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大田区では在住の高名な画家達から450点の作品の寄贈を受け、大田区民ホール・アプリコで数点づつ年に4回展示しています。

 

今回は平成21年から24年度まで展示した96点の中から70点を蒲田駅西口の東京工科大学蒲田キャンパス12号館1階のギャラリーこうのとりで30日まで展示中。入場無料。

 

コーナーとしては季節、作家、植物・動物、子供などに分け展示しています。多分一番多く寄贈されている日本画家の安西啓明氏の作品は風景画が多くもう今はない昔を思い出し懐かしい。小山洋氏の写実的風景画も素晴らしい。

  

東口の区民ホール・アプリコ地下アートギャラリーへ。11月までの「秋の気配」を見に行く。1階は大ホールの催しで長蛇の列、地下は普段催しがなければガランとしているのですが今日は大田区生まれの宗教家池田大作氏の写真展が開催されていて地下ホールも多くの人で見る雰囲気でもなく後日機会があった時見ることにしてほうほうの体で退散。

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横浜線JR町田駅から徒歩15分位の町田市立国際版画美術館の常設コーナー内のミニ企画展で9月23日まで開催していました。入場無料。

 

1、内容は広重の東海道五三次の保永堂版と通称行書東海道を比較しながら展示。55枚でなく36枚を前期、中期、後期に分けて展示。

 

2、広重と国貞の二人で東海道を描いた「双筆五十三次」人物画を国貞が駒絵内の風景画を広重が描いています。人物絵は歌舞伎やその地の由来を知らないと解らない。役者、美人画の国貞、風景の広重と上手いプロデュースです。

 

3、銅板画の「五十三次」でこれは幕末に活動した洋風画家「安田雷洲」が作製した「東海道五十三驛」で作者名も作品も初めて見ました。良く解らないローマ字で日本語の地名の横に書かれています。

 

またサイズが縦長のはがきサイズに4つ描かれていて持っていた虫眼鏡で見ても中々見にくいが非常に細かく描かれています。

 

4、石版画の「懐古東海道五十三驛真景」亀井竹二郎が実際に東海道に趣き写生した油彩画を原画として死後に石版画にして出版したものだそうです。此方も作者、作品は初めてでした。明治の中頃の作品のようです。もう少し多く作品を見たかった。

 

国際版画美術館と言うくらいですから浮世絵などの木版画以外に色々な版画を内外問わず所蔵しているようです。初めての訪問ですが坂有り谷ありで暑い日は今後避けていこうと思う。今回はママリンのフラのお稽古が町田なので濡れ落ち葉宜しく町田駅まで付いて展覧会最終日の鑑賞でした。

 

場所的には大きな公園の中にあり雰囲気は良いです。以前町田市立博物館にも行きましたが此処も駅からかなり遠かった事を思い出しました。

 

 

郷土博物館では3階に常設で馬込文士村の展示コーナーがあります。今回は企画展として3階で展示できなかった多くの文士の作品、生原稿、遺品などを2階の展示室で10月19日まで行われています。

 

馬込文士村は大正末期から昭和初期に尾崎士郎の声掛けで関東大震災で家を失ったなどの作家、画家などが集まり、だんだん多くの人が住み着いたり一時住んだりし創作活動以外にも懇親を深めていった。

 

42名の文筆家、画家などで村長(吉田甲子太郎)まで決めていたそうです。尾崎士郎、宇野千代などを中心に酒盛り、麻雀、相撲クラブまであったようです。

 

今年は生誕120年の小島政二郎、吉田甲子太郎、生誕110年の今井達夫、佐田稲子、城昌幸、没後50年の尾崎士郎、三好達治など記念の年に当たる多くの文士がいるようです。

 

それと今年は「花子とアン」の放映で村岡花子、片山広子なども脚光を浴びています。

 

その他には川端康成、山本有三、山本周五郎、高見順、和辻哲郎、萩原朔太郎、北原白秋、子母沢寛、佐藤惣之助、室生犀星、石坂洋次郎などあげたらきりのない人々の各コーナーが出来ています。入場無料。

 

博物館はバスに乗ればいいのですが歩く場合臼田坂をダラダラ登らなければならないのが欠点かも。馬込はこういう坂が多く九十九谷と呼ばれています。こういう雰囲気も文士、画家には良かったんでしょうか。

 前回この台湾からの留学生の展覧会を見に行ったのですが一日早く行ってしまい「木版画ぞめき」という素晴らしいものを見させていただきました。

 

