美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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JR桜木町駅からのランドマークタワーの後ろ側にある横浜美術館では「はじまりは国芳」展が来月14日まで開催中。
浮世絵師歌川国芳は80人を超える弟子を持ちその一門や画系がどう受け継がれて行ったかとという江戸末期から昭和初期までの日本画、油彩・水彩画、版画、刊行本などの作品、資料を通しての展覧会です。
国芳だけならもう何度も色々な美術館で見ていますので高い入場料を払ってまでと思いますが今回は、水野年方、鏑木清方、伊東深水等の作品を主軸にしているということでお邪魔。
前期、後期でダブリもありますが250点の作品展示。特に鏑木清方作品はかなり出ていて楽しめました。
また笑っちゃいましたのが国芳の田家茶話 六老之図の解説です。
江戸時代の農学者大蔵永常が全国で耳にした話を編集した教訓集。これは老いの特質を教訓としているそうです。
しわがよる、ほくろができる、勢いは縮む、頭ははげる、毛は白くなる。手はふるへ、足はよろつく、歯はぬける、耳は聞こえず、目はうとくなる。
身は古くなる、聞きたがる、淋しがる、でしゃばりたがる、世話をしたがる、又しても同じ話に子をほめる、達者自慢に人は嫌がる。言いえて妙で気をつけないと。
六本木の森美術館以来の国芳展ですが今回はコンセプトが違いますのでシリーズものは一部づつですが中々の迫力です。特に鏑木清方の日本画、五姓田芳柳、来月見行く川瀬巴水の版画は良かったです。
写真はみなとみらい21の超高層の中の落ち着いた低層の近代的な横浜美術館、企画展以外にヨコハマコレクションとしてのカメラOKの常設展も見られます。写真発祥の1つである横浜ですので多くの写真があるようですが今回はパス。
帰りは大桟橋、赤レンガ倉庫、山下公園を通り、中華街へお土産を買いに。平日だと言うのに真っ直ぐ歩けない程の観光客、此処には不景気はないのだろうか。
浮世絵師歌川国芳は80人を超える弟子を持ちその一門や画系がどう受け継がれて行ったかとという江戸末期から昭和初期までの日本画、油彩・水彩画、版画、刊行本などの作品、資料を通しての展覧会です。
国芳だけならもう何度も色々な美術館で見ていますので高い入場料を払ってまでと思いますが今回は、水野年方、鏑木清方、伊東深水等の作品を主軸にしているということでお邪魔。
前期、後期でダブリもありますが250点の作品展示。特に鏑木清方作品はかなり出ていて楽しめました。
また笑っちゃいましたのが国芳の田家茶話 六老之図の解説です。
江戸時代の農学者大蔵永常が全国で耳にした話を編集した教訓集。これは老いの特質を教訓としているそうです。
しわがよる、ほくろができる、勢いは縮む、頭ははげる、毛は白くなる。手はふるへ、足はよろつく、歯はぬける、耳は聞こえず、目はうとくなる。
身は古くなる、聞きたがる、淋しがる、でしゃばりたがる、世話をしたがる、又しても同じ話に子をほめる、達者自慢に人は嫌がる。言いえて妙で気をつけないと。
六本木の森美術館以来の国芳展ですが今回はコンセプトが違いますのでシリーズものは一部づつですが中々の迫力です。特に鏑木清方の日本画、五姓田芳柳、来月見行く川瀬巴水の版画は良かったです。
写真はみなとみらい21の超高層の中の落ち着いた低層の近代的な横浜美術館、企画展以外にヨコハマコレクションとしてのカメラOKの常設展も見られます。写真発祥の1つである横浜ですので多くの写真があるようですが今回はパス。
帰りは大桟橋、赤レンガ倉庫、山下公園を通り、中華街へお土産を買いに。平日だと言うのに真っ直ぐ歩けない程の観光客、此処には不景気はないのだろうか。
結局、JRの駅で言えば桜木町 、関内、石川町と散策が出来ました。
