[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
日本橋丸善3階ギャラリーで浮世絵展が開催されています。江戸末期、明治に摺られたオリジナル浮世絵で200点、それも展示即売するとの事です。
浮世絵は美術館でお金を払って見ていますが丸善という老舗が展示販売という事で楽しみに出かけました。出展作家は歌麿、広重、北斎、国芳、国貞などビッグネームです。
一枚物、二枚、三枚続物などが展示されています。保永堂版東海道五拾三次のばらしたもの、今川崎砂子の里で展示している六十余州ものなど沢山あります。完品に近いものは大体100万以上、あまり人気がなかったものなどが70,80万。
一番安いもので8万円程度、骨董市、浮世絵専門古書店、インターネットオークションなどでは見たことがありますが老舗の店での現実に値札が付いた浮世絵は初めて見ました。ちょっと興奮の1時間でした。
丸善の有名な早矢仕ライスを戴き日本橋を少し散策して銀座まで歩いてギャラリー枝香庵でお茶を戴き帰宅。
上野の国立西洋美術館の前庭にはロダンの彫刻が何点か展示されています。ロダンと言えば「考える人」教科書にも出てくる有名な彫刻です。その他に「地獄の門」の上にも小さい「考える人」が乗っています。
国立西洋美術館は松方コレクションを母体にした美術館です。私はこの前庭脇の喫煙所でただボケっと彫刻を見ているだけですが。日本での「考える人」は何だろうとふと思う事もあります。
そうだ東京国立博物館内にある仏像に正面を向いているだけでない仏像が多くある。これが日本の「考える人」ではと。僧は悟りを開くために修行をしています。
手を顎に当てたりして考えているんでしょうか、あまり仏像には興味がないですがたまに見ると心穏やかになったりします。
のほほんと生活をしていますがたまには少し真面目に人生を考えなくては。もう遅いかなぁ。
今月は広重の六十余州名所図会全70枚。狭い会場いっぱいの展示です。しかし、斎藤さんは一体何枚持っているんだろう。
畿内5図、東海道15図、東山道8図、北陸道7図、山陽道8図、南海道6図、西海道11図、目録の70枚。全発行まで3年10ヶ月掛かったそうで広重晩年の大作。
堅絵(縦型)大判で作品によっては摺師、彫師の名が入っている。しかし広重は国内大して行っていないのに北は山形、宮城、南は鹿児島まで色々な種本を見ながら上手く書くものだと終了後の感想。(上左から嵐山渡月橋、安芸の宮島厳島祭礼、江戸浅草市、土佐海上鰹漁)
そして広重は使う色は少ないが画面の中は細かく丁寧に書いていたりします。今回も景勝地の海岸線などが多くお城は少なかった。
時間が出来ればまたお邪魔してじっくり見てみたい。相変わらず入場無料でカラーの出展リストを戴く。
5月場所まではまだ日にちがありますが両国国技館内の相撲博物館では4月18日まで「決まり手」を開催中。
相撲の決まり手と言えば48手と言いますが相撲協会では現在82手があるそうです。2013年幕内、十両全取組3066番では56の決まり手があったようです。
一瞬で決まりますので中々この勝負の決まり手はと言われると解らないことが多いです。今回は残念ながら浮世絵での決まり手は少なく、写真と博多人形での四十八手を展示しています。
幟が立っていなく力士も少なく何となく寂しい両国ですがちょうどお昼で新弟子たちが履きなれない下駄でカランコロンと歩いています。みやもと名物の300円の生姜が効いた鳥ラーメンを戴いて帰宅。
第12回両国にぎわい祭りが4月26日、27日に両国駅前の国技館通り、国技館、東京江戸博物館、回向院などの会場で色々な催しが行われます。国技館ではバックヤードツアーなども。
4月29日国技館では7時から横綱稽古総見が無料で一般公開されます。本場所は5月11日から。
両国駅構内には新しく白鵬の優勝額が飾られていました。
芸大春のコレクション展と同時に観音の里の祈りとくらし展が開催されています。
滋賀県琵琶湖の北側長浜地区には沢山の観音様があるようです。お寺に安置されているもの、自治会館、なぜか神社だったり宗派にこだわらず地域住民が大切に祈り守ってきたようです。
