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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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a5e4fc73.jpeg昨年12月27日~14日まで山下清の生涯をたどる回顧展が開催されています。招待券を戴いたので買い物がてら見学。
 
中は大変な人で山下清の人気はすさまじいと感じます。とても見られる状態でなく、列の横からのぞき見し気になる作品だけちょっと見ると云った感じです。
 
少年期・放浪、芸術家として挑戦、初のヨーロッパの旅と東海道五十三次という構成に分かれています。放浪時代の鉛筆画、油彩、水彩、貼り絵と150点の展示です。版画にもなっています。
 
マジックインキで描いていたり、貼り絵も全部でなくバック、ある部分と云ったものです。しかし、凄く細かく精密に描かれています。リックサックや浴衣も展示してあります。
 
5c341d7a.jpegそれを見たら、ぼ ぼ、ぼくはおにぎりが好きなんだなぁといったフレーズが浮かんできました。放浪の天才画家、日本のゴッホとか言われていますが作品を見てその通りなんだとちょっと感動しました。
 
招待券で入りましたので払ったつもりで地下で福砂屋のカステラがお土産になりました。

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581fb1c5.jpeg6ee62381.jpeg元旦から27日まで恒例の新春展を見に行く。オータニ所蔵のお目出度い作品で毎年始まります。
 
ベルナール・ビュフェの大作の二羽の鶴から始まります。洋画はレオナルド藤田、ホテルニューオータニで描いたイスカンの日本庭園、ミレーの田園に沈む夕陽など。
 
日本画は小林古径、亀。寿老人、鶴の菱田春草、横山大観、下村観山、野村仁清の香合、茶入れ、そして勝川春草、歌川豊春、宮川長春などの浮世絵の肉質画。
 
毎年同じような作品ですが個人的には一年の始まりを見るような展覧会です。同じフロアーのラウンジでコーヒーを飲んでも晴れ着の女性が多く正月のムードがまだ漂っていて華やいでいます。
 
5b302d41.jpeg23e8ef1f.jpeg帰りに赤坂見附から豊川稲荷へ参拝。まだ正月のうちなんでしょうか多くの参拝者で混んでいます。綺麗なお嬢さん方が沢山います。何処かの芸能事務所の方たちでしょうか。

此処は愛知の豊川稲荷の東京別院になっているようです。昨年寄った豊川稲荷に比べれば狭い境内ですが七福神巡りが境内の中でできます。弁天様は銭洗いにもなっていて1万円札をざるに入れて濡れたのをどうしようと騒いでいたりします。
 
1c03ef16.jpeg途中には赤坂の一ツ木通りもあり真っすぐ行けばサカスへ出て行けTBSの色々な催しもやっているのでしょう。近くに草月の本部もあり着物姿の人が多く歩いています。普段からそうなんでしょうが正月らしさを感じます。

 
今月27日まで今年最初の展覧会は、歌舞伎の名場面集を36枚にした三代豊国の見立句選です。
 
三十六句選とあり単なる歌舞伎の名場面だけでなく上段には句の外題、人物名、豊国の落款、その隣は駒絵となっています。
 
私は良く知らないんですが平安時代の三十六歌仙を意識して俳句は芭蕉、その門下の著名な句を選んでいるそうです。
 
歌舞伎も良く知らない私としては役者絵を中心に解説の俳句を楽しみました。
 
平木浮世絵美術館からの上の絵は助六由縁江戸桜 岩井粂三郎、河原崎権十郎 句は 花の雪鐘は上野か浅草か

平木浮世絵美術館 東京メトロ有楽町線豊洲駅下車ララポートアネックス内
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/
この時期になると浮世絵に限らず歌舞伎、映画、テレビと必ず何処かで開催されます。毎月見に行く豊洲の平木浮世絵美術館では尾形月耕の忠臣蔵絵「義士四十七圖」全50点を展示。(圖は、「ず」と読むようです。)
 
