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リニュ―アル記念で歌川広重の名所江戸百景後期を見に行きました。江戸百は百景と言いながら120枚の作品で広重の絵は118枚、2代目広重が1枚、玄魚の目録で成り立っています。
このシリーズは広重の最晩年の作で今の行政区割りで見ると台東、墨田、江東の各区で全体の3割以上を占めています。品川区や大田区は各4枚、東京以外でも浦安、市川なども入っています。
遠近を強調したり、俯瞰した構図や彫り、摺の技術も素晴らしい。また名所ですから春夏秋冬の四季が描かれています。この所浮世絵ブームで今回の名所江戸百景も1年に一度くらいは何処かで見ることが出来ます。
その他に江戸百が売れた影響で発売された国貞の「江戸名所百人美女」2代広重の「諸国名所百景」国員・芳雪の「浪花百景」などが前期と別の作品が展示されています。
川崎砂子の里資料館では25日まで浮世絵の黄金期を飾った絵師の作品を展示しています。後期は5月11日~30日。
今回の目玉は表紙にもあります鳥居清長の女湯、この作品は世界で2枚しかなくその内館蔵の作品は一部女性の秘部が修正されていないとの事。(一部は画家ドガが愛蔵していて現在はボストン美術館に)
また喜多川歌麿の「女織蚕手業草」の壱から六の六枚続きと後期展示の6枚は世界で此処だけの収蔵だそうです。桑の葉を取り、刻み、繭をを育てていく過程が描かれています。残念ながら今回は6枚で来月6枚との事ですがもう今でもおぼろげですから完全に忘れている事でしょう。
全71点の展示です。枚数的には今の私には疲れない丁度いい枚数です。入場無料、日祭日休館。
上野は丁度八重桜が満開です。
櫻と共に春を彩る山吹、その山吹が有名な六玉川のひとつ井出の玉川、男の節句にちなんだ武者絵、金太郎などを描いた作品の展示です。
礒田湖龍斎の井出の玉川、清長の端午の節句、歌麿の金太郎など。
春草の牛若丸と弁慶、国周のめ組の喧嘩など。
その他に此処では江戸時代の髪飾り、着物、精細な細工の根付など浮世絵だけでなくそこに描かれている生活に即した小物も展示されています。
この所ボランティアで中々美術館へ行けない。そんな中午後から暇が出たりした時に美術館へと憂さ晴らしに向かう。
今回は上野の東京国立博物館本館と隣の黒田記念館を覗く。黒田記念館は黒田清輝の遺言によりその遺産で昭和5年に建てられた帝国美術院付属美術研究所として開設されたもの。
館蔵としては油彩画130点、デッサン、写生帖など170点で特別室と記念室があり特別室は1月、3月の決められた日程で次回は10月27日~11月8日です。
記念室は月曜以外は開館していて今回は裸婦、裸体の習作、昔語りの下絵、松方公肖像画の下絵などが展示されています。明治に親友久米桂一郎と留学していたパリ時代の作品などは印象派の影響を受けた作品が多い。入場無料。
本来の昔語りはhttp://www.tobunken.go.jp/kuroda/gallery/japanese/mukasi01.html
今年の5月17日で暫く休館するブリジストン美術館では館蔵の作品の中からのベスト作品を展示しています。この美術館は八重洲のブリジストン本社の中にあり建物を建て直すという事です。
もう何年も前から見に行っていますので今回の展示は大体見た作品ですが1600点の中から160点を厳選して展示との事です。何度か入れ替えがありますからもう一度は見に行きたいと思っています。
展示はマネ、モネなどの印象派からドガ、ルノアール、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、シスレー、カイユボットなどが順に展示。
日本の洋画は浅井忠、藤田嗣治、夭折の佐伯祐三と関根正二、安井曽太郎、藤島武二、黒田清輝、そしてブリジストンと言えばやはり夭折の青木繁作品等がずらっと並んでいます。
マチィスらのフォーヴィズム、ピカソなどのキュービズムと展示が続いています。もうこの辺は全く解らい作品が多い。此れだけ見られるともうお腹は幸せで一杯になります。
最近お知り合いになったご婦人から俳画の展覧会を紹介された。八重洲に用がありその帰りにお邪魔した。
俳画とは簡素に書かれた絵に俳句が添えられた絵のようです。そして俳句がたった17文字で四季折々の暮らしや自然を感じて少ない文字で表すように絵も簡素に大胆に描くようです。そしてその空間もまた詫び寂びに通じるとの事。
今回はカルチャースクールの発表会のようですが中々皆さんの展示作品は立派な物で欲しくなるような作品が多かった。俳句と絵と書の3つがハーモニーしていて素朴な中に上手く言えませんが日本の文化があるような気がしました。4月18日まで入場無料。