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刀には全く興味がないのですが今日は昔からの友人から休みなので一杯の誘いが有り、昼間の酒は?と、いつも私の趣味に付き合ってもらっています。たまには彼が好きな刀剣を見ようと逆に誘いました。
先月一緒に広島へ行きました時、広島城では刀の展覧会があり大変喜んでいたので前から刀剣博物館が代々木にあることは知っていましたので二人で初めて見学に行きました。
彼は好きなだけありじっくりと見学、私は城めぐりで城内に刀は結構展示していますがいつもざっと流し見です。今日もざっと見てロビーで刀の本を見て勉強のふりでした。
鍔は手間暇かけた凝ったものも多く、工芸品としての価値もある事はわかりますが、刀は係員の方に教わった馬上の刀は刃が下向きで抜く、脇に差す刀は刃が上を向いていると言う事を教わり充分でした。
太刀とは刃の長さが2尺(60センチ)以上、刃を下にして腰に佩くもの。刀は刃の長さが2尺以上で刃を上にして腰に指すもの。脇差は1尺から2尺未満で刀と同じように刃を上にして腰に指すもの。短刀は1尺未満で刀と同じように刃を上に指すもの。腰刀とも。
以上を勉強しました。長い歴史のある日本刀、一点一点手作りですから当然同じものは無いそうです。お城好きなら見る機会がが一杯有るだろうと言われても個人的には興味なし。
興味があったのは若い可愛い女性が何組も外国の男性を連れて見学に来ていたこと位でした。上野の東京国立博物館常設展、相撲博物館と此処も日本的なんだと納得。
鎬(しのぎ)を削る、そりが合わない、付け焼き刃等は刀から来ているそうです。この話も付け焼き刃かなぁ。小田急線参宮橋駅徒歩7分、10時~4時半、月曜休館、600円。
刀に興味が有る人は楽しいと思います。駅の反対側は明治神宮です。
先月一緒に広島へ行きました時、広島城では刀の展覧会があり大変喜んでいたので前から刀剣博物館が代々木にあることは知っていましたので二人で初めて見学に行きました。
彼は好きなだけありじっくりと見学、私は城めぐりで城内に刀は結構展示していますがいつもざっと流し見です。今日もざっと見てロビーで刀の本を見て勉強のふりでした。
鍔は手間暇かけた凝ったものも多く、工芸品としての価値もある事はわかりますが、刀は係員の方に教わった馬上の刀は刃が下向きで抜く、脇に差す刀は刃が上を向いていると言う事を教わり充分でした。
太刀とは刃の長さが2尺(60センチ)以上、刃を下にして腰に佩くもの。刀は刃の長さが2尺以上で刃を上にして腰に指すもの。脇差は1尺から2尺未満で刀と同じように刃を上にして腰に指すもの。短刀は1尺未満で刀と同じように刃を上に指すもの。腰刀とも。
以上を勉強しました。長い歴史のある日本刀、一点一点手作りですから当然同じものは無いそうです。お城好きなら見る機会がが一杯有るだろうと言われても個人的には興味なし。
興味があったのは若い可愛い女性が何組も外国の男性を連れて見学に来ていたこと位でした。上野の東京国立博物館常設展、相撲博物館と此処も日本的なんだと納得。
鎬(しのぎ)を削る、そりが合わない、付け焼き刃等は刀から来ているそうです。この話も付け焼き刃かなぁ。小田急線参宮橋駅徒歩7分、10時~4時半、月曜休館、600円。
刀に興味が有る人は楽しいと思います。駅の反対側は明治神宮です。
個人的には良く解りませんが東京で現在一番トレンディと言われている豊洲。ららぽーと豊洲アネックスに移動した平木浮世絵美術館では3ヶ月連続での楊洲周延没後100年記念で25日まで開催中。
平木浮世絵美術館は今月から場所がららぽーと豊洲の1階から一時的に手前のアネックス1階に移転しています。昨年の震災以降水辺に立地することで検討が続けられての移転だそうですがどうせなら1階でなく高い階の方が良かったのにと勝手に思っています。
展示スペースは前より狭いですがショーケースもなく乱反射がないのでそのまま見られて個人的には良いです。照明が非常に明るく周延の描く着物の色々な細かい色柄も非常にきれいに見れます。保存状態の良い素晴らしい絵です。しかし見る人間には良いのですが色の脱色が心配です。