今回は18像が展示されています。多くは平安時代の物で重要文化財も何点か展示されています。
あまり宗教にも仏像にも興味はないのですがこの地域は昔から賤ヶ岳の戦いに代表されるような古戦場が多く、信長の焼き討ちなど明治に入れば廃仏毀釈などからも住民が焼けている寺から命がけで取り戻したり、土に埋めたり池に埋めたり廃寺から守ったり地域を挙げて観音様に祈りをささげ守ってきたようです。
十一面観音、千手観音、木製の物などは風化して中々風合いが出てやさしいまなざしが向けられています。
この地域は先週も通りましたし長浜城や竹生島なども近くにありますので何度か行ったことはありますがこの観音様の事は知りませんでした。
落ち着いた城下町以外にもフィギアで有名な海洋堂ミュージアム、僕の名前はヤン坊で有名なヤンマーミュージアム、鉄道好きには長浜鉄道スクエアなどもあります。残念ながら親しまれていたヤンマーの天気予報は3月末で55年間の放送が終わってしまいましたが。
今この地域はNHK大河ドラマ官兵衛の舞台の一つでもあります。長浜城は秀吉の居城ですので秀吉の軍師としてスタートでもありこの地が黒田家の祖先の出身地。以前行ったときは「江」のドラマの最中で多くの人が訪れていました。
観音様の話から大分ずれました。どうしてもお城、鉄道、博物館へ話が行ってしまう。
4月13日まで東京芸大美術館で恒例の春の名品展が開催されています。東京芸大所蔵の作品をこの時期に公開しています。
前身の東京美術学校の開校前に岡倉天心、フェノロサらにより学生の手本となる古今東西の美術品の購入、歴代の教員、卒業生の作品も次の学生の手本となり125年間に渡り現在も収集しているようです。
日本画、西洋画、工芸彫刻、特集展示として女性を描く/ヌードと出会う、特集展示2近世の山水、近代の風景、富士山図を中心にと言った区分で展示されています。
日本画は最初に購入したといわれる国宝絵因果経、下段に経文、上部にその内容を絵にした巻物。8世紀の作品と言われていますが色の彩色は鮮やかに残っています。他には尾形光琳、曽我蕭白の屏風図、下村観山の小倉山など。
西洋画は、黒田清輝、久米桂一郎などがフランスから帰国後指導者としてフランスの外光を取り入れた印象派的な技法を取り入れ従来の高橋由一の技法色使いから転換していきます。
入口には黒田清輝、久米桂一郎、その後の岡田三郎助などの師のコランの草原に横たわった裸婦の「花月」が展示されています。同時に高橋由一の有名な「花魁」が展示されています。書き終えた作品を見て「わちきの顔はこんな顔ではない」と泣いたとかの有名な絵です。
裸婦では藤島武二、原撫松、岡田三郎助、安井曽太郎、梅原龍三郎(デッサン)などが展示されています。
富士山図では池大雅、岡田半江、司馬江漢、橋本雅邦、横山大観などが展示、変わったところでは伊豆の長八として有名なこて絵の入江長八の微妙な高さのこて絵が展示されています。こて絵はかなり見ましたが額に入った精密な今回のような作品は初めて見ました。
陶芸では田村耕一の作品かと思ったら河井寛次郎の作品でした。田村耕一は芸大の教授だったし人間国宝でもありました。
まぁ流石芸大と言った作品展示です。入場料500円。隣の観音の里の祈りとくらし展も見られます。
信濃町にあります佐藤美術館では女子美大日本画選抜展が13日まで開催中です。
以前国立新美術館で5美大の展覧会がありその中で個人的には女子美の学生の作品が好きな物、欲しいものが他の大学に比べ多かったそこでのこのこ出かけました。
美術大学に入る人達ですから皆さん絵が世間でいう上手なはずです。多くの学生の中で作家個人の個性も出さなくてはならないのでしょうが多くの展覧会で「えぇーこれ我が家の子供が描いた方が…≫と思ってしまう作品が多い。
学生の作品ですから購入者の事は考えず自分の感性で描かれているんでしょうが数年で社会に飛び出したら一般受けするんでしょうか。
芸術は良く解りませんが自分の家で飾りたい、見ていたい絵は個人で違いますが私の思っている飾りたい、見ていたい絵からは多くが離れています。
慶応病院脇の植え込み。日本たんぽぽはなくなり西洋タンポポに駆逐されていくように感じます。日本画家もそうかなぁ。
