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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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今回は第一部としてフジタのいる街角として藤田嗣治が渡仏する前に留学していた画家達、そして1920年頃藤田が認知され活躍し始めたその周辺の画家達を藤田を絡め展示しています。1025日から127日まで開催。

 

第二部は来年214日から戦後世代の画家の横顔として展示予定のようです。

 

フジタ以前の画家としては勝海舟、篤姫などを描いた維新の洋画家川村清雄、その後の唐子木孟郎、山下新太郎、梅原龍三郎、安井曽太郎などの作品が並ぶ。

 

今回のメイン藤田嗣治の作品も相当な数が展示されています。そして作品以外にも旅のトランク、地下鉄の切符なども生活の一部として展示されています。

 

今回の藤田の作品では私の見聞きした作品とは違う作品が多いのも特徴かもしれません。3つのコーナーに分かれとても見やすく展示されていました。写真は今回の展示の物ではありません。

 

友人との昼酒の帰り道五反田で東京駅100周年記念のラッピングの煉瓦色の山手線を初めて見ました。

 

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普段はあまり日本では知られない作家の展覧会が多い渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムでは印象派からエコール・ド・パリへという副題が付いた展覧会です。

 

第一章印象派とその周辺の画家達

セザンヌ、シスレー、モネ、ルノアール、ボナール、マルケなどの作品。モネ作品はエトルタ、夕日のアヴァル断崖、睡蓮、積藁などですが初めて見たヴェトゥイユの柳と言う作品は好きなヴぇです。

 

素人の私には相変わらずルノワールの肖像画は何であんなに肉感的なんだろう、肖像画はやはり写実的な作品が自分が書いてもらうには良い。尤もモデルが肥っていれば別ですが。

 

第二章は革新的で伝統的な画家達

ルオー、ヴラマンク、デュフィ、ドランなど。ヴラマンクは初めて聞いた作家。この時期になると印象派の作品も認知されフォーヴィズム、キューリズムなどの作風。

 

第三章エコールドパリの画家達

ユトリロ、ローランサン、モディアーニ、藤田嗣治、シャガール、キスリングなど

此方になると特徴のある顔だったり画風で見ればこの作家だと解る画風。

 

16作家71点の展覧会で有名どころの作品が多く私でも知っている作家が多く楽しめる。入場料1400円

 

東京メトロ明治神宮駅近く表参道横の太田記念美術館で10月1日から11月24日まで前期、後期と行われています。もう東京では常設浮世絵専門美術館は此処だけになってしまいました。表参道は小雨でしたがそこそこの人出があり場所柄外国人が多い。

 

川崎砂子の里資料館と同じ今月来月は歌川国貞展です。国貞は22歳でデビューして79歳まで数万点の作品を残しています。大量の作品を残せたという事は売れて人気があったという証拠でもあります。国貞と言えば役者絵、美人画で沢山の作品が展示されています。

 

今回の展示は初期の作品から順に展示しているようです。(どうも途中から解らなくなってしまいました。)今月、来月で263点と膨大な数の展示が予定されています。

 

今回の展示では珍しい最晩年の下絵の展示がありました。版画では下絵は残っていることが少ない貴重な物です。川崎では初代尾上松緑などの凸型四枚続が出ていましたが此方でも不動明王の凸型4枚が出品しています。入場料1000円、月曜休館。

今回驚いたのは午前午後と小学生の見学があり丁度ぶっかつたが真面目にしっかり見てノートをしている。小学生から浮世絵を見るとは近くの学校でしょうが凄い情操教育です。

 

 

  平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)は明治から昭和までの日本を代表する彫刻家で東京美術学校教授を歴任。大学構内にも岡倉天心像もある。

 

今回の平櫛田中のコレクション展で平櫛自身の作品と収集した作品が展示されています。昨年より今年は田中の作品が多くあります。

 

写実的な彫刻でまるで本物が生きて座っているように感じる作品が多い。今は閉じているがニューオータニ美術館にも大谷米太郎像がある。今回は三井の三井高福像、頼朝像など。19日まで入場無料。

 

大学内にある陳列館では花王の企業デザイン展も開催中。美術部デザイン科主催によるもので花王製品が年代別に展示されています。その時の時代を反映した商品とそのパッケージデザインでとても懐かしい商品が展示されています。26日まで入場無料。

 

この他に前回見た台湾留学生の作品展も同時開催中です。(無料)
この所ここの学食で昼食を戴いています。今日はアジフライ定食。

 

 

今月の近代美術コーナーは月岡芳年の風俗三十二相12枚が展示。芳年は最後の浮世絵師と言われる絵師で有名な物は残酷物ですが「月百」などの揃い物がある。

  

今回はうるささう(寛政年間処女の風俗)、あつさう(文政年間内室の風俗)

おもたさう(天保年間深川かるこの風俗)、しなやさう(天保年間傾城の風俗)

 

日本画では大きな「孔雀」滝和亭(たきかてい)南画家、荒木寛畝の「雨中双鶴」

橋本周延「江戸婦女」江戸末期明治の楊洲周延の名前の方が浮世絵師として有名。

会場は七宝、蒔絵、彫刻、陶磁器などの工芸品のりっぱな作品が多い。明治のシカゴ・コロンブス世界博出品作品。



  東アジアの華 陶磁名品展は本館1階特別5室で11月24日まで開催中で日中韓国立博物館合同企画特別展。無料。

 