多分時間がなかったので物販店用の照明をそのまま使ったんでしょう。江戸錦、千代田之大奥など素晴らしかった。ちょっと解りづらいですが高級スーパーアオキの裏側が入場口です。
12月1日から忠臣蔵 月耕描く義士たちになります。入館料500円、月曜休館、11時~18時。
平木浮世絵美術館は今月から場所がららぽーと豊洲の1階から一時的に手前のアネックス1階に移転しています。昨年の震災以降水辺に立地することで検討が続けられての移転だそうですがどうせなら1階でなく高い階の方が良かったのにと勝手に思っています。
展示スペースは前より狭いですがショーケースもなく乱反射がないのでそのまま見られて個人的には良いです。照明が非常に明るく周延の描く着物の色々な細かい色柄も非常にきれいに見れます。保存状態の良い素晴らしい絵です。しかし見る人間には良いのですが色の脱色が心配です。
多分時間がなかったので物販店用の照明をそのまま使ったんでしょう。江戸錦、千代田之大奥など素晴らしかった。ちょっと解りづらいですが高級スーパーアオキの裏側が入場口です。
12月1日から忠臣蔵 月耕描く義士たちになります。入館料500円、月曜休館、11時~18時。
来月24日迄両国国技館内の相撲博物館で浮世絵の展示を行っています。小さなスペースですが90枚の浮世絵は迫力が有ります。
浮世絵は広重、北斎から風景画が有名になりましたが、歌舞伎の役者絵、相撲絵、歴史的な人物などの武者絵、美人画などその時代によって様々な絵が売られています。
幕末の相撲絵と云う事ですが国芳、国貞、2代目国貞、国輝、国綱、など知っている名前から初めての名前の絵師まで、そして以前見た絵から初めての絵と楽しみながら見させていただきました。
大判3枚綴りが多かったですが1枚の一人立ちとして不知火光右衛門8枚、雲竜久吉の一人立ち13枚、陣幕久五郎8枚と同じ人物を違った人画描いているのも見ものです。
行司で式守鬼一郎(初めて聞く名前)が観衆から戴いた化粧回しを土俵上で披露する図、半切りの小さめの絵では東二段目5枚目榊原梅五郎国貞の絵などが何枚もあります。多分2段目は今の十両の力士なんでしょうか。化粧回しをしていたりしています。横綱、大関や親方などが多い、相撲絵ですが十両力士の絵は珍しい、初めてみました。
平日昼間ですが東京観光でバスのお客様が入っていて中々賑やかな日でした。鬢付けの匂いがない寂しい両国ですがちゃんこ料理屋の幟は元気にはためいています。
浮世絵は広重、北斎から風景画が有名になりましたが、歌舞伎の役者絵、相撲絵、歴史的な人物などの武者絵、美人画などその時代によって様々な絵が売られています。
幕末の相撲絵と云う事ですが国芳、国貞、2代目国貞、国輝、国綱、など知っている名前から初めての名前の絵師まで、そして以前見た絵から初めての絵と楽しみながら見させていただきました。
大判3枚綴りが多かったですが1枚の一人立ちとして不知火光右衛門8枚、雲竜久吉の一人立ち13枚、陣幕久五郎8枚と同じ人物を違った人画描いているのも見ものです。
行司で式守鬼一郎(初めて聞く名前)が観衆から戴いた化粧回しを土俵上で披露する図、半切りの小さめの絵では東二段目5枚目榊原梅五郎国貞の絵などが何枚もあります。多分2段目は今の十両の力士なんでしょうか。化粧回しをしていたりしています。横綱、大関や親方などが多い、相撲絵ですが十両力士の絵は珍しい、初めてみました。
平日昼間ですが東京観光でバスのお客様が入っていて中々賑やかな日でした。鬢付けの匂いがない寂しい両国ですがちゃんこ料理屋の幟は元気にはためいています。
六本木は夜になるとポスターのように電飾煌き綺麗になるんでしょう。もうミッドタウンには雪だるまの装飾がでていました。一部紅葉したのは新美術館前庭から六本木ヒルズ。今年は綺麗に紅葉せず落葉しています。
明治40年創立と云う歴史ある日本美術展覧会(日展)を見に国立新美術館へ。第一科日本画、353点、第二科洋画772点、第三科彫刻278点、第四科工芸美術625点、第五科書1117点と膨大な量の展覧会です。
