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308f8b78.jpeg浮世絵が好きなら歌舞伎も見るでしょ。是、参考にでもして下さいと歌舞伎公演の今で言うプログラムを戴いた。実は私は今まで歌舞伎を1回しか見ていません。それも話題と云う事で「スーパー歌舞伎」でした。話の内容も解らず途中からつまらなくなり寝そうになりました。
 
戴いたのはちょっと古い昭和3年12月の南座公演「吉例顔見世興行」、昭和5年3月「東京大歌舞伎」明治座の昭和5年2月興業のプログラムです。そして大阪新歌舞伎座の昭和51年4月1日の入場券の半券。
 
9f033b39.jpegf2b5a8e4.jpega8ac5369.jpeg         歌舞伎を見る為のプログラムですから昭和3年の中身を見ますとまず南座座主松竹合名社の口上あいさつで始まり、出演者の口上挨拶、ここでは中村雁治郎、七代目嵐吉三郎、三代目市川九団次、中村章景、沢村宗十郎、沢村訥升など。
 
次に観劇の出し物が昼の部 前狂言伽羅先代萩2幕、中幕源平布引瀧、浄瑠璃釣女、切狂言壽曾我体面、夜の部が前狂言鬼一法眼三略巻、中幕敵討檻樓錦、2番目助六由縁江戸桜、大喜利大津絵となっています。書いてて全く解りません。
 
4cc95b3c.jpeg93794ba7.jpeg各出し物の話の内容が書かれています。しかし、旧かなづかい、旧漢字で読みにくいです。
しかしその後は浮世絵の図柄のような其の出し物の名場面でしょうか挿絵が入っています。これにしっかり色が付けば錦絵になるようなものです。その場面場面の下に出演者の名前が入っています。これは内容が解らなくても興味が湧きます。
 
daea44bd.jpeg最後のページは歌舞伎文字で出演者、作者、スタッフなどの名前が書かれています。もうひとつ興味を引いたのは明治座の最後のページにお願いという項目があります。
 
お座席の番号を忘れないようにから始まり案内人は御祝儀心付けはご辞退申し上げます。女給、食堂係員に不都合がありましたら直接お知らせなり、備え付けの投書箱をご利用なりを願ひます。お出口は1,2階の靴又はお草履の御方に限り正面及び西側お出口へ。三階の黒札の方は東側御出口へ。赤札の方は西側御出口へ混合ひますから番号の御記憶を願ひます。お帰りの御乗り物は自動車及び人力車のご用意がございますが、終演になりますと不当営業者(モーロー)が集まりまして不当な料金を貪りますから、御用の際は腕章をした係員迄お申込を願ひます。
9cd7132d.jpegd3faa571.jpegdaea44bd.jpeg 
c89f6601.jpeg93794ba7.jpeg274530b1.jpegこの当時から白タクがいたようです。また食堂は東側2,3階和食堂、三階正面、地下東側西洋料理があるようです。ちなみに三重弁当お椀付1円30銭、刺身弁当、卵焼き弁当、親子丼は1円、うなぎ二重弁当1円30銭、三階食堂は定食5品付2円、三階正面和食堂は弁当、親子丼、すし、ちらし、大阪すし、さしみ全て50銭均一、地下東側西洋料理は定食1円30銭と1円だったようです。ちなみに入場料は座席1等7円30銭、2等4円50銭、三等3円、四等2円、五等1円でした。
 
行かないので解りませんが今は明治座で定食3100円が高く、月替わり膳で1,900円、ちらし2400円、にぎり2600円、うな重3800円となっていました。今は食事より入場料の方が昔に比べ上がっているようです。
 
どうも歌舞伎は敷居が高いのと日本語が解らない。浮世絵では役者絵が当初は一番人気だったんですが歌舞伎が解らなければ見ても解らないのが当然のようです。しかし此処からまた広げて歌舞伎までは手が回らない。月一位の映画で。
(写真はクリックすれば大きくなります。)

 
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