今回は北斎展の帰りに芸大によりました。1920年代の台湾、中国からの当時の東京美術学校へ留学し油彩画を学び帰国後各地で西洋絵画の普及に貢献した。今回は東京芸大と台北教育大学北師美術館の共同企画で台湾留学生の50点の作品を展示しています。

 

12人の作家の自画像から展示は始まります。どれも当然作風は違い個性が出ています。作品は風景画、裸婦などどれもあまり時代を感じないものも多く素晴らしいものが多い。9月12日から1026日まで入場無料。

  

2つ目は台湾の近代美術の関連として留学生の台湾では高名な陳澄波の作品36点を遺族から依頼された作品を芸大と台湾の師範大学との共同プロジェクトで修復した作品を展示しています。

 

修復作品は今出来上がった作品のような明るい感じですが、修復前の写真では色あせなどが完全に昔のような輝きを取り戻しています。上の写真は陳澄波氏の作品ですが修復後ではありません。

 

今もゴッホのひまわりの黄色、ピカソの作品など色が変色して行くようで此れから修復という地道な作業も重要になっていくのでしょう。入場無料10月2日まで芸大正木記念館。

 

3つ目は芸大内の陳列館で「国際版画2014」が前回の版画の続きなのか9月25日まで開催されています。もう現代アートで全く解らない作品が多く、優秀賞など展示されていますが素人の私にはなぜ此れがという作品ばかりです。入場無料。

                                                                    

9月13日より11月9日までボストン美術館所蔵の北斎の浮世絵の展覧会1500円

 

前回20108月にボストン美術館展として鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽展以来の展覧会で今回は、葛飾北斎展でちょっと期待して前売り券まで購入して行きました。

 

ボストン美術館はアメリカ建国100年を記念して建てられた美術館で45万点の美術品を所蔵していて日本美術コレクションも充実して浮世絵も5万点にのぼる版画、700点以上の肉質画、数え切れない版本があるようです。

 

前回の展覧会は素晴らしかったので今回も期待しましたが、残念ながら少し寂しかった。作品を選ぶ学芸委員の好みなのでしょうがないですが140点以上の作品が展示されていますが、中途半端な展示のような感じを受けました。

 

わざわざオープン後平日に行きましたがお客は沢山います。こんなに浮世絵、北斎が人気なのかと感じるくらいです。都内の浮世絵専門美術館は閉館したり人出が少ないのですが。

 

ただ信州諏訪湖水氷渡などは本当に綺麗な作品でした。もうほとんど見た作品ばかりですが確かに品質は上等です。今回気合を入れて見に行ったのでナビも借りましたが解説も解りやすく良かった。

 

気合を入れた分作品展示がもう少し肉筆画や最低代表作の富嶽三十六景位は全揃であっても良かったのではと思いました。

 

文部省博覧会を創立開館として、万国博覧会への出品作品や帝室技芸員の作品、岡倉天心がいたことで日本美術院の作家の代表作などを明治大正の絵画、彫刻、工芸品を多く所蔵しています。

 

今月のおすすめの絵画は速水御舟の「京の舞妓」この舞妓何度か見ていますがいつも感じることはもう少し綺麗な顔に描いてあげればと思ってしまいます。由一の花魁の油絵の写実的で花魁が「これはわちきじゃない」と泣いたのを思い出します。

岸竹堂の「月に薄虫」、川合玉堂の「深山濃霧」

荒木寛畝「芦辺遊鴨」、「蝦・鰈」

横山大観「五浦の月」これを書いた時の大観達は一番苦しい時代だったことでしょう。

 

9月28日まで開催中、今月の浮世絵は美人画の喜多川歌麿の作品43点。肉質画もあり重文2点、重要美術品6点が出展。

 

肉筆画の立姿美人図、青楼仁和嘉女藝者部・大万度 荻江おいよ竹次2点とも重要美術品指定。

 

当世踊子揃・鷺娘(重要美術品)當時全盛美人揃・兵庫屋内花妻

 

當時全盛美人揃・若松屋。

重文2点 娘日時計・未ノ刻と申ノ刻

衝立の上下、彫師、摺師の技術の高さが 。
             
高名美人六家撰 高島ひさ、上段の駒絵、寛政の改革で遊女以外は名前を書くのは禁止されたため駒絵の中に名前がわかるようにした「判じ絵」として書いたがその後はこれも禁止された。鷹に島、火、鷺が半分で高島ひさと読む。この他に難波屋おきたがある。

  

