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東京国立博物館本館近代美術他

22日は暖かく各地で桜の開花宣言が出てきた。上野の森は準備は整っているが肝心の桜はまだ開花に至っていない。(23日開花宣言)

 

噴水広場には太郎二郎の猿回し、しっかりした芸大の学生なのか演奏や各地の屋台が出ている。これは上野東京ラインを記念した桜フェスタのようです。何故か佐世保バーガーのお店が長い行列をしていた。

 

近代の美術コーナーでは日本画は桜の季節にちなんだ作品が展示。速水御舟の「萌芽」飯島光峨の「花下躍鯉」木島桜花の「臘月桜」竹内栖鳳の「平安神宮・円山公園」の六曲一双の屏風。

 

洋画では幕末の川村清雄の「ヴェニス」北蓮蔵の「椅子によりて」など見どころのある作品が並んでいます。

 

今月の国宝コーナーは狩野長信の「花下遊楽図屏風」、長信は永徳の弟で京都から家康に付き駿府、江戸に渡り徳川家の御用絵師になる。

右双の一部は焼失したようです。

 

陶磁のコーナーは仁阿弥道八の色絵桜、仁清作品などが並んでいます。日曜日だったので多くの人が来館、館内ガイドなどもあり賑わいを見せていました。全体の展示が春らしいものになっていますし裏の庭園も解放されています。

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先月に続いて芳年の代表作月百姿後期が8日から28日まで開催されています。前期は古代、奈良、平安と安土桃山時代歴史人物などでしたが後期は江戸時代、昔話・能・伝説、風俗、中国故事などから50枚描かれています。

 

この展示の良いところは、各作品の横に全点解説が入っている事です。実は月百は何度も見ていますがただきれいだなぁ程度で見終わっていて牛若丸や弁慶、松尾芭蕉などはそうかと分かったような解らない程度で終わっていました。

 

50点1点づつ解説を読みました。読んだ後は解ったつもりでも先月の解説はきれいさっぱり忘却の彼方へ。学校時代と同じで全部覚えて持って帰ったら次の人が無くなるから残しておこうと言うやさしい気持ちになりました。

 

まぁ日本の月にはうさぎがお餅をついている、中国では仙女がいるんだ位で暫くすればそれも忘れて仕舞う。こういう物語や故事に基づいた絵は話を知らないと全く違ったイメージで見てしまいます。

 

しっかり読んで解ったつもりでもすぐ忘れて腰の痛さだけが続く。

原宿にあります太田記念美術館では「かわいい」をテーマにした浮世絵の展示が始まっています。

振袖を着た大店の娘、花魁、遊女、芸者などの着物、飾り物などを贅沢禁止令の中でも粋に着たり、裏地や下着に凝ったり禁止令の中から着ていた小紋柄など、化粧、髪型、着付けなどによりその女性が解るなど。

浮世絵は圧倒的に美人画の画家国貞、英泉が多く展示しています。今回は衣装小物等ですから歌麿のおきたなどは出展されていない。また歌麿作品も出展されていない。

花魁や遊女、芸者が可愛いとはどうも思わない。花魁などは豪華な装い、芸者は粋な装いと感じていました。姫様は別にして振袖は日常の装いでなくハレの装いです。江戸の庶民のさりげない装いに可愛さが感じます。

丁度2時から学芸員のスライドトークがあり見たばかりの作品のおさらいが出来ました。326日まで。700円。

 

川崎・砂子の里資料館では28日まで上記のタイトルで浮世絵の始まりと言われている、(諸説あり)菱川師宣作品の墨摺絵から手彩色の丹絵、紅絵、うるし絵、紅摺絵とその発展から鈴木春信の多色木版画・錦絵まで74点の展示。

 

当時は世界でも類を見ない多色摺りの錦絵技術、そして多くの外国の画家にも影響を与えた日本の浮世絵を来月には黄金期の清長、歌麿、写楽と続くようです。

 

今回は菱川師宣、奥村政信、西村重長、鳥居清満、鈴木春信、北尾重政などの絵師の作品が並びます。

 

圧巻は鈴木春信の「風流やつし七小町」で細判紅摺絵を7枚張ったもので初めて見ましたが解説では世界で此れ一点しかないとの事。28日までなので映画の帰りにでもまたお邪魔してゆっくり見たいと思いました。

 

博物館の裏は庭園になっています。目や腰が疲れた時はこの庭園を見ながら一服、まだ桜には早いですが開花すれば一服の絵になります。

 

国宝室は毎月1点国宝作品が展示されます。今月は狩野永徳の「檜図屏風」安土桃山時代、信長、秀吉と時の権力者からの依頼により多くの作品を手掛けていますが戦火と共に多くは焼失しています。

 

今回の展示作品は東京国立博物館での平成の修理により絵の汚れ、傷みを元々の絵を損なわない形で1年半の期間をかけて修復したものだそうです。

 

元々は屏風ではなく襖絵だったそうです。

 

本館8室は書画の展開というタイトルの部屋、安土桃山から江戸までの展示で絵画は永徳、探幽といった狩野派を中心に宗達、光琳、抱一などの琳派、池大雅、与謝蕪村などの南画、応挙を祖とする円山派。

 

書は寛永の三筆(信尹、光悦、昭乗)などを中心に展示されています。書は全く読めず殆どパス、絵画も歩き見でビッグネームをたまに見る程度。残念ながら此方も良く解らない。(写真は谷文晁の作品)

 

