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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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827f86fa.jpeg8f5e06ad.jpegファインバーグ・コレクションと云われても初めて聞く名前です。アメリカの化学者で実業家で一代で収集したコレクションのようです。(写真右は応挙の孔雀牡丹図)
 
特徴は江戸期の民間画派の作品を幅広く収集している。そして作品は肉筆画です。5月後半から始まっていましたが実はぎっくり腰、選挙の手伝いなどが有ったり、他の終了間際の展覧会に行ったりして前期は行きそこない、後期終了間際になりました。
 
00eb6e92.jpeg構成は俵屋宗達、尾形光琳(前期)、酒井抱一、鈴木其一、鈴木守一らの作品。そして中国文化への憧れとして池大雅、与謝蕪村、谷文兆、円山四条派として丸山応挙、松村景文、森狙仙、森徹山など伊藤若冲、曽我蕭白、長沢蘆雪などの奇想派(自由で個性的な表現らしい)そして最後は浮世絵師の肉質画です。(写真は池大雅の孟嘉落帽)
 
881728b0.jpeg浮世絵師の肉質画に酒井抱一の作品があるのには違和感が有りますが菱川師宣から北斎まで多くの肉筆画が見られました。懐月堂度辰という名前は初めて聞きました。本当に勉強不足です。パット見は師宣の絵かと思っていました。(写真は北斎の源頼政の鵺退治図)
 
また北斎の弟子蹄斉北馬の作品を久々に見ました。「かるた遊び図」は色も鮮やかでとても江戸時代の物とは思えない良い状態です。
 
7月15日に終了しますが見る価値のある展覧会です。こういう作品を外国の個人が収集しているのが驚きです。
 

 
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c57fec98.jpegJR目黒駅前の久米美術館の常設展ⅲを見学。この美術館は展示数も少なく見やすい配置で腰が痛くなる事もなく目黒に他のようで来たりしても寄って見ます。
 
年に数回行きますので大体一度は見た事のある絵です。久米桂一郎のフランス、日本での作品です。もう100年以上が経っている絵ですが、現代に出しても違和感はないように思います。
 
de235c4e.jpeg展示は桂一郎、親友の黒田清輝、フランスの師匠のコランの作品です。作品タイトルは余り気にしていなかったようで「風景」というタイトルは幾つかあります。美術館のリーフレットにも出ている「林檎拾い」が有名ですが私は、「秋景」というタイトルの作品が気に入っています。
 
久米桂一郎の作品はhttp://www.kume-museum.com/corner_kei.html
 

2b1b3fd2.jpeg1aa6308a.jpeg23日までで終了する江戸時代のかながわの旅展を慌てて見に行きました。前期を見ていますので後期と云う事です。
 
お目当ての浮世絵は前期後期半分づつでどうしても見なくてはと出かけましたが、大体は何度か見ているものです。今日は学芸員のツアーも有り、終了間際と云う事で多くの人がいます。
 
旅するにはガイドブックが必要です。当時も絵図があり中々微に入り細に入り描かれています。当時は菱川師宣などの浮世絵師が描き摺っていたようです。また形態も持ち運びの物、事前に勉強するもの、サイズも大小様々、巻物風、折り畳み式、絵本タイプ等様々。
 
絵図は蝦夷から琉球まで緻密に描かれたもの、街道ごとに描かれたもの、そして事前勉強や行ったつもりになれる東海道中膝栗毛などの本など沢山展示されています。
 
また宿の夕食の模型、川崎宿名物奈良茶飯の模型、鶴見名物よねまんじゅうなど面白い物も。また箱根の湯本では当時は6泊7日の基本を1泊2日のタイプに切り替え小田原宿と箱根湯本の闘争等の資料もありました。もうこの当時から1泊というタイプも出現していたんですね。当時は温泉場と言えば湯治が中心と思っていました。
 
浮世絵中心に見ましたが無理して行って良かった展示会でした。また売店では「お江戸日本橋」にも出てくる鶴見のよねまんじゅうも販売していて速攻で購入。一度食べてみたかったお饅頭です。

帰りは久々に馬車道から赤レンガ倉庫、みなとみらい地区、横浜駅まで散策、今晩のつまみは崎陽軒のシュウマイです。

 
a990fd78.jpeg3aa2d86f.jpeg三島、修善寺を結ぶ伊豆箱根鉄道駿豆線の三島田町駅から5,6分の佐野美術館へ久しぶりにお邪魔しました。本館もきれいになり見違える様になり立派な美術館で見やすくなっています。
 
