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e6a77e97.jpg数ヶ月に一度大田区ゆかりの作家の作品を朗読メドレーで開催している読み語り文学散歩が昨日大田文化の森にて元NHKアナウンサーで大田区大森生まれで大森育ち未だに大森にお住まいの柴田優子さんにより行なわれました。

今回は川端龍子、川端茅舎(ぼうしゃ)、中村汀女、そして芥川龍之介の大森山王を舞台にした短編「魔術」です。3人は俳句の世界でも有名な方たちです。俳句ですから朗読ではないのですが生い立ちや大田区での生活、エッセイなどを紹介されました。最後に大正初期の芥川の山王を舞台にした独特の短編の朗読でした。

川端龍子は記念館で現在四国巡礼で企画展が開催されています。その絵の下には紀行文と俳句が毎回展示されています。龍子は当初国民新聞社に入社し新聞の挿絵などを描いていました。その文芸部の主宰は高浜虚子でそこから薫陶を受け俳句に絡みますが画業に専念し一時俳句から離れます。義母弟茅舎死後再び俳句を再開していきます。

川端茅舎は龍子の異母弟でやはり岸田劉生に弟子入り画家を目指しますが劉生死後、高浜虚子のホトトギスに、脊髄カリエスなどで病弱の為龍子が面倒を見る。住まいは龍子の家の近くに。病弱の為庭からの俳句、特に露の俳句が多く写実派の俳人。

中村汀女は熊本生まれですが結婚してご主人の勤務の都合で暫く山王に住む、長男は尾崎士郎の長女と結婚、今も山王にお住まいとの事。高浜虚子に教えを請い生活に密着した叙情的な俳人、台所俳人と言われる。大森の生活のエッセイなどもある。

最後は芥川龍之介の「魔術」と言う短編の朗読です。大正7年くらいの発表作品です。芥川短編の独特の世界です。

今回で2年間大田区にゆかりの作家の作品をメドレーで朗読をしてきましたが今回で一応終了になりました。ちょっと変わった内容ですが私は途中からでしたが楽しく参加させていただきました。また復活される事を期待します。馬込文士村は非常に多くの作家が暮らした場所ですから忘れ去られた人も作品も多くありこの朗読会でまた次代に受け継がれていくのも良いもだと思います。

朗読会は毎月第一金曜の時代劇はまだ続いていきます
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