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原宿にあります浮世絵専門美術館の太田記念美術館では表記の展覧会を225日まで開催中。

 芳年は歌川国芳の弟子、国周(くにちか)は歌川国貞の弟子です。今回の展示は月岡芳年の風俗三十二相と豊原国周の見立昼夜廿四時のシリーズ物をメインに国貞、国芳、揚州周延、水野年方、伊東深水、池田蕉園、山川秀峰などの作品も。

今回の作品は共に何度か見ていますがどうもこの所物忘れが激しいようで何点かは初めて見たような作品に見える。入場料700円。

作品の質も良いのですが毎回ここには場所柄団体さんが多く、私語がうるさいのが難点。

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2月、3月と月岡芳年の代表作月百姿を前期、後期と50枚づつ展示しています。月岡芳年は明治時代最後の浮世絵師と言われた人で月百は故事に基づく月の姿を描いた華麗な浮世絵です。

 

作品によっては月が描かれていないものは駒絵の中に月に関する歌が詠まれていたりします。芳年と言うとどうしても残酷絵が思い描いてしまいますが全く同じ絵師と話思えない作品です。

 

今回の浮世絵も近くの川崎・砂子の里資料館の提供だと思います。芳年は後年神経を病んだりしていますが弟子には水野年方、鏑木清方、伊東深水など有名な作家が輩出しています。前期は228日まで入場無料。

1月に続き後期の展覧会で40の肉質画が所狭しと展示されています。数年前にも同じ展覧会を此処で見ましたがもう名前もすぐ忘れて作品は初めて見たと思ったりする痴呆が進んでいるようです。

 

江戸美人、京美人、浪花美人と豊国、井特、梅林斎雪山の三幅、長崎の絵師川原慶賀、柴田是真、河鍋暁斎、司馬江漢など絵だけ見ると浮世絵?と思ってしまう作品も。228日まで入場無料。

モネなどの印象派の後1880年から1900年初めまでの印象派を踏襲しながら「点描技法」を用いたスーラ―、シニャック、ピサロなどの画家による流れ。

 

ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなどは「ポスト印象派」と呼ばれています。印象派の流れを受け入れつつ、反対しながら印象派を超えようとした画家達で作風はそれぞれ違います。

 

入口にはモネの作品もプロローグで並びその後点描画が続きフォーヴィズムのマチスなどの作品が最後になる約20年に渡る流れを展示しています。

 

点描画ですから近くで見るより離れて見なくては光や色は解りませんので逆に観客が前に居てと言う従来の見方と違い見やすい。ただ私の携帯写真と同じで近くでも遠目でも目がちかちかして見難い。

 

色を混ぜないで点を並べていますので会場全体は薄い水彩画的に見えます。また大きい点描画の制作は気が遠くなる作業だっただろうと思ったりします。329日まで1600円、年寄り割引で1000円。

東京国立博物館本館27年2月浮世絵コーナー

今月の浮世絵コーナーは雪、梅をテーマにしたもの花鳥図などが中心に展示されています。1月27日から2月15日まで。

 肉質画は古山師政、「梅下美人図」師重「三人人物図」という作品。古山と言う名前は初めて聞きました。師が付いているので菱川師宣のお弟子さんでしょうか。個人的には好きな絵です。

石川重信の「梶原景季」紅摺絵、鈴木春信「美人雪こかし」雪の凹凸が摺りの技術ですね。

一筆斎文調「二代目市川八百蔵・二代目瀬川菊乃丞の相合傘」勝川春草こちらも着物には布目摺りが。
「きさらぎ初午・梅見」

歌川広重の四季江都名所隅田川之雪

広重の「梅に小鳥」「冬椿に雀」広重は少ない色で情緒たっぷりの風景画が良いです。

 

その他には北斎の水彩画見たいな風景画、伝菱川師宣の四季風俗図巻など見る物が沢山あります。

 

他のコーナーでは刀剣のコーナーでは加藤清正像、福島正則の書簡などが展示。書画コーナーには池大雅、谷文晁など素晴らしい作品も。


 

上野の森は冬景色ですが桜の木にはしっかり蕾が成長しているようです。また東照宮では22日まで恒例の冬ぼたん苑がリニュアルされ展示されています。今日のランチも隣の東京芸大の学食で。美術館は残念ながら休館でした。

 

諏訪湖湖畔にあります原田泰治美術館、諏訪出身の原田氏の作品を展示している諏訪市の美術館。

 

懐かしいふるさとの風景を描き続けています。私自身も大好きな作家です。今回は日本の各地の何気ない手仕事を描いています。そして訪れた地での民芸品も展示います。作品は郵便切手にもなっていますし多くの人がご存知の作家です。

 

