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東京芸大美術館で9月14日まで木版画展を開催中。実はこの開催を知らず東京国立博物館本館へ行くつもりで先に学食で昼食をいただくつもりでした。「ぞめき」とは騒ぐということだそうです。

 

この展覧会は1、裸体画、2、ぼんまわし、3、手に取りたくなる木版画、4、木版源氏物語、5、東京芸大コレクション、6、彫・摺、7、大未来予想図絵の構成です。

 

第一章ではヌードがタイトルですが今回の展示方法は時代に関係なく最初に抽象版画の恩地孝四郎の挿絵、棟方志功、いきなり葛飾北斎の春画などが並ぶ。

 

喜多川歌麿の「高名美人六家 辰巳路考」初めて見ました。世界的にも作品がないそうです。鈴木春信、菱川師宣、ヌードなので国貞の相撲絵も出展。春画は渓斎英泉の作品も。歌麿もたくさん描いていますが今回は展示なし。

 

面白かったのは作品には鈴木春信の絵に似ていてサインも春信なのですが作者名は司馬江漢だそうです。春信の名の方が売れるということで春信としたようです。司馬江漢の作品の決め手は遠近法だそうです。

 

大半が芸大所蔵品ですが浅草の「三十坪の秘密基地」の三遊亭あほまろ氏コレクションの千社札、ぽち袋などは大量に展示されると芸術品に見えるし綺麗です。

 

そのほか現代の版画など面白い作品が多く展示されています。展示点数も多く面白い展示方法で興味ある作品も多く此処で時間をかなり取ってしまいました。東京芸大の浮世絵展は全く考えてもいませんでした。先月は時間もあったのに大変残念。入場無料。

 

 

 

 

 

 

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