入選作品と会員作品等ですから応募点数は膨大な数で審査をする場所等、審査員と大変な時間が掛かったんでしょう。私も当然、ぱっと見て気に入った、興味が有る作品だけ見て後は歩き見ですが、2時間で日本画と洋画だけで帰宅となりました。
しっかり全部を見たら何時間かかるんだろうか、はたまた腰も痛くなりそうです。日本画は最初に見ました。是が日本画と云うような画も多く、洋画の中には日本画というような画もあります。
洋画は大体風景画、肖像画、静物が多いですが、今回はサイケデリックなものは少なく、肖像画が多くそれも写実的な絵が多かった。絵としての王道だと思っていますがやはり今の時代を反映しているのかなぁと思いました。個人的にも写実絵が好きです。好きで言えばほのぼのしたノスタルジックな絵は少なかった。
他の公募展に行くと風景画にお城や鉄道が描かれたりしていますが今回は数点でした。それも廃車と云う題でテツとしては寂しい。それにしても此処へ友人と行かなくて良かった。よっぽど好きじゃないと展示の点数と大きさに圧倒され、歩くのも疲れすぐ帰ろうと成る所でした。(写真は相変らずボケですがクリックすれば大きくなります。)
明治40年創立と云う歴史ある日本美術展覧会(日展)を見に国立新美術館へ。第一科日本画、353点、第二科洋画772点、第三科彫刻278点、第四科工芸美術625点、第五科書1117点と膨大な量の展覧会です。
入選作品と会員作品等ですから応募点数は膨大な数で審査をする場所等、審査員と大変な時間が掛かったんでしょう。私も当然、ぱっと見て気に入った、興味が有る作品だけ見て後は歩き見ですが、2時間で日本画と洋画だけで帰宅となりました。
しっかり全部を見たら何時間かかるんだろうか、はたまた腰も痛くなりそうです。日本画は最初に見ました。是が日本画と云うような画も多く、洋画の中には日本画というような画もあります。
洋画は大体風景画、肖像画、静物が多いですが、今回はサイケデリックなものは少なく、肖像画が多くそれも写実的な絵が多かった。絵としての王道だと思っていますがやはり今の時代を反映しているのかなぁと思いました。個人的にも写実絵が好きです。好きで言えばほのぼのしたノスタルジックな絵は少なかった。
他の公募展に行くと風景画にお城や鉄道が描かれたりしていますが今回は数点でした。それも廃車と云う題でテツとしては寂しい。それにしても此処へ友人と行かなくて良かった。よっぽど好きじゃないと展示の点数と大きさに圧倒され、歩くのも疲れすぐ帰ろうと成る所でした。(写真は相変らずボケですがクリックすれば大きくなります。)
江戸東京博物館開館20周年記念企画展で12月2日まで開催中。本来は国技館内の博物館のつもりで行く予定でしたが休館日にあたりこの展覧会を見ました。
川村清雄と言う画家は今回初めて聞く名前です。明治の初め徳川家留学生として20歳で明治4年にアメリカ、フランス、イタリアに10年余りも洋画を学んだそうです。
金地の絹本や漆板など日本の伝統的な素材を使い日本画を油絵で描くような作品でしたが藩閥系の画家が幅を利かしていた画壇、フランス美術の強い影響を受けていた当時の日本画壇には河村のイタリアでの伝統油彩画法はあいれませんでした。
勝海舟、徳川家達等のよき理解者に庇護され日本人独自の油絵を生涯に渡って描き続けました。名前は知らなくても篤姫、勝海舟の肖像画、最後の将軍慶喜、福沢諭吉などの肖像画は何度も見ていました。
また今回はフランスオルセーから初めての里帰り作品「建国」などが出品されています。また素晴らしい風景画が多く出展しています。
今回は珍しく友人と一緒でしたが私よりゆっくり鑑賞、特に母校の先生の肖像画には懐かしいようで感激していました。同行者が私よりゆっくりな鑑賞は初めてでした。大体同行者は早く終わり私も慌ただしく見なくてはならないのが常でしたので今回はゆっくりの鑑賞ができました。
