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今月の浮世絵は6月17日から7月13日までで七夕や蛍狩り、夕涼みなどの夏の風俗、日光の滝を描いた図、広重の魚など涼を感じる季節感の作品です。

 

最初に肉質画で東川堂里風筆の「遊女立姿図」、絵自体はこの様なスタイルは単純な私は遠目からでは菱川師宣の絵と思ってしまう。また東川堂里風という絵師の名前も初めて知った。とても素敵な絵です。

 

その菱川師宣の浮世絵は墨摺絵で初期の作品でしょうか。「よしわらの躰」と言うタイトルで客引きが通りすがるお客の袖を引いている。侍は深く傘を被り素知らぬ風。武士は食わねど高楊枝でしょうか。

夏と言えば行水?タイトルは風呂鳥居清満の紅摺絵

石川豊信の「佐野川市松の久松」は重要美術品、幅広の柱絵判、そして後から色を入れた紅絵。

「七夕の短冊を書く美人」は鈴木春信で彼が考案した多色摺りは色鮮やかで以降多色刷りは錦絵と呼ばれる。
美人画と言えば喜多川歌麿で写真は「腰かけ美人」


鳥文斎栄之の「蛍狩り」蛍の照らす色でなくそのままですから何だかアリみたいな感じに見えます。栄之と言えば旗本で立姿の美人画、未だに鳥居清長と区別が出来ない。

広重の不二三十六景大江戸市中七夕祭、同じ広重の茄子と鯒、この時期は鯒の刺身が旨い。中々釣れない魚で刺身にするのも骨があり少々面倒だなんてこの絵を見て思い出した。

 

溪斎栄泉の日光シリーズの滝、華厳の滝、裏見の滝などですが風景画では広重と人気を二分したようですがこの図は?

 

奥村政信の「両国涼見三幅対」細判3丁掛と言う珍しいタイプ。大判2枚で済むところですが。

その他に物干し、蛍狩り、七夕祭などが展示されています。行くたんびに初めてという物があり刺激を受けます。
 

 

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