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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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毎年5月から6月にかけて五島美術館の館蔵の日本画の展覧会が開催されます。今年も622日まで開催中。展示作品は、明治・大正・昭和の日本画です。

昨年は入ってすぐに狩野芳崖の作品でしたが今年は昨年も展示されていた橋本雅邦の「遊鶴図」2幅今にも飛び立とう、歩き始めるように感じる絵です。

今回初めて見た跡見花蹊の「茄子に雀」好きな絵です。書も跡見流、そして有名な女子大の創立者でもあります。茄子の絵は小林古径のも素晴らしい。もう一つ川端玉章の鶏と鴨の図も素晴らしい。

その他に昨年と全く別の作品の横山大観数点、作品は昨年と同じ川合玉堂、平福百穂、安田靫彦、川端龍子、奥村土牛、前田青邨、堂本印象、金島桂華など特に金島桂華は好きだったのか作品が多かった。

その他落款用の印章、硯などが沢山展示されています。今回は雨で行きませんでしたが此処の庭園は四季折々の花が咲き素晴らしい。月曜休館、1000円、東急大井町線上野毛駅下車。

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527日から713日までの展示ですが先月の展示と同じ作品が多い。油絵では入れ替わったのは黒田清輝の「マンドリンを持てる女」位で浅井忠、久米敬一郎、青木繁、高橋由一などの作品は同じ。

    

前田青邨のスケッチ画?中国の大同石仏、富岡鉄斎の大江捕魚、横山大観「雨後」小林古径の「麦」などは入れ変わった作品。

東海道五十三次絵巻で横山大観、下山観山、今村紫紅、小杉未醒の共作の豪華な巻物。
 

彫刻も重文の高村光雲の「老猿」息子の光太郎の作品など先月と同じです。

 

以下の写真は気になった各コーナーの出展作品。
左から一休禅師、浅井長政、素晴らしい画帳、葵の御紋の食器、黒田長政四男高政の兜。

 

昼過ぎになりいつもの東京芸大の学食へ。定食450円と安く、学生と一緒の食事は話をするでなくても楽しい。現在芸大美術館では法隆寺展を開催中。

 

別の会場では金堂壁画の修復復元を和紙に模写した1号から12号までを無料で展示。東京国立博物館もそうですが東京芸大も作品の復元作業を重視しています。

 

1949年消失した後の壁画と以前の壁画の白黒写真、今回の復元後の比較が8Kのプロジェクターで見ることもできます。和紙に復元したものは模写だそうですが本物かと思う凄い出来栄えです。

 

帰りがけ、噴水広場で日本さつき協会?の品評会を除き銀座で下車し買い物とギャラリーを覗き帰宅。

 

520日から615日まで開催中。今月は重要美術指定の作品は無く、一般的な美人画、役者絵、静物画を展示しています。(上記の浮世絵はまだ墨のみの菱川師宣のよしわらの躰)

 

前後に肉筆画が展示されています。川又常正、礒田湖龍斎、森玉僊(もりぎょくせん)柳川重信など。森、柳川という絵師は初めて聞く名前です。

   

今回は静物画として窪俊満の蝶、北斎のまくら貝、広重の魚づくしなどが。窪俊満という名前も初めてです。

 

また変わったところで幅がなく縦に長い長判を三枚続きにした豊国の「赤蔦屋忠次郎」という作品は珍しい。

 

普通は大判を三枚続きや2枚続きの錦絵が一般的です。特殊なもので大判6枚続きもありますが長判の三枚は初めて見ました。

 

今回は初めての絵師名も多くまだまだ勉強が足りないことを自覚した展覧会でした。

 

 

 

昨日は、私が絵画を少し集める?買い求めるきっかけを作った現在はアートのソムリエと言われる山本冬彦氏のギャラリートークがあるという事で信濃町の佐藤美術館にお邪魔しました。

 

この所、大活躍の山本氏ですが今回は彼の収蔵品もこの美術館に寄託しているとの事で大作を中心に展示してあります。佐藤美術館は前にも書きましたが画学生や若い画家に場所の提供や奨励金などを出している全国でも少ない美術館です。

 

今回3階、4階と約27点が展示されています。残念ながら欲しいと思う作品はなし。(尤も大作ですから我が家では飾る所がない。)しいて言えば大久保智睦氏の「水影(すいえい)」位でした。

 

1点づつ解説がありましたがその時はそういう発想やここがポイントかと納得はしますが芸術過ぎて私には追い付いていけませんでした。

 

また終了後には山本氏が京橋や銀座のギャラリ―巡りに連れて行っていただけるツアーがありましたが残念ながら4時には帰宅しなくてはならず諦めました。

 

年4回入れ替えがある川端龍子記念館、5月17日から8月31日まで開催中。

 

 

熊野川の豪快な力強い川の流れ、岩に打ち寄せる中力強く舵を取る筏の職人。力強く落ちる日光「裏見の滝」、こおろぎ橋から釣りを見ている浴衣の旅人と云った作品。

龍子の絵は掛け軸などの個人が鑑賞するのでなく多くの人に広い所でより多くの人に見てもらう会場主義ですから絵が大きい。筏流し、炎庭想雪図などは2.5M×7Mといった大作揃いで迫力もあり力強い絵です。

夏の時期でただ涼しい水辺などの絵ばかりでなく逆に夏に雪景色の絵を見て涼を求める粋な人もいますのでその関係かどうか「炎庭想雪図」といった屏風。

 

龍子は、四国巡礼が住んだ後5年に渡り芭蕉の奥の細道を同じ時期に見たであろう風景を見て作品を描いています。その中で今回は朝陽の松島を描いた「朝陽松島」アトリエから見た「秋縁」など今回の作品は涼と云うよりダイナミックな動きのある作品が多い。