川村清雄と言う画家は今回初めて聞く名前です。明治の初め徳川家留学生として20歳で明治4年にアメリカ、フランス、イタリアに10年余りも洋画を学んだそうです。
金地の絹本や漆板など日本の伝統的な素材を使い日本画を油絵で描くような作品でしたが藩閥系の画家が幅を利かしていた画壇、フランス美術の強い影響を受けていた当時の日本画壇には河村のイタリアでの伝統油彩画法はあいれませんでした。
勝海舟、徳川家達等のよき理解者に庇護され日本人独自の油絵を生涯に渡って描き続けました。名前は知らなくても篤姫、勝海舟の肖像画、最後の将軍慶喜、福沢諭吉などの肖像画は何度も見ていました。
また今回はフランスオルセーから初めての里帰り作品「建国」などが出品されています。また素晴らしい風景画が多く出展しています。
今回は珍しく友人と一緒でしたが私よりゆっくり鑑賞、特に母校の先生の肖像画には懐かしいようで感激していました。同行者が私よりゆっくりな鑑賞は初めてでした。大体同行者は早く終わり私も慌ただしく見なくてはならないのが常でしたので今回はゆっくりの鑑賞ができました。
この一年位リニュアルで閉館していた五島美術館、改装、増築を施し10月20日からオープンしています。場所は東急大井町線上野毛駅から環八を渡って少し奥へ入った住宅地の一角にあります。
お経巻物、有名人の書を切ったものを貼り込んで装丁したもの、国宝の源氏物語絵巻が出展しています。今回はこの源氏物語絵巻を目的にお邪魔しました。此処でも以前に見た記憶もあり、名古屋の徳川美術館でも一度見ています。
源氏物語は平安時代の藤原道長の娘、中宮彰子(しょうし)に仕えた紫式部の光源氏を主人公にして平安貴族の世界を描いたものです。絵巻はその源氏物語を百数十年後に書かれたもので現存する日本の絵巻の中でも最古の作品とされています。
五十四帖の各帖より1~3場面を絵画化し「詞書」(ことばがき)と絵を交互に繰り返す形式です。尾張徳川家が3巻、阿波蜂須賀家が1巻所有していたようで蜂須賀家の物が江戸末期に民間に流失したようで現在は五島美術館が所有(4場面)
鈴虫一、鈴虫二、夕霧、御法(みのり)ですが時代が経っていますので殆ど解らない、黒くなっている絵です。その為加藤純子氏による復元模写の絵が隣り合わせで展示されています。
レントゲン検査・顔料の化学分析などにより細密に描かれていますが今度は明るすぎて失礼な言い方をすると素人には何だかありがたみがなくなるような絵になっています。
この美術館は庭が広く庭園内には幾つかの茶室、休憩場、古墳などが点在し散策も出来ますが今回は中庭だけの開放になっていました。秋の気配が迫る気持ちの良い一日でした。
来年三月まで各時代に沿って毎月のように展示が行われる予定になっています。
http://www.gotoh-museum.or.jp/
お経巻物、有名人の書を切ったものを貼り込んで装丁したもの、国宝の源氏物語絵巻が出展しています。今回はこの源氏物語絵巻を目的にお邪魔しました。此処でも以前に見た記憶もあり、名古屋の徳川美術館でも一度見ています。
源氏物語は平安時代の藤原道長の娘、中宮彰子(しょうし)に仕えた紫式部の光源氏を主人公にして平安貴族の世界を描いたものです。絵巻はその源氏物語を百数十年後に書かれたもので現存する日本の絵巻の中でも最古の作品とされています。
五十四帖の各帖より1~3場面を絵画化し「詞書」(ことばがき)と絵を交互に繰り返す形式です。尾張徳川家が3巻、阿波蜂須賀家が1巻所有していたようで蜂須賀家の物が江戸末期に民間に流失したようで現在は五島美術館が所有(4場面)
鈴虫一、鈴虫二、夕霧、御法(みのり)ですが時代が経っていますので殆ど解らない、黒くなっている絵です。その為加藤純子氏による復元模写の絵が隣り合わせで展示されています。
レントゲン検査・顔料の化学分析などにより細密に描かれていますが今度は明るすぎて失礼な言い方をすると素人には何だかありがたみがなくなるような絵になっています。