782b5099.jpeg6月30日までプチファーブル熊田千佳慕の世界展です。小さな昆虫を見た目で生き生きと描いています。絵本を沢山書いています。ファーブル昆虫記の虫たち、みつばちマーヤの冒険などは多くの人が見聞きしている作品だと思います。
 
167f132c.jpegこの他に野の花、日本の虫たちというテーマで展開しています。また最近は大人のぬりえも好評のようです。
 
広大な佐野美術館の庭園も手入れが行き届き東京には中々ない美術館です。1000円、木曜休館。

 
c739875e.jpeg四谷の菓子商・荒井谷に伝わった絵画、錦絵、漆器などの展示を7月7日まで開催中です。
 
江戸時代の末ごろ、麹町十二丁目(現四谷一丁目)で菓子商を営んでいた「荒井谷」。二代目当主・野口又吉は、菓子商を営みながら、狩野派の画家に師事し、絵画の収集もしました。
狩野山雪、安信、昌信、栄信、一信などの肉質画、そして二代目野口又吉の墨絵など。店をやりながら沢山の絵を描いたようですが是だけ描いているので店の仕事は殆どしていなかったかも。
 
950ddd40.jpeg常設展では佐伯祐三の鯖、りんごをみました。佐伯祐三と言うとどうしても巴里の町の風景画を思い出すが、鯖はまだ生きているような絵でした。
 http://www.regasu-shinjuku.or.jp/?p=1998
 
行きは京浜東北線で秋葉原で中央総武線で四谷下車、見学後新宿に出て山手線で渋谷まで、渋谷から東急東横線で多摩川駅、多摩川線に乗り換え行き帰り違う電車に乗りながら楽しみました。

 
6b3afcf2.jpeg8df601a8.jpegJR信濃町駅から徒歩10分位の佐藤美術館では24人の作家による今日の墨表現展が6月23日迄開催中です。派手な色彩の絵画が多い中、日本画に拘らず墨を使った今風の絵画が展示しています。
 
作家24名の名前は全く知りません。その中で自分で気に入ったのは奥村美佳の2点、大竹卓民の2点でした。
 
中野嘉之の雨の図は浮世絵のような雨を描いています。石井礼子の大勢でケーキなどを食べている漫画的なペン画、阿部清子の「正体」はお化けみたいな現代絵で是を掛軸として掛けられるのか?吉賀あさみの2点は作品をテトロンでカバーしてあり一風変わった印象を与えています。
 
現代風に色々な手法や材料により昔のイメージから脱した墨絵が沢山の面白い展覧会です。
月曜休館、500円。

1f6d548d.jpege1305f5b.jpeg新橋汐留にありますパナソニック汐留ミュージアムで開館10周年記念特別展「幸之助と伝統工芸」8月25日まで開催中。今回初めてお邪魔しました。ぐるっとパス無料券使用。
 
松下幸之助は「素直な心」を生涯大切にしていたそうで、その心を育てる道が茶道にあると考え、茶道具に触れるうち関心は工芸家に向けられ、伝統工芸は日本のものづくりの原点と確信、その作品を作る工芸家を支援することで「ものづくりの心」を未来に伝えて行きたいと考えたそうです。
 
展示は茶道具など陶器、友禅の着物など、また何故かルオーの絵を収集しているようです。ジョルジュ・ルオー美術館と言った方が良いようです。
 
ルオーと云う画家は今回初めて知りました。厚みのある絵の具を重ねた宗教画的なもので印象的には重い、暗い絵です。皿の裏表に描いた絵が額に入っている「古きヴェルサイユ」と云う作品は変わっています。18点展示されていますがその中で選べば「昨夜の星(聖書の風景)」「聖書の風景」の2点の小品ですか。入館料700円、5時半まで。水曜休館。
 
e52770bb.jpeg隣の旧新橋停車場鉄道歴史展示室では此方も開館10周年企画展で「情景作家―昭和のミニチュア」が7月21日まで開催中。
 
鉄道で言えばジオラマ、それを昭和30年代の家庭の風景、銭湯など鉄道は少なかったですが精巧に作られたミニチュア作品が展示されています。この作りをジオコレという建物、情景、乗り物などモデルキットも販売されているようです。
 
5ed6d8e6.jpeg地方に行くと郷土歴博物館などで是より大きいジオラマを良く見ますがこれらを作るには大変な根気と材料集めも大変でしょうといつも感心します。入場無料、月曜休館17時まで。

 
be2c5f31.jpeg先月に続いての横浜絵の第二回、歌川貞秀、芳虎、芳員、芳年、芳幾、芳富、芳豊、二代広重と云った所。芳が付く人が多く大体国芳の弟子か一門、貞が付けば国貞の弟子か一門。
 
