タイトルは同じ「星とたんぽぽ」。先月の絵の樋口大寒さんのスプリングフィールドのきつねと同じ企画展です。
 
作家とは会っていませんが千葉にお住まいの若い渡辺絵美里さん。作家のコメントは、「昼間の星とたんぽぽの根は見えないけど存在すると言う詩ですが、その時は無駄じゃないかと思った経験が、幸せの種になる事はよくあるみたいです。」
 
もう12月で今年も終わりですが人にも見えないものとして夫婦愛、母の愛、友情、やさしい気持ちなど。そして自然も社会もちょっとづつですが来年には希望の根がもっと根付いて花が開けばと云う気持ちで今月の絵にしました。
 
アートのソムリエ山本冬彦氏の影響で私でも買える若い作家さんの絵を購入しています。そのお裾わけで若い人の絵が売れ、私も少し心豊かになればと思っています。

 
ac196282.jpeg5ee5f2da.jpeg絵本画家の樋口大寒さんの「スプリングフェールドのきつね」というシートン動物記の題材です。

お読みの方はお解りですが話の内容はきつねの親子が森に住んでいて村の鶏がなくなりそれはきつねに食べられているからときつね退治になり1匹だけ生き残り鎖で繋がれます。母親は毎晩餌を持ってきます。そして助ける方法として最後に子供へ毒餌を与えて鎖から解放するという悲しい話です。

シートンの動物記を知らなくても親子が互いに見つめあっている図に親子愛、母性愛が感じられます。ほのぼのとした絵です。

今年の春のギャラリー枝香庵での「物語の中の主人公達」というテーマで多くの画家の作品が展示されていた1枚です。本当は別の絵が良かったのですが、わざわざ仙台から前泊して1番で来ていた方が先に購入されました。

個人的に気に入った2番目がシートンのスプリングフェールドのきつねでした。玄関に飾っていますが気に入った1枚です。

樋口大寒さんのページ

d4dbeecb.jpeg風の画家と言われている中島潔氏、私より少し上の独学の画家、旅情あふれる日本の四季をほっとする小さい頃何処にもあっただろうと言うような風景を描く人気の作家です。
 
NHKのみんなの歌でのアニメが多くの人に親しまれています。現在は金子みすゞの世界を描く「大漁」など清水寺の成就院の46枚の襖絵を完成。是はNHKにも取り上げられた。日本画の伝統とは無縁の人が歴史ある名刹の襖絵を書くのは全く異例だそうです。

49e45ac2.jpeg今月の絵はただ子供が紅葉の森の中でブランコに乗っている絵です。小品ですが私には何となく懐かしくほっとします。
 
難しい事は解りませんが絵を見るとほのぼのとします。私はそれで良いと思っています。
中島潔氏HP
http://www.nakashimakiyoshi.com/




NHKクローズアップ現代http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_2897.html

[1]  [2]  [3]  [4]  [5
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
最新コメント
[09/23 大町阿礼]
[04/17 aibiki]
[04/16 aibiki]
[04/15 aibiki]
[04/14 aibiki]
プロフィール
HN:
パパリン
性別:
男性
趣味:
なんでも収集
ブログ内検索
アクセス解析
パパリン日記 今月の絵 Produced by パパリン
黄昏 Designed by ブログテンプレート がりんぺいろ
忍者ブログ [PR]
free pictures