今回は同時開催で原田氏の作品をそれより大きなキルト作品として展示されています。キルトは布、綿、布の三層を縫い合わせたものだそうでパッチワーク、アップリケ、刺繍などを使い描いているそうです。

 

とても立体的で作品によっては原田作品より良いのではと思われる作品もあります。作り上げるのには大変な時間もかかるようです。原田作品は以前の逓信博物館以来です。とても心和む作品です。入場料820円

 

 

大田区立龍子記念館では上記のタイトルで日本画家川端龍子の富士山を中心に412日まで展示しています。正月には富士山はやっぱり良いですが龍子の富士山は一般的な風景画ではない。

 

広い展示会場には、たった21点で一杯です。川端龍子独特の会場主義で大きな作品が多い。此処では100号程度では小品になってしまいます。高さ2m幅7mと云った作品が何点もあります。

 

龍子は「自分は風景画が苦手である」、と言っていますが確かに富士山と言ってもただ写実的に描いているのでなく絵の中には龍子の思いを込めた作品が多い。私には作品前の解説を読まないと全く解らない。ただただ絵の大きさと川の流れ、雲の流れの勢いなどに圧倒されてばかりです。

 

72歳で富士登頂も果たし四国八十八ヶ所、西国三十三ヶ所、坂東三十三ヶ所巡りもただ写生旅行でなく戦中に亡くなられた妻、次女、三男、義弟川端茅舎達への弔う気持ちもあったようです。作品にもそういったものがあるのだろうか。

 

65歳以上無料、月曜休館。http://www.ota-bunka.or.jp/facilities/ryushi/latest-exhibition/

新春特別展 肉筆浮世絵に見る江戸の美 前期

旧東海道川崎宿にある川崎・砂子の里資料館では31日まで肉筆画をずらっと40点展示しています。同じ浮世絵でも肉筆画は1点物で絵師が直接描いた物で当初は侍などの絵師が多く描いていました。当然一点ものですから大変高価です。

 

浮世絵前夜の菱川師宣、懐月堂安度、奥村政信、宮川長春、礒田湖龍斎、勝川春草、歌川豊広、鳥文斎栄之など有名どころが多い。また初めて聞く名前の作家も。

 

来月は豊国、広重、国貞などの有名どころの40点が予定されている。こんなに沢山の肉筆画を見たのは初めてです。斎藤さんは一体どのくらい所蔵しているんだろうか。来月も楽しみだ。

 

開館して15年だそうです。日祝祭日は休館、無料。

 

 

 2階への階段の昇り切った所には大きな池坊のいけばなが正月らしく飾られています。

 

入場券を買うのにも大分並び、館内も当然多くの外国人や日本人のアベックなど若い人が多く、普段の状況と全く違う。中々前へ進まず先へ行ってみたり戻ったり慌ただしく虫眼鏡で詳細に見る状況でなかった。

 

今月の展示は季節柄正月らしい作品で纏められています。礒田湖龍斎、豊春、豊国、北斎、広重など正月の風俗、七福神、富士山などの風景など。

最初の肉質画は宮川長春「万歳図」。

最近は少なくなったが昔は良くテレビでも流れた二見浦の日ノ出、国貞、昇亭北壽。画家によってかなり違う。一番下は数年前撮った夏の二見浦。

広重の名所江戸百景。

 

このコーナーの展示は25日まで時間が出来たら再度ゆっくり見たい。600円月曜休館。

 2日から2月8日までの展示。明治、大正の日本画、洋画、彫刻、陶芸などの工芸品が展示されています。

 

島崎 柳塢(りゅうう)初めて聞いた名前の画家、「美音」は明治40年東京勧業博で2等になった作品だそうです。琴を聴いている大きなサイズの作品。

 

会場には横山大観、下村観山、小林古径、横山大観・下村観山・今村紫紅・小杉未醒による「東海道五十三次絵巻」も展示。

前田青邨の竹取物語、梅原龍三郎の裸婦。幕末の洋画家河村清雄の早春、こういう絵も描くんだと。

 

 普段はそんなに混み合わない博物館ですが今日は企画展の平成館が閉館しているためか非常に混み合っています。特に外国人が多く浮世絵コーナーもさらっと見て出る。

  

4日まで三越とコラボで葛飾北斎の七福神の各神様のメダルを配布しているという事で此方では黒田記念館、博物館本館前、三越日本橋で3枚、三越銀座で2枚。

 

スタンプラリー(メダルラリー)にはすぐ燃える性質でしっかり完成しました。日本橋も銀座も福袋を求める人が多いのか大変な人混みでした。ちょこっと両店で買い物をしましたが来年はこの時期には行くのはやめようと思った。

途中京橋の高速下に長崎のネッ友の絡みのミカレディーが。

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