 

区の施設は高齢者は無料との事でちょっと得した気分です。

 

丸の内帝国劇場9階の出光美術館と言うと中国や日本の陶磁器などの東洋美術というイメージで私が見に行く浮世絵、日本画展覧会から外れていてあまり行く機会がない。

 

今回は日本絵画の魅惑という事で第1章絵巻―アニメ映画の源流、第2章仏画―畏れと救いのかたち、第3章室町時代水墨画―禅の精神の表現が芸術へ、第4章室町時代やまと絵屏風―美麗なる屏風の世界、第5章近世初期風俗画―日常に潜む人生の機敏を描く。

 

第6章寛文美人図と初期浮世絵―洗練されていく人間美、第7章黄金期の浮世絵―隠微な人間美、第8章文人画―自娯という独特の美しさ、第9章琳派―色とかたちの極致、第10章狩野派と長谷川等伯―正統はな美VS斬新な美、第11章仙厓の画―未完了の表現、そして工芸として陶磁器などが展示されています。カテゴリーは細かいですが展示点数は少ない。展示概要は下記URでご覧ください。

 http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html

前期後期と内容が分かれています。今回後期にあたりますので出光が所蔵している酒井抱一の「雷神風神図」は見られず。浮世絵は展示作品全部肉筆画でした。

 

絵巻きに限らず浮世絵、屏風なども室町、鎌倉、江戸時代のものでも保存状態が非常によく色が鮮やかです。

 

宮川長春、勝川春章、喜多川歌麿、葛飾北斎、歌川豊国、懐月堂安度など最近描いた肉筆画のようです。

 

この所、日本画がブームなんでしょうか先日も横浜美術館で日本画展、3月の東京都美術館では世紀の日本画展など同じような企画展が開催しています。

 

近くのホテルシャングリラ東京では入口に大勢の人が出待ちをしていました。誰か有名人でもいるんでしょうか。この中を入っていくのが面倒になりマンゴープリンの購入は諦め、近くの鹿児島のアンテナショップでお土産を購入して帰宅。

 

川崎・砂子の里資料館では今月と来月に横浜開港155年にちなみ横浜絵を展示。今月は上記のタイトルで31日まで。来月は横浜開港155年「近代日本の幕開けは横浜から」を69日から28日まで。

 

東海道の神奈川宿をさけ寒村だった横浜を安政662日に開港。230年続いた鎖国を解くことになりました。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、オランダとの5か国条約により多くの外国人が現れます。

 

今回は歌川貞秀、芳員、芳虎、芳藤、三代広重などの作品が並びます。海岸に並んだ軍艦、関内を歩く婦人、衣装、貿易の風景、遊女屋敷、商館など当時の目新しさなどが描かれています。

 

何もなかった横浜が生糸の貿易から現在は名古屋、千葉と三大貿易港に発展していきます。当時、100戸もなかった村が現在は370万人の大都市に変貌しています。

 

暫くリニュアル工事をしていて閉鎖中でした1階近代の美術コーナー、今月の展示は5月25日まで。

上村松園の「焔」から展示しています。S字を描いた見返りのポーズはパッと見菱川師宣の絵かと思ってしまいました。

 

博物館の解説によると明治期に西洋から日本にもたらされた油彩画―西洋画に対して日本の伝統的絵画は日本画と呼ぶことになりました。

 

天然の鉱石を砕いた粒子を膠で溶く岩絵具や墨で絹や和紙に描く絵画の事。水墨画など中国に由来する絵画や平安時代から発達した大和絵、江戸の浮世絵などが次第に融合して一つの流れになりました。

 

そこでは西洋美術の手法を吸収して日本画に活かそうとする作品、また伝統的な表現を研究する事で新たな日本画の中に再生しようとする絵画も生まれてきました。

   

今回展示は日本画では菱田早春、小林古径、横山大観、前田青邨など。

西洋画では高橋由一、黒田清輝、久米桂一朗、青木繁、浅井忠など。

彫刻では高村光雲、息子の高村光太郎、平櫛田中などの作品が展示。

 

明治大正の作品ですが個人的にはあまり古さを感じなく好きなタッチの作品が多い。

 

今月の東京国立博物館本館では奈良明日香村のキトラ古墳の彩色壁画の特別公開があります。新しい施設を建設中ですが修理を終わった後では持ち出すことは出来ないため今回の特別展示になったようです。

 

もう大変な人で会場に入るために2時間待ち、会場内で30分待ちと大変な人気です。この展示は18日まで。http://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1646


 

今月の浮世絵コーナーですが5月の子供の日にちなみ鍾馗様、勇ましい武者絵、強いお相撲さん、金太郎、五月らしい名所絵・広重の名所江戸百景などが展示されています。

 

新橋にある旧新橋停車場を復元した歴史展示室で富士山文化遺産登録1周年記念の企画展が721日まで開催中。

 

富士山と言えば一番近い鉄道、富士急行。当時は国鉄も乗り入れていて新宿―河口湖へ急行も出ていました。富士急の歴史、国鉄時代のマウント富士号、富士講など色々な切符やそれにまつわる展示物が。

 

中でも吉田初三郎の観光図は中々です。(上の観光図は展示品と違い小田原急行時のものです。)また沢山の富士山の写真も素晴らしい。

 

個人的には富士がらみの切符も探してみたがやはり富士急が多い。ただ古いので富士吉田駅になっていて今は富士山駅に改称されていてその入場券は持っていない。
下の切符は岳南鉄道。


鉄道情報は鉄道ドットコムが詳しいhttp://www.tetsudo.com/

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