尾形月耕と云う人は初めて聞く人で江戸時代後半の生まれで明治、大正に活躍した浮世絵師だそうです。目録、表紙、四十七士を一人づつ大判で描いています。実は数年前に原宿の太田記念美術館で広重等の忠臣蔵を見ていますのでどうしても比較してしまいます。
 
何となく失礼ですが今回の絵は雑誌の挿絵のような絵です。余り細かく描かれてはいなく、やはり忠臣蔵は打ち入りだったり引き上げの様子だったりの方が絵になります。
 
今回他に一枚、芳虎の絵が全員分が出ていますが、やはり此方の絵に目が行ってしまいます。国芳、広重、など多くの人が描いている忠臣蔵、平木浮世絵美術館も昨年もこの時期に同じような企画だった。前回の方が。また、江戸東京博物館でも浮世絵に見る忠臣蔵を開催中。http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/

http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/exhibition/index.html
a3e8c440.jpeg東京駅復元に伴い東京駅内のギャラリーも新装オープン。10月1日オープンしました。暫くは大変な人で整理券を配布しての順番待ちと云う事で開催は来年2月24日までと云う事で暫くは近寄らないようにしていました。
 
流石に今月に入り整理券配布は無くなり、入場は順番になっているとの事。そして今日は土曜日ですが雨の天気予報、朝から小雨交じりでこれならそんなに人は来ないだろうと勇んで出撃。
 
展示内容は事前に確認してあり、私には全く解らない東京駅と鉄道をめぐる現在アートとの事。プラスチックのレールを並べたり、無造作にほっぽってあったり。カメラを前の東京駅下。現在の建物を同じポイントで写した写真。地図の上の滞在地点から歩き現地で収集した糸や布などを縫い合わせた作品、Nゲージが暗い中ライトをつけて走り壁に映る影絵と云った作品等。
 
0dcf6b67.jpeg東京駅の美術館でなければこの内容なら間違っても行きません。見たかったのは、この駅舎は煉瓦でつくっていますがそのレンガをむき出しにして壁にしています。以前もそうだったのか余り記憶もなくそのレンガを見たかった。
 
元々良く付ける為に漆喰を塗って、煉瓦の表面を削っています。そして漆喰が塗られた煉瓦壁に、腰壁等を固定するため、ネジやクギを受ける素材として構造用レンガの所々に木煉瓦という木製の煉瓦を入れていました。
 
昭和20年5月25日の空襲により屋根なども焼け、この木製煉瓦も燃え、黒い点になったり空白になっています。今回はそれが芸術と云う事でむき出しになっています。この壁には少々の作品では負けてしまうんではと思っていました。
 
e9125920.jpeg641ac5ce.jpeg98373ee7.jpeg館内は壁も撮影禁止との事で3階から1階へ降りる階段で撮影。展示作品は暗くしたり壁を使う事もなくさりげなく煉瓦壁との戦いは避けたようです。
1e918e31.jpeg25d273ce.jpeg入場料500円。前に見た時はホテルの喫茶店でお茶をしましたが今回は、ホテルとは分離されているようです。

 
此方は没後55年と云う事で川瀬巴水展が渡辺版画舗の所蔵品を大正期の作品を含む初期摺り作品の展示販売です。開運なんでも鑑定団の浮世絵担当の渡辺さんがいました。
 
此処での販売は渡辺版画舗が版元で出版していますから当然、厳選された作品ばかりです。高いのは100万越え、30万台が中心で安いので20万円台とあり、後摺りの作品はもう10分の1ないし以下の金額になります。
 
午前中でしたから余りお客様もいなくゆっくり見学させていただきました。良かったのは巴水自身が版画の制作の彫、摺りを解説しているビデオが流れていました。今までもアダチ版画、東京国立博物館などで行程は見ていますが作家自身が結構指示したりする様子もあり大変勉強になり興味深かった。
 