ロシア、アメリカ、イギリス、フランス、オランダの五カ国で横浜関内の風景、生活などが描かれています。中には唐船もありますがメイドとして南京、シャム人が描かれていたりしています。
 
43118617.jpeg万延元年1860年代から文久元年(1861)、慶応3年(1867)明治3年(1870)の絵が多く展示されています。江戸の浮世絵とはやはり違ったものです。しかし、当時の外国人の生活や衣装等を見るには良い資料になるんでしょう。

b1738854.jpeg毎月お邪魔していますが昼ちょっとすぎで隣はいつも気になっていたうなぎ屋さん、ランチで1400円位だったか、まともなうな重3000円位から、ランチは半身と書いてあった。

初めてなのでランチうな重を注文、時間が掛かると思い付いてくるおしんこと小付けで一杯飲みながら待つことに、話題の山口の獺祭(ださい)があり一本戴く。

別にお酒の共に魚の煮つけが付いてきた。お猪口も切子。料理も器もおしゃれ、大吟醸ですが、どうしてこれが話題の酒なのか?

うな重が何故か直ぐ出てきた、ランチだから早いのか、お重の真ん中にちょこっと鰻、確かに値段的にしょうがない。何だかタレご飯を戴いているような寂しさがあった。次回は酒を飲まずまともなうな重にしよう。
 
b2547b10.jpege672c059.jpegJR目黒駅近くのの久米美術館へ常設展へ行こうと出かけてきましたら残念がら展示入れ替え中で休館でした。確か前回も同じような事が有り性格は治らないようです。常設展示数は少なく私には丁度いい美術館で久米桂一郎、黒田清輝などの教え子が日本の近代西洋画の大家になっています。
 
ec5c7f90.jpegf3d20af2.jpegしょうがなく「ぐるっとパス」の中で近くに目黒区美術館が無料で入れる券が有りそちらへお邪魔、権之助坂を目黒川へ向かって降りて行きます。帰りはこの坂を登るのかと思いながら美術館へ向かいます。目黒川沿いは青葉のカーテンになった散策路が美術館のアプローチで気分が良いです。
 
ab942aa3.jpeg佐脇健一氏は名前も初めて聞くのですがチラシでは多様な素材、メデイアを駆使しながら風景を生みだす彫刻家だそうです。
 
入ってすぐ写真に絵の具で竜巻みたいなものが水色で描かれた写真が沢山飾ってあります。最初の写真は長崎の軍艦島が数点、沖縄の錆びついた飛行機の写真、子供の写真など。あれぇ彫刻じゃない。
 
そして出展目録は何故か英語で書かれています。館内の作品名も暗くてよく見えない。2階に行くと確かに石や金属にオブジェが乗った作品が展示。全く訳のわからない作品ばかりです。
 
ちらしではモチーフは風化して廃墟になった近代産業遺産、最新のテクノロジ、物質文明に対する深い洞察によってものの生成、喪失、生、死といった普遍的命題や存在の意義、人と自然のかかわりを空間に提示しています。というが駄目だ、全く解らない。
 
7a654ea3.jpeg見学料700円。今回は無料だから良かったが、目黒区民は凄い芸術を理解するんだと一人思う。美術館の裏に田道庚申塚が6体もあり此処を見学して暑い日差しの中、権之助坂を汗をかきかき目黒駅へ。駄目な日はやはり駄目だった。

 
45653754.jpeg5da4b0e7.jpeg9月1日まで長期に開催しています。今回は特徴のある大きな絵画は16点中10点位です。小さいと言っても他では大作と言われるサイズですが。
 
今回は河童の絵が多く展示されています。此処も大分みた作品が多く初めてみたのは「薄暮」「百蟇図」と云うタイトルの蛙の絵です。
 
ce32df92.jpeg名前の通りの得意の龍は「臥龍」は龍子が特攻隊の活躍を描いている時、終戦になり慌ててその絵を捨てこの龍を描いて展覧会に出展したものです。
 
984d3319.jpeg河童は雌の仮装魚藍観音、雄が龍子の不動明王を描き仮装・不動明王と云うタイトルです。ちゃめっけなのか寺院に行くと孔雀の上にずっと仏が乗っているのは双方が疲れるだろうからと降りた図になっていたりします。
 
fa12c377.jpeg32f0af11.jpeg大きい絵が16点ですので見るには疲れず、遠目から見て楽しむ事も他の美術館とは違う楽しみが有ります。
 
200円、月曜休館、10時、11時、14時と記念館前の旧自宅アトリエを見学できるアトリエツアーがあるのも初めての人には楽しい。

 
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