この美術館は庭が広く庭園内には幾つかの茶室、休憩場、古墳などが点在し散策も出来ますが今回は中庭だけの開放になっていました。秋の気配が迫る気持ちの良い一日でした。
来年三月まで各時代に沿って毎月のように展示が行われる予定になっています。
http://www.gotoh-museum.or.jp/
今年10月に新橋、横浜間開通140周年記念ですが川崎・砂子の里資料館では17日まで陸蒸気の版画を開催しています。
特に川崎、高輪、新橋、横浜と明治になってから文明開化の叫びの中蒸気機関車が疾風する絵が多く出展。
絵師も三代広重、昇斉一景、歌川豊重、永林信実など初めて聞く名前、作品が多く出ています。此処の時代の版画は色が海外からの絵具何でしょうか独特の色合いです。
作品も現実の陸蒸気と全く違う絵が多く、子供時代に書いた煙突のような陸蒸気が走っていたり、走る前の作品だったりしています。話題のものを売らんかなといった版元の意図が見え隠れしますが浮世絵の手法がまだ残されているものもあり鉄道フアンとしては楽しい企画ものです。
日曜休館、入場無料の旧川崎宿の小さな浮世絵美術館です。毎月楽しみに行っています。
特に川崎、高輪、新橋、横浜と明治になってから文明開化の叫びの中蒸気機関車が疾風する絵が多く出展。
絵師も三代広重、昇斉一景、歌川豊重、永林信実など初めて聞く名前、作品が多く出ています。此処の時代の版画は色が海外からの絵具何でしょうか独特の色合いです。
作品も現実の陸蒸気と全く違う絵が多く、子供時代に書いた煙突のような陸蒸気が走っていたり、走る前の作品だったりしています。話題のものを売らんかなといった版元の意図が見え隠れしますが浮世絵の手法がまだ残されているものもあり鉄道フアンとしては楽しい企画ものです。
日曜休館、入場無料の旧川崎宿の小さな浮世絵美術館です。毎月楽しみに行っています。
12月16日まで大田区立龍子記念館で龍子名作展が開催されています。展示作品17点。入場料200円、10時、11時、14時には会館前の龍子のアトリエを研究員により案内があります。
今回は秋がテーマですが季節の秋以外にも危急存亡の秋(とき)など一刻を争う重大な時を表し、深い意味合いを持つこともあるそうです。
今回のタイトル一葉知秋は秋の訪れに気づくこと。転じてささやかな事柄から行く末や本質を見極める事だそうです。龍子が会場主義を標榜するのも多くの人に絵を見て貰い、それぞれ感じる事、画家が言いたい事も感じてほしいとのようです。
入ってすぐは「茸狩図」横5M弱縦2.4Mと云う大きな盤面に和服の婦人が2人、男性が1人松茸を取っているその間を大きな松が迫ってくる構図です。昭和11年帝展出品作品。
「秋縁」はアトリエで描いたもので蔦製の椅子に飼い犬が此方を見て両側には秋の花、赤とんぼ、椅子にカマキリと云った図。
戦争画も描いていますが今回は越後出身の東郷平八郎の地球儀にコンパスを持った肖像画。依頼された神社に大きすぎて手元に残ったようです。
富士山も多く書いていますが秀峰富士でなく「怒った富士」昭和19年(雷、いなずま)、はたたく(漢字で書かれています。ゴロゴロ音がする状態だそうです)黒い富士山に画面いっぱいの白い雲、今にも雷に打たれそうな迫力。昭和35年制作。
単純な箱根の「ドライブ」、「永平寺」などもありますが真っ赤な「国会議事堂」、「燧ヶ城跡」(ひうちがじょう)城下町に名残のような建物。
最後はかっぱを好きで描いていたようで墨で大きく「考える」というタイトルの河童の絵。
相変わらず大きな迫力のある絵で展示点数は少ないですがゆっくり見ると何か訴えているものが。
今回は秋がテーマですが季節の秋以外にも危急存亡の秋(とき)など一刻を争う重大な時を表し、深い意味合いを持つこともあるそうです。
今回のタイトル一葉知秋は秋の訪れに気づくこと。転じてささやかな事柄から行く末や本質を見極める事だそうです。龍子が会場主義を標榜するのも多くの人に絵を見て貰い、それぞれ感じる事、画家が言いたい事も感じてほしいとのようです。