信濃町から銀座の「枝香庵」というギャラリーから案内状が届いていたので見学に。「物語の中の主人公達」というタイトルで毎年多くの作家が出展しています。個人的には楽しみな企画です。
此処はプロの作家が売るために出展しています。しかしこの所、どうも買いたい、見ていたい絵は少ない。画廊の意向と場所などから小品が多く価格も手ごろで家にも飾れる大きさですが残念ながら欲しい絵はなし。この所こういうパターンが多い。
公募展、美術館の企画展では全く違う作品が出展されるのは当然で企画展は世に出ている著名な作家の作品展で、公募展はプロもアマも出展しています。
作家は心から欲する芸術を描いたり描きたいから描いているんでしょうが個人コレクターは別の発想から購入する。少なくても私は好きな絵、飾ってみていたい絵を購入しています。
能力のある作家が何だか残念な絵を描いているのはとこのところ思う。
上の写真の穴ぼこの建物はMIKIMOTO,隣はスクラップビルド中の元東芝ビル跡地、下は数寄屋橋公園の枝垂れサクラ。
前期のような入場待ちはないですがやはり混んでいます。7つの区分けで展示されています。第一章名作で辿る日本美術院の歩み大観の「無我」「屈原」などが並ぶ。「屈原」は何となく東京美術学校を追われる岡倉天心を彷彿とさせる。
ディスイズ日本画ですから有名どころは全部網羅されています。個人的には好きな橋本雅邦、菱田春草、前田青邨、安田靫彦、小林古径、奥村土牛、ちょっと変わっているのが小倉遊亀の「コウちゃんの休日」越地吹雪が浴衣姿で寛いでいる作品。
第二章院展再興の時代―大正期の名作
あまり好きな作品はなく前田青邨の上部の空間を充分にとった「湯治場」なぜか平櫛田中の彫刻作品も展示。
第三章歴史をつなぐ信仰を尊ぶ 第四章花。鳥。そして命を見つめて小林古径の「クジャク」位か。第五章風景の中で、第六章幻想の世界、第七章人の姿と続くがビッグネームばかりですが個人的には好きな絵はあまりなかった。
東京は昨日(3月26日)に桜の開花宣言があり上野の桜も木によっては満開に近いもの、まだまだ蕾が多いものと今週末から来週にかけてが見頃になるようです。
目黒駅前の久米美術館、歴史家の久米邦武、美術家の久米桂一郎親子の業績を展示している美術館。
年に数回、この所数年間通っていますので今回の展示作品は殆ど以前見た作品です。明治の人ですし後半は東京美術学校の教授以外にも国際的な展覧会の仕事もあり所蔵作品は限られています。
ただこの美術館は駅前なのに地味な絵画のためあまり人が訪れなくゆっくり見られますし展示作品数が私にはちょうどいい。カフェでも併設されていたら個人的には最高なんですが。
原宿の太田記念美術館も今月は広重を取り上げています。最も個人の名前でいえば歌川派では広重、国貞(三代豊国)、国芳で北斎、写楽、歌麿と言ったところがビッグネームで、企画展では美人もの、役者もの、武者・歴史もの、風景ものとして組むことが多い。
太田記念では広重の江戸名所百景を中心として当時の風景と現代の風景との比較をしています。当然、昔は高い建物もなく富士山がよく見えたり江戸城も外堀が全部残っていた。
ちらしの越後屋、今の三越、上の上野松坂屋、浅草寺(五重塔の位置が反対)、湯島、弁慶堀などは昔の位置は変わらない。
街道ものの最初の宿場として東海道の品川、甲州街道の内藤新宿、日光街道の千住大橋、木曽街道之駅板橋(栄泉)なども展示。
当時の建物も場所も無くなったりしています。特に歌舞伎の三座、吉原と言ったものは現代にはない。(左は三十三間堂、右は吉原共に今はない。)
もう一つ今回は珍しい祝いビラも展示されています。三代広重の病気の手紙も展示されています。23日まで開催中。
久しぶりの原宿ですが駅前から長い行列が。今流行のハワイのパンケーキかと思いきやポップンのお店です。ポップコーンを買うために長時間並ぶなんて私には出来ない。やはり若さなんでしょうね。流行は次々に出来てきてマラサダというハワイの揚げパンも流行っているようです。
01 | 2025/02 | 03 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |