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9cf26a14.jpeg足利フラワーパークのお土産で購入した最中。足利市で創業100年を超える老舗の和菓子屋さん。古印最中以外にも同じ印を押した瓦煎餅もあります。
 
最初にこのお店を知ったのは相田みつを美術館へ行って「おかげさん」の図録を購入したした時です。中々足利には行けませんが何処かデパートでと思って見ていますが気が付かずのままでした。
 
此処のパッケージというより包装紙は足利出身の相田みつをが売れない頃アルバイトで描いた包装紙です。
 
足利市は日本で最初の学校として有名な「足利学校」の長印、新田氏、足利氏の古刹「鑁阿寺」(ばんなじ)の印、明治画壇の田崎早雲の落款などを最中の種に記した最中です。餡は沢山入り持った感じも重く、とても甘く時代を感じさせる風味です。個人的には好きです。
 
図録おかげさんの最後に相田みつを自身が書いている文章を少し長くなりますが。


裏見返しにおさめた書は私の住んでいる足利市内にある和菓子の老舗「香雲堂本店」の古印最中の栞として使われていることばです。香雲堂さんは、もなか1つで全国的に有名になりました。

これは若い頃の仕事ですが、当時は専門の染色釜もかまどもありません。庭に安物の素焼きのかまどを置き、その上に古い飯炊き釜をのせ、女房の実家の材木屋から貰ってきた木の屑を燃やして湯を沸かしたものです。

道具がなくて、技術がないんですから何枚染めてもダメ。失敗の連続でした。最後は立ち上る湯気に手を合わせて「これを使ってくれる香雲堂さんが、どうか商売繁盛してくれますように、、、、」とただそれだけを念じました。

現在見ると大変恥ずかしいものですが、このことばは、包装紙と共にいまだに使ってくれております。おかげさまです。

 
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