入ってすぐは「茸狩図」横5M弱縦2.4Mと云う大きな盤面に和服の婦人が2人、男性が1人松茸を取っているその間を大きな松が迫ってくる構図です。昭和11年帝展出品作品。
「秋縁」はアトリエで描いたもので蔦製の椅子に飼い犬が此方を見て両側には秋の花、赤とんぼ、椅子にカマキリと云った図。
戦争画も描いていますが今回は越後出身の東郷平八郎の地球儀にコンパスを持った肖像画。依頼された神社に大きすぎて手元に残ったようです。
富士山も多く書いていますが秀峰富士でなく「怒った富士」昭和19年(雷、いなずま)、はたたく(漢字で書かれています。ゴロゴロ音がする状態だそうです)黒い富士山に画面いっぱいの白い雲、今にも雷に打たれそうな迫力。昭和35年制作。
単純な箱根の「ドライブ」、「永平寺」などもありますが真っ赤な「国会議事堂」、「燧ヶ城跡」(ひうちがじょう)城下町に名残のような建物。
最後はかっぱを好きで描いていたようで墨で大きく「考える」というタイトルの河童の絵。
相変わらず大きな迫力のある絵で展示点数は少ないですがゆっくり見ると何か訴えているものが。
蒲田駅前にある大田区民ホール・アプリコ展示室で第26回大田区在住作家美術展が11日まで開催中です。入場無料。
洋画、日本画、立体の各分野57点が出展。その他に作家が持ち寄った作品のチャリティーオークション、色紙に書いた小品を希望者に抽選でプレゼントとこの所のおなじみのパターン。今回は新たに作家が自分の作品を語るギャラリートークも毎日のように開催されるようです。
プロの画家ですからそれなりに良いと思いますが今回は、自分で好きだと云った絵は無かった。しいて言えば弦田英太郎画伯の「はじらい佳つ乃」。そしてチャリティーオークションの作品には作家が出している最低価格が高いと感じました。昨年も確か同じように感じた記憶があります。
絵、小説の作家には免許が有るわけではないですが書いてご飯が食べられていれば作家なんでしょうか。出版社、画廊、スポンサーなどに認められたり有名な賞を受賞して認められていくんでしょうか。
毎年美大の学生が卒業していきます。その中で成り立って認められ売れるには大変な苦労があるんでしょう。サラリーマンは入社試験が有りますが雇ってくれた人がよっぽどのことがない限りそれなりに生活が出来ます。
サラリーマンに比べると大変な仕事かも知れません。大田区だけで是だけの人がいて、東京だけでも何人いるんでしょうか。日本全国では一体何人?芸術の競争は厳しそうです。
芸術の秋で色々展示会はありますが季節の「秋」は今年は感じなく冬が来そうです。もう朝夕は冷えてきています。
洋画、日本画、立体の各分野57点が出展。その他に作家が持ち寄った作品のチャリティーオークション、色紙に書いた小品を希望者に抽選でプレゼントとこの所のおなじみのパターン。今回は新たに作家が自分の作品を語るギャラリートークも毎日のように開催されるようです。
プロの画家ですからそれなりに良いと思いますが今回は、自分で好きだと云った絵は無かった。しいて言えば弦田英太郎画伯の「はじらい佳つ乃」。そしてチャリティーオークションの作品には作家が出している最低価格が高いと感じました。昨年も確か同じように感じた記憶があります。
絵、小説の作家には免許が有るわけではないですが書いてご飯が食べられていれば作家なんでしょうか。出版社、画廊、スポンサーなどに認められたり有名な賞を受賞して認められていくんでしょうか。
毎年美大の学生が卒業していきます。その中で成り立って認められ売れるには大変な苦労があるんでしょう。サラリーマンは入社試験が有りますが雇ってくれた人がよっぽどのことがない限りそれなりに生活が出来ます。
サラリーマンに比べると大変な仕事かも知れません。大田区だけで是だけの人がいて、東京だけでも何人いるんでしょうか。日本全国では一体何人?芸術の競争は厳しそうです。
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