外人が注目するコーナーは刀剣、武具、仏像、着物、浮世絵などで日本の近代の絵画などは彼らからすると日本画は兎も角洋画はパスで漆器、磁器、蒔絵などの工芸品、屏風絵・襖絵と言った日本らしさのコーナーが当然人気のようです。今日も欧米人が多い。

                      

 東京国立博物館本館には沢山のコーナーがありますが展示作品は毎月、ないし数か月単位で入れ替わっています。

 

私は浮世絵コーナーをメインに申し訳ないのですが各コーナーは歩き見で大体通過します。立ち止まるのは近代の美術コーナーで明治から昭和戦前までの日本画、洋画、工芸品が展示されているコーナーで黒田清輝の作品は黒田記念館が新たにリニュアルしているので隣の記念館に作品は展示されています。

 

今月は日本画では安田靫彦、狩野芳崖、下村観山、速水御舟、前田青邨。

 

洋画では幕末の洋画家川村清雄、梅原龍三郎、藤島武二など工芸品では木彫の佐藤朝山、陶芸では板谷波山など。

 

 


浮世絵コーナーには浮世絵以外に当時の着物、衣装やかんざしなどの飾り物も展示されています。

今月と言うより
15日までは歌川国芳の浮世絵を展示しています。歌川派は歌川豊春を祖として高名な豊国、豊広と言った弟子に引き継がれていきます。豊国の弟子には今回の国芳、兄弟子の国貞などが、豊広の弟子には広重がいます。

 

兄弟子の国貞は美人画、役者絵などで人気が出て同い年の広重も風景画で人気が出ていましたが国芳は中々人気が出ず、「通俗水滸伝」で人気が出て武者絵の国芳と言われるようになります。

 

武者絵以外にも美人画、風景画、戯画など沢山の作品を残して多くの弟子を育てています。一番は天保の改革で浮世絵も役者絵・美人画は禁止されこれに対しての精一杯の皮肉を込めた「源頼光公館土蜘蛛妖怪図」が庶民の喝采をあびたり、役者絵がダメならと子供が描いたような釘絵的なものに役者の特徴を入れた作品(むだ絵)など粋な江戸っ子国芳の真骨頂の作品も。

 

猫が好きだったようで猫の作品、金魚など擬人化された作品も多く斬新なアイデア、デザイン力があった。

また武者絵が大変流行った影響か刺青をする人が増えたとかと言った社会現象もあったようです。

大阪花の万博で展示した佐藤美術館館蔵の作品で日本画作品の花や花鳥風月などをテーマにした作品の展覧会で1月から始まって31日まで開催中です。600円。

 

上村松篁(松園の長男)上村淳之(松園の孫)、小倉遊亀、牧進、加山又造、片岡球子、堀文子など錚々たる画家の作品に若手の作品も展示しています。若手では石居麻耶「心に残りゆくもの」が好きな絵でした。

新橋にあります旧新橋停車場の中の鉄道歴史展示室では東京駅開業百周年記念の一環で写真や絵ハガキ、旅行案内書、駅弁の掛け紙とお茶の急須などを展示しています。
 
大正3年中央停車場として東京駅が開業、これにより新橋まで繋がり東海道線の起点は新橋駅から東京駅に変わり新橋駅は汐留駅となり貨物専門駅に、烏森駅が新橋駅に変わった。

明治5年の新橋・横浜間から17年後には神戸まで開通し明治34年には神戸・下関間も山陽鉄道が開通させた。さらに九州鉄道が門司、長崎間が開通。大衆娯楽として旅行が広まっていく。

 今回の展示では昔の駅弁の掛け紙、駅名入り急須は凄いコレクションです。私は土瓶の時代や薬缶の時代しか知らない。何枚かの之駅弁の掛け紙は食べた事がある、あの掛け紙を取っておけばと悔やむ。322日まで無料。
 
新橋に来ると玉木屋で佃煮を買ってしまう。

15日から先発隊は大阪へ行っている開催もない国技館はガランとしているが博物館は17日から展示品が変わりました。脇に片付けられたもぎり台も寂しそうです。

力士の名、四股名を取り上げた展示で小錦、朝潮、高見山、柏戸、増位山、逆鉾、稲妻、梅ケ谷、小柳、真鶴、両国など昔から受け継がれる歴史ある名跡と逆に珍名力士などを写真や浮世絵などで展示しています。

 

四股名は親方、後援者が付けたり郷土の山川などを付けたり、ある程度上がるまで本名で出たり部屋の名前を付ける佐渡ヶ嶽なら琴、高砂なら朝が上に付いたりしています。輪島、出島のように最後まで本名で通す力士も。

 

珍名は今回取り上げているのは「唐辛多喜弥」明治の力士で小粒でピリッと辛くと伊藤博文が、「片福面大五郎」贔屓から顔はおかめだが硬く太っているから片福面となったようです。

 

高砂部屋マネージャー松田さんのブログ(今日の高砂部屋)にも出ていたが昔は結構面白い四股名があったようだ。三毛猫三吉(明治)野狐三次(明治)月ノ輪熊之介(平成)大虎寅吉(明治)電気灯光之助(明治)自転車早吉(明治)自動車早太郎(明治)時代を反映か軍艦保(明治)突撃進(大正)電信大吉(明治)牛若丸飛之助(昭和)桃太郎研二(平成)星安出寿(平成)星誕期(平成)など

 

現代でも「右肩上がり」などありますが珍名は中々名前負けして上には行けないようです。417日まで入場無料。休館日注意。展示品は下のURをクリックしてください。http://www.sumo.or.jp/sumo_museum/display/list

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