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17293fd3.jpeg来年生誕130年を迎える川瀬巴水の前年祭の展覧会が馬込の大田区立郷土博物館で今月24日迄開催されています。また上野の松坂屋でも11日まで川瀬巴水展が開催、横浜美術館での「はじまりは国芳」からの中でも巴水の作品が展示されています。また銀座8丁目の渡辺版画舗の小さなギャラリーでも展示、カレンダーなどの販売も行われています。
 
ちょっとした来年に向けたデモストレーションでしょうか、色々な所で開催されています。川瀬巴水は、版画活動39年のうち31年を大田区で行われ、大田区で亡くなっています。生涯に約700点の作品を残しているそうです。平塚運一、棟方志功などのように海外で評判を博しています。個人的には夜景、雪の景などが好きです。全国の風景を描いていますが大田区内の風景も数あります。
 
歌川豊国―国芳―月岡芳年―水野年方―鏑木清方―川瀬巴水という流れになります。明治以降の浮世絵は衰退の一途で浮世絵の復興、近代化で渡辺版画を中心とした昔ながらの版元、絵師、彫師、摺師といった従来の分業による制作をする新版画の代表の絵師の一人です。
 
cf4ef1fe.jpeg同じ版画でも自分で絵を描き、彫って、摺るという全部を自身がやる創作版画と呼ばれるものもあります。版画の世界には浮世絵の流れ、日本画、また西洋画からの画家が参加していて新版画だったり創作版画をしたりと区別が付かない所もあるようです。

また木版画、石版画などもあります。現代はリトグラフという印刷が主になってもいます。
 
博物館の展示は90点以上あり昭和初期から中期まで作品で面白いのは試作数点から販売する決定版まで展示されていたり、摺り方による夜、昼になったりの展示、初摺、後摺の展示、木版の摺りの順番による作品の展示(10枚、実際は30回の摺り)。
 
同じ時期に同じ場所の版画を構図違いで版元を変えて出版したりと普段見られない作品があったり浮世絵にある遊びとして自身を作品の中に描いたりと見応えのある展覧会です。
月曜休館、入場無料。大田区南馬込5-11-13 03-3777-1070

 
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