その後、上野駅、アメ横、銀座をふらつき銀座8丁目の渡辺版画舗を見て帰宅、トレーニングに向かい、その後は忘年会に参加一次会で帰宅。2c11dbe7.jpeg4b3d4873.jpeg4d4c1153.jpeg





上野駅は未だに東北への道となっています。実際は高崎線、宇都宮線、常磐線などですが、新幹線も停まりますのでやはり東北への入り口かもしれません。啄木の碑がぽつんとあります。441a41e7.jpege54c41e2.jpeg













天井の高い独特の構内にはクリスマスツリー、羽子板市の案内。先月終わった酉の市の大きな熊手が飾られています。此処から東に行けば浅草です。駅を忍池方面に出ればあぁ上野駅の歌碑、ごった煮の上野らしさです。2ac3e4e3.jpegc2a19fc7.jpeg













ちょっと南に下れば御徒町のアメ横、普段でも細い道が中で縦横に繋がって多くの人が買い物しています。まだ時計や衣類などの販売ですが、もう少し経つとそのお店はたたみ、一時賃貸の暮の海産物などのお店に様変わりします。それが暮の風物アメ横の顔になります。
銀座はブランドビルが多く有りますが、それでも銀座は柳でしょ。新しい物を受け入れながら老舗としてしっかり柳に腰でさらっと流しています。38e40b54.jpeg
浮世絵、版画の専門店、渡辺木版美術画舗、創業明治、初代渡辺庄三郎が衰退する浮世絵に、新しい版画をと川瀬巴水、伊東深水などの画家を「新版画」と言うジャンルをつくり版元として復活。また彫、摺の技術の継承を求め、昔の浮世絵の復刻なども手がけています。現在は3代目渡辺章一郎氏で「開運なんでも鑑定団」の浮世絵鑑定士で出演。
中央区銀座8-6-19 日曜休業


渡辺版画
http://www.tokyochuo.net/issue/traditional/2004/11/index.html





 
17293fd3.jpeg来年生誕130年を迎える川瀬巴水の前年祭の展覧会が馬込の大田区立郷土博物館で今月24日迄開催されています。また上野の松坂屋でも11日まで川瀬巴水展が開催、横浜美術館での「はじまりは国芳」からの中でも巴水の作品が展示されています。また銀座8丁目の渡辺版画舗の小さなギャラリーでも展示、カレンダーなどの販売も行われています。
 
ちょっとした来年に向けたデモストレーションでしょうか、色々な所で開催されています。川瀬巴水は、版画活動39年のうち31年を大田区で行われ、大田区で亡くなっています。生涯に約700点の作品を残しているそうです。平塚運一、棟方志功などのように海外で評判を博しています。個人的には夜景、雪の景などが好きです。全国の風景を描いていますが大田区内の風景も数あります。
 
歌川豊国―国芳―月岡芳年―水野年方―鏑木清方―川瀬巴水という流れになります。明治以降の浮世絵は衰退の一途で浮世絵の復興、近代化で渡辺版画を中心とした昔ながらの版元、絵師、彫師、摺師といった従来の分業による制作をする新版画の代表の絵師の一人です。
 
cf4ef1fe.jpeg同じ版画でも自分で絵を描き、彫って、摺るという全部を自身がやる創作版画と呼ばれるものもあります。版画の世界には浮世絵の流れ、日本画、また西洋画からの画家が参加していて新版画だったり創作版画をしたりと区別が付かない所もあるようです。

また木版画、石版画などもあります。現代はリトグラフという印刷が主になってもいます。
 
博物館の展示は90点以上あり昭和初期から中期まで作品で面白いのは試作数点から販売する決定版まで展示されていたり、摺り方による夜、昼になったりの展示、初摺、後摺の展示、木版の摺りの順番による作品の展示(10枚、実際は30回の摺り)。
 
