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f4ab51d1.jpeg12月16日まで大田区立龍子記念館で龍子名作展が開催されています。展示作品17点。入場料200円、10時、11時、14時には会館前の龍子のアトリエを研究員により案内があります。
 
今回は秋がテーマですが季節の秋以外にも危急存亡の秋(とき)など一刻を争う重大な時を表し、深い意味合いを持つこともあるそうです。
 
今回のタイトル一葉知秋は秋の訪れに気づくこと。転じてささやかな事柄から行く末や本質を見極める事だそうです。龍子が会場主義を標榜するのも多くの人に絵を見て貰い、それぞれ感じる事、画家が言いたい事も感じてほしいとのようです。
 
入ってすぐは「茸狩図」横5M弱縦2.4Mと云う大きな盤面に和服の婦人が2人、男性が1人松茸を取っているその間を大きな松が迫ってくる構図です。昭和11年帝展出品作品。
 
「秋縁」はアトリエで描いたもので蔦製の椅子に飼い犬が此方を見て両側には秋の花、赤とんぼ、椅子にカマキリと云った図。
 
戦争画も描いていますが今回は越後出身の東郷平八郎の地球儀にコンパスを持った肖像画。依頼された神社に大きすぎて手元に残ったようです。
 
49ab4516.jpeg富士山も多く書いていますが秀峰富士でなく「怒った富士」昭和19年(雷、いなずま)、はたたく(漢字で書かれています。ゴロゴロ音がする状態だそうです)黒い富士山に画面いっぱいの白い雲、今にも雷に打たれそうな迫力。昭和35年制作。
 
単純な箱根の「ドライブ」、「永平寺」などもありますが真っ赤な「国会議事堂」、「燧ヶ城跡」(ひうちがじょう)城下町に名残のような建物。
最後はかっぱを好きで描いていたようで墨で大きく「考える」というタイトルの河童の絵。
 
相変わらず大きな迫力のある絵で展示点数は少ないですがゆっくり見ると何か訴えているものが。
 

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