実競色乃美名家見・白井権八三浦屋小紫、名所腰掛八景・浪の花

針仕事重要美術品

久しぶりの歌麿の作品を見ました。当時は狂歌が大人気で和歌と同じような韻律のようでありながら伝統的な決まりごとに縛られず身分や階級にも縛られず連を作って通俗的な笑やパロディなどで大人気になっていたようです

 

歌麿は蔦屋重三郎により引き立てられ徐々に美人画と言えば歌麿と言われて華やかな生活だったようですが寛政の改革で版元蔦屋重三郎と共に捕まったりして晩年はさみしい生活だったとか。蔦屋重三郎は財産半分没収、一発逆転の写楽を生み出していく。

 

 

 

東京芸大美術館で9月14日まで木版画展を開催中。実はこの開催を知らず東京国立博物館本館へ行くつもりで先に学食で昼食をいただくつもりでした。「ぞめき」とは騒ぐということだそうです。

 

この展覧会は1、裸体画、2、ぼんまわし、3、手に取りたくなる木版画、4、木版源氏物語、5、東京芸大コレクション、6、彫・摺、7、大未来予想図絵の構成です。

 

第一章ではヌードがタイトルですが今回の展示方法は時代に関係なく最初に抽象版画の恩地孝四郎の挿絵、棟方志功、いきなり葛飾北斎の春画などが並ぶ。

 

喜多川歌麿の「高名美人六家 辰巳路考」初めて見ました。世界的にも作品がないそうです。鈴木春信、菱川師宣、ヌードなので国貞の相撲絵も出展。春画は渓斎英泉の作品も。歌麿もたくさん描いていますが今回は展示なし。

 

面白かったのは作品には鈴木春信の絵に似ていてサインも春信なのですが作者名は司馬江漢だそうです。春信の名の方が売れるということで春信としたようです。司馬江漢の作品の決め手は遠近法だそうです。

 

大半が芸大所蔵品ですが浅草の「三十坪の秘密基地」の三遊亭あほまろ氏コレクションの千社札、ぽち袋などは大量に展示されると芸術品に見えるし綺麗です。

 

そのほか現代の版画など面白い作品が多く展示されています。展示点数も多く面白い展示方法で興味ある作品も多く此処で時間をかなり取ってしまいました。東京芸大の浮世絵展は全く考えてもいませんでした。先月は時間もあったのに大変残念。入場無料。

 

 

 

 

 

 

 

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは10月5日まで進化するだまし絵を古典的なだまし絵から前衛的な作品まで展示しています。

 

だまし絵と言われると観光地などにあるトリックアートを思い描いてしまいます。此方ではそれに近いものから芸術へ踏み込んだものまで展示されています。

 

あまり良く解っていないのですが広重の浮世絵を並べたものは見ていると段々立体的に見えてきます。

 

作品によっては横から見ると描いてあるものが見えたり、ホログルムみたいな物だったり鏡に映すとまともに目たり中々面白い作品が多い。

 

日本の浮世絵の世界でも判じ絵、戯画、狂画、おもちゃ絵などがあります。また歌川国芳は幕府の贅沢取締りからの浮世絵などもあります。展示には浮世絵はありません。入場料1500円。

江戸東京博物館は常設展(5,6階)と企画展(1階)が会場を変えて行われています。常設展と言っても館内には別の企画展も行われていますし、展示品を季節によって変えたりしています。

 

入るとすぐの日本橋の模型この橋を渡り江戸へ入ります。

間もなく夏休みが終わりますが会場では各ブースで夏休みの自由研究にあうイベントも行われています。会場は、日本語と英語で解説がありますが大きな模型も沢山あり目で見ても江戸、近代東京を知ることもできますので外国人がやはり多い。

 

私は江戸の解説に必要な物として沢山の浮世絵がありますのでそちらのコーナーだけ見させていただいています。もう今月の近くでの浮世絵は殆ど見てしまいました。行くところが無くなった時の江戸博です。

 

夏ですから金魚売、水売りなど、浮世絵の団扇絵などを中心に見学。国貞の見立夏商人金魚売、水売り

 

猫の歌舞伎出語り図歌川国芳

口も手も美立八帳出入帳 歌川国貞

  箱根七湯廻り芦之湯惣風呂場の図 歌川広重

風雅女史伝玉菊 歌川国貞

青貞美婦鏡中将姫 歌川国貞

 

大願成就有ヶ滝 金閣寺 国芳

両国納涼花火 広重

両国夕涼みの光景 国貞

向島ほたる狩りの図 国明

 

この他にも沢山の浮世絵を見る事でき満足でした。料金もシニア割引で半額の300円になりました。

 

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