同じ時期に同じ場所の版画を構図違いで版元を変えて出版したりと普段見られない作品があったり浮世絵にある遊びとして自身を作品の中に描いたりと見応えのある展覧会です。
月曜休館、入場無料。大田区南馬込5-11-13 03-3777-1070

 
a296bf10.jpeg毎月お邪魔している川崎宿にあります川崎・砂子の里資料館で12月15日まで開催の肉質浮世絵展を見させていただきました。
 
斎藤館長のコメントに「浮世絵師の地位は低く見られていますが、勝川春草の肉質画は「一幅百両」の高値で大名や豪族らに珍重された。」確かに北斎、広重も各地方の豪商などに頼まれ肉質画を多く書いています。
 
今回は浮世絵師だけでなく肉質画専門の宮川派、鏑木清方、谷文晁などもありますが42点の豪華な展覧です。ニューオータニ美術館、師宣記念館などでも見られますが斎藤さんのコレクションもすごい量です。
 
私には余りこれだけまとまって見る機会が少なくもう一度は時間を作って行きたい。今回は館内が少し明るくなったような気がします。
 
川崎砂子の里資料館 日曜休館 無料、川崎区砂子1-4-10 10時~17時 044-222-0310

4fc2fec3.jpeg今年の紅葉は余り綺麗な物を見ていませんので明治神宮の銀杏並木で見ようと出かけました。いちょうもそうですがこの時期に沢山の屋台が出て全国のB級グルメが食べられますのでそちらが目当てだったかもしれません。
 
昨年と同じ様に沢山の屋台が出て北海道から沖縄まで各地のB級グルメが食べられます。多くの人が来ていますがちょっとお目当ての物もなく戴いたものはあまり旨くない。いちょうも逆光だったり全体に黄色くなく、一部は落葉しています。
 
先日江戸東京博物館で川村清雄展を見たので本人の絵「振天府」を見ようと絵画館へ入場。昔一度は行っただけで物凄く久しぶりです。明治天皇皇后の各御事績を年代順に当時の最高画家が日本画40枚、洋画40枚の大壁画に描かれた素晴らしいものです。
 
f8391476.jpeg明治神宮絵画館と思っていましたが本来は聖徳記念絵画館だそうです。入場料でなく施設維持協力金だそうで500円。変わりに販売している絵ハガキ1枚500円が戴けます。戴いた絵ハガキは少し前に行った横浜美術館での二世五姓田芳柳の枢密院憲法会議の図でした。
 
4857e72d.jpeg一流の画家ですからどれも素晴らしく何で今まで行かなかったのかと思いました。バッテイングセンター近くには珍しいすずめが沢山のんびり餌を探しています。

 
3670617a.jpeg長崎のネツ友はもう自宅にクリスマスの飾りつけを綺麗に取り付けています。もう世間ではクリスマスに向かっているんでしょうか。7日から銀座のギャラリーでもクリスマスアートフェアが開催されます。
 
昨年は銀座のギャラリーの連合企画でギャラリーツアーに参加しました。今年も参加を楽しみにしていましたが残念ながら数少ない予定の中でダブってしまい。今年は参加できず。個人的に数箇所廻ろうと思っています。
 
ギャラリーは無料で何処でも見られますが中々敷居も高く、知らない所には入りづらく、このようなツアーでの参加によってこの画廊はこんな感じと、次回も安心して見られ入りやすくなります。
 
町のギャラリーと違い百貨店のギャラリーなどでは値段も高い作品が多く展示されています。そして私の服装はジーパンに米軍のカーキー色のジャンバーといういでたちだと、もう担当者は慇懃無礼の扱いになります。なぜか背広だと歳のせいか寄ってきたりします。私にとって背広は作業着だったんですが。(ちょっとヒガミが強いかも)(写真は横浜ランドマークタワープラザ内)
 
時間のある人はツアーで参加も面白いと思います。〆切っていたらごめんなさい。
http://www.ginza-galleries.com/xmasartfes2012/event.html
 
 

 
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