日中韓のやきものの競演です。日本には中国・韓国を経て伝わっています。各国15点づつ展示で見ごたえがあります。

 

日本からも重要文化財の野々村仁清の茶壺、国宝秋草文壺も出ていますが焼き物は良く解らない私でも中国の作品は素晴らしいと思う。 

 

 

 今月は特にテーマはないようで初期の墨摺絵、漆絵、紅絵、紅摺絵、錦絵、サイズとして柱絵、細判、短冊判、大判、浮世絵師自身が描く肉質画などを展示。

 

鳥居清信「傘さし美人図」鳥居派初代で歌舞伎の看板絵などを描く。
   

懐月堂度繁「短冊をもつ遊女」墨摺絵、奥村利信「呉服売り」
 
  

石川豊信「佐野川市松の人形を遺う娘」西村重長の弟子、鈴木春信にも影響を与えたそうです。鈴木春信「時計の晩鐘」当時としては珍しい高価な和時計、墨竹の衝立など高貴な家の娘たち。

鳥居清満の「見立行平・松風・村雨」三枚の細判を三幅対にして摺り、切らずにそのままの3丁掛という珍しい作品。題材は謡曲松風から。

 

喜多川歌麿の風俗三段娘、上品、中品、下品の図、葛飾北斎の清少納言

名所絵だけでなく花鳥画も素晴らしい、広重「牡丹に孔雀」同じ風景画で有名な溪斎英泉の「江戸名所・根岸の里」

 

国貞の「今様見立士農工商・商人」絵草子屋で浮世絵販売で細かく描いています。

色をあまり使わない広重の藍だけの団扇絵「富士」

浮世絵コーナーは本館2階の10室にあり1階からじっくり見てくると皆さんお疲れのようで多くの人が歩き見が多い。今日は人もあまりいないのでじっくり3回見ました。でもすぐ忘れて仕舞うのがたまに瑕。

 

京浜急行京急川崎駅近くの旧東海道川崎宿沿いに川崎の歴史や文化を紹介する東海道かわさき宿交流館では1周年記念企画展示として歌川広重の五十三次名所図会通称竪絵東海道、日本橋から京三条までの55枚を一挙展示しています。

 

交流館では開館記念で保永堂東海道五十三次、その後行書東海道、そして今回の竪絵東海道と浮世絵全揃えを斜め前の川崎・砂子の里資料館の提供で展示しています。

 

立派な建物で川崎の移り変わりなどを勉強でき、街歩きの休憩処にもなって川崎の名産なども販売もしています。月曜休館、入場無料。

 

10月6日から25日まで国貞没後150年展として今月、来月と国貞の作品の展示です。

 

国貞は歌川豊国に入門、豊国門下は豊重(二代豊国)、国政、国満、国貞(三代豊国)、国信、国芳など多くの作家を輩出しています。国芳、今回の国貞は自分の弟子も多く輩出しています。

 

国貞と言うと美人画や役者絵が浮かびますが今回は最初に武者絵が展示されています。武者絵と言えば国芳が浮かびますのであれっと言う感じでした。

 

役者絵、忠臣蔵、美人画、東海道物、そして肉質画2点の全63点。今回初めて見たのは5枚ですが凸型の変わった役者絵。横長5枚綴りの「青楼2階之図」上から遊郭を俯瞰した図で遊女の生活や仕事が各部屋ごとに描かれています。

 

また「紅毛油絵尽」額縁みたいな枠付きで隅田川を川遊びする遊女と永代橋の図。上段横にひらがなで書かれています。入場無料。


 

電車や食べ物ばかりを書いていて本来の目的の陶芸作品はもう何年も来ていますので何度か見た作品です。色的に地味な鉄絵ですが落ち着いたデザインも今でも斬新です。人間国宝の作品には素人が何も言えませんが好きな絵付けです。

 
入場無料、休館日年末年始及び入れ替え時。詳細はHPをご覧ください。
10月19日14時より田村耕一の横顔&作品鑑賞の講演会も行われるようです。

 

 物語が絵画化される時、絵画は何を語りかけるのでしょうかというテーマで展示されています。

 

川端龍子は特別宗教にこだわってもいないが個人では不動明王を崇めています。神話、伝説、異郷をテーマにしたとてつもない大きな作品を多く描いています。

 

今回初めて見たのは横山大観の「生々流転」に対する「逆説・生々流転」という作品は長さ28mの作品でグァムで発生し伊豆の狩野川周辺に大被害を起こした狩野川台風を題材にしたものです。

 

グァムの風景から台風発生で荒れ狂う海、そして家を流されたり山肌を削ぐような荒れた川、そして最後は重機が入り復興に立ち向かう様が描かれています。

 

インドでは孫悟空、タイ。ジャワ・バリ島では中国から天竺へ笹舟で向かう親王を描いた「真如親王」モンゴルではラクダに乗った源義経(ジンギスカン)など。


 

第29回ヴェネチア・ビエンナーレ出品連作「吾が持仏堂」7点なども出展しています。その中には絵ではなく独特の書体の「般若心経」も。現地でのスケッチも何点か展示、12月18日まで開催。入館料200円、65歳以上無料。

 

                                                                                                  

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