野球は明治にアメリカ人によって日本に紹介された。同時期にアメリカ留学から帰国した鉄道技師平岡熈によって初の本格的な野球チーム「新橋アスレチック倶楽部」が結成されたそうです。
プロ野球は昭和11年日本職業野球連盟が7球団で開始その後国民的な人気のスポーツに発展していきます。鉄道会社も球団経営に乗り出していきます。
沿線開発、顧客輸送増強目的にと幾つもの球団が出来ました。国鉄、阪急、阪神、南海、近鉄、西鉄、東急(東映)西武など。また鉄道会社は都市対抗で自前のチームも結成していきます。
変わった所では京急の女子野球チームなどもありました。そんな鉄道とのかかわりを今回展示しています。プロ球団が関西に多いのはそれだけ過当競争も激しかったんでしょうか。
85年今は無き近鉄藤井寺球場でのオールスター戦開催記念乗車券。
自分が持っている切符は意外に少なく近鉄ばかりでした。
大阪市営の1日乗車券と大阪ドーム外野自由席券付の今では珍しいセット。この他に高校野球開催などの記念乗車券などどれも関西圏ばかりです。
開館20年を過ぎ昨年12月から常設展示場をリニューアルして3月28日よりそのリニューアル記念で広重の名所江戸百景の展示が始まっています。全120枚を前期後期に分け5月10日まで。
東海道五十三次と共に広重の代表作に挙げられます今回の揃い物。只、最晩年の作品で1枚は二代目広重、目録は玄魚のデザインと言われています。
江戸百は春夏秋冬に描かれていて江戸の各名所が一目で解るのが良いです。もうこのシリーズ物もお陰様で何度も見ていますし何枚かは復刻判ですが持ってもいます。
この揃い物は大ヒットしたので当然同じような揃い物も発売されていてその解説と作品も展示されています。国貞の江戸名所百人美女、二代広重の諸国名所百景、国貞・芳雪・芳龍の浪花百景、明治になれば小林清親の武蔵百景、昇斎の東京名所48景など。
常設展示と言っても中のコーナーでは毎回来ても飽きないように今回のような企画展が行われています。また展示は大きな模型を使っていますが当時の説明には写真もなく風俗画として浮世絵などが沢山各コーナーで展示されています。
都内の学生、地方からの修学旅行生、外国人にも解りやすく見やすく展示されているのがこの江戸東京博物館で今回のリニューアルにより今まで以上に解りやすく見やすくなっています。今までは広すぎて迷子になる人が多く、今回は番号、色分けなどが施されています。小学生以下無料。都内中学生無料、都外中学生、シニア300円、一般600円。月曜休館。
足立区立郷土博物館では4月6日まで歌川派と歌舞伎と題した浮世絵展を開催しています。この展示を知ったのはつい最近の東京国立博物館のチラシ立でした。
足立区立郷土博物館は初めて行く場所でJR亀有駅から東武バスで博物館前下車との事。亀有駅自体何十年振りで駅前にはコミックの「こち亀」で有名位の知識。常磐線快速が止まらない駅で駅前にはこち亀の両さん像が。此処は葛飾区ですがバスに乗ってすぐの博物館は足立区。頭の中で地図が浮かばない。
博物館では桜祭りが開催中で博物館前の道路の両サイドは桜並木が延々と続いています。博物館前では地元の太鼓が勇ましく演奏していますし屋台も出店。それを横目に見ながら入場すると桜祭りの為入場無料との事、そしてお土産に浮世絵の絵ハガキまで戴きました。
狭い館内に上手に順を追って展示されています。まず序章に歌舞伎の江戸での発祥から役者絵の誕生~鳥居派・勝川派の説明と二代鳥居清信、清長、清満、勝川春章、春英、春潮の作品展示。
第1章初代歌川豊国とその系譜で歌川派と役者絵で豊国作品の展示。第2章はその弟子の国貞、国芳による繁栄 ここでの展示は同じ題材の石川五右衛門の国貞、国芳の作品を比較できるように展示は今まであまり見た事のない展示です。一枚大判が国貞、三枚続きの変形が国芳作品。
第3章役者絵百態、広告から戯画、玩具絵など
第4章役者絵の明治として国周・周延の作品
中々見ごたえのある展示ですがやはりに私には展示位置が低く腰が痛くなってきます。全部で3回見直したので時間もかかりしょうがないのですが。
29日は午後から雨の予報でしたが上野駅は大変な人出で改札近くは多くの駅員が公園方面の案内や臨時改札口も開けて対応していました。お陰様で雨にも当たらず無事猫の餌やりも出来ました。
3月17日から4月12日まで上野、御殿山、吉原、隅田川などの江戸の桜を描いた作品を中心に展示しています。
鈴木春信、石川豊信、鳥居清長、礒田湖龍斎、窪俊満、歌川豊国、勝川春章、そして風景画と言えば歌川広重、その他に喜多川歌麿、歌川国芳など。
春信、広重、国芳、国貞などの描く顔は何となく解るのですがパッと見落款など見ないでいると豊国、歌麿、清長などの区別がまだ出来ない。何年も見ているのだが勉強不足かごちゃごちゃになってしまう。この識別が今年の課題かも。
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