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昨年は没後55年という事で色々な所で川瀬巴水の版画展が開かれました。今年は生誕130年に当たり制作期間の大半を大田区で過ごした川瀬巴水。
同門で大田区の池上梅園にアトリエがあった伊東深水から全国の風景を描いたことから「旅情詩人」とも言われています。鏑木清方門下で昭和の広重とも言われた綺麗な風景画多い。
明治に入り浮世絵が衰退していくのを憂いだ渡辺庄三郎が伝統的な木版画技術を復興し「新版画」を提唱、その絵師として活躍し700点版画作品を制作しています。
渡辺版画舗は現在も新橋駅近くに有り店主の渡辺さんは「なんでも鑑定団」の浮世絵鑑定士として出演しています。
大田区立郷土博物館では昨年に続き川瀬巴水展を開催します。その一弾として蒲田駅西口駅前の片柳学園内(東京工科大学・日本工学院専門学校)のギャラリー鸛で9月29日まで東京の風景を中心に開催。入場無料。
第二弾は郷土博物館で10月27日から来年3月2日まで3期に分けて500点を展示の予定です。前期は10月27日から12月1日「大正期から関東大震災後の復興期まで」中期12月7日から1月19日「昭和初期から10年代」後期1月25日から3月2日「昭和20年代及び晩年の作品」
今回は約80点の展示で東京の風景です。個人的に好きなのは冬の雪景色が好きです。そして巴水も多くの雪景色を描いています。
今回初めて見たのですが試し摺りでなく池上の市之倉の夕景を描いた作品で濃摺、薄摺という種類がある事を知りました。試しでもなく初摺、後摺でもないようです。
また雲の形が角、丸と違う桔梗門も出展されています。これは変わり摺りのものでしょうか。残念ながら担当の方も良く解っていませんでした。
同じように土井コレクションで10月1日から25日まで文京区春日の「礫川浮世絵美術館」でも川瀬巴水と土屋光逸展が開催されます。暫くは楽しい時間が過ごせそうです。
地下鉄六本木1丁目駅から程近いホテルオークラ本館前にあります大倉集古館、大倉親子が収集したコレクションの日本で最初の私立美術館です。
このホテルは十数年ぶりに来ました。集古館は東洋美術が多く今の私にはこちらで開催の展覧会にはまず行きませんでした。近くの住友の泉屋博古館も同じ理由で入場券があっても中々いかない美術館です。
今回は明治から昭和にかけての日本画の展示です。今回のメインは多分重要文化財の前田青邨の「洞窟の頼朝」。その他に迫力を感じる川合玉堂の屏風「奔潭」、細かく丁寧に団扇絵まで描いている鏑木清方の屏風「七夕」、酒井三良の「豊穣」などが良かった。
ローマ展(昭和5年ローマにて開催、スポンサー大倉家)ポスターを横山大観が描いているようでそれ自体もすごい。屏風などは我が家では使えないが1枚あげると言われたら橋本関雪の「暖日」が欲しい絵でした。
この展覧会は9月29日まで開催中。
無事還暦を迎えた元横綱は赤いちゃんちゃんこでなく赤い横綱を締めて記念の還暦土俵入りができます。
約80年間に9人が行っています。最近では今年の6月の北の湖親方です。現在日馬富士が第70代の横綱ですから少ない。
第1回目は昭和12年の22代横綱太刀山で私が記憶にあるのが4人目の栃錦からです。その後、初代若乃花、大鵬、北の富士、三重ノ海で今年の北の湖と続きます。
当然土俵入りの太刀持ち、露払いも横綱が勤めますが三重ノ海の時は自分の部屋の現役大関出島、雅山が勤めました。
相撲博物館ではこれらの化粧回し、写真などが展示されています。10月18日まで無料開催。開館等は事前に確認してください。本場所中は相撲チケットが必要です。
昨日から大相撲9月場所が始まりました。若い勢いのある平成生まれの力士が注目されています。
そんな中、北の湖、北天佑などを輩出した三保ヶ関部屋(元大関増位山)は今場所で部屋がなくなります。昨年は花籠、二所ノ関部屋など伝統あるお部屋が消滅しています。
没後10年 人間国宝の陶芸家松井康成展が23日まで開催中。笠間に移住し月崇寺の住職を兼ながら窯を持ち種類の違う土を組み合わせて模様を作る「練上」。ひび割れを意識的に装飾模様とした「嚼裂」(しょうれつ)、像裂、破調練上など練上技法を追求した作家です。
私の最高齢のお友達のGさんのお兄さん、故田村耕一さんのお弟子でもあり田村先生も人間国宝で東京芸大の教授でもあり、今年は行っていませんが毎年のように佐野市の田村耕一美術館へGさんと行ってました。
私は陶芸をやらなくなって10年以上経ちますが練上と聞くと私は初歩のたたら作り程度位しか解りませんが出展作品はどうやって作るのか解らない、素晴らしい作品ばかりです。
今回Gさんは足の問題でご一緒出来ませんでした。大森でお茶しながら報告をしました。
タイトルは祭囃子、日本画も版画も余りにも芸術を追い求めているのか私
には見ても解らない。そして自分が欲しい絵もなかった。
タイトルの祭囃子の意味は?。此処から祭囃子の音も私には聞こえない。立派な図録も無料で戴きました。中を読んでも未だ分からず。大学院生で多分もう個展をやったりしているプロもいるんでしょうから次代の作家としてこの所楽しみにしています。佐藤美術館だけでなく卒業展なども見たりしています。
私が持っている固定概念が強く、古い概念だから先端を走る院生のレベルに追いつけないんでしょうか。観覧無料。
色鮮やかなマティス、白黒のルドン、戸外の明るい太陽の下の光と影の印象派とブリヂストン美術館所蔵の作品による色を楽しむ展覧会。
ブリヂストン美術館というと印象派、青木繁のイメージ通り、マネ、モネ、セザンヌ、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、カイユボット、コロー、ピサロなど挙げたらキリのない巨匠の作品。日本の西洋画家では藤島武二、青木繁、梅原龍三郎、藤田嗣治、佐伯祐三、山下新太郎の作品など。個人的には山下新太郎の供物が好きです。
その他にピカソなどの私には良くわからない作品が多数。タイトルを別にしても一見の価値はあると思うし所蔵品ですから何度か見ていても楽しい。
ルドンのリトグラフの技術なら当時の浮世絵の技術が如何に世界的に進んでいたかが解る。
後で気がつくも山本冬彦氏と入れ違いだったようで残念。9月18日まで800円、月曜休館。
当時は各宿場に名物が出来ましたが保存からその場で食べる事しかできませんでした。お土産としてはおもちゃ、浮世絵、工芸品などでした。
鉄道が発達すると東海道で有名だった物も鉄道のコースと街道が変わったりすると廃れたり、逆に鉄道駅周辺の名物ができたりします。
名物として発展していく、あるいは新しいお菓子を全国に広めていくには鉄道や移動博覧会などを活用する事が効果的な方法でもあったようです。今じゃインターネット通販もあり旅をしなくても宅急便が運んでくれる世の中になり少しつまらない。
引札、ポスター、駅弁の掛紙、ちらし、絵葉書など懐かしい?ものがたくさん展示されています。
旅に出るとその地の名物を食べたり見たりするのも楽しいですが、家族や会社、ご近所などに買うお土産も旅の楽しみです。11月21日まで入場料無料、月曜休館。
各コーナーは展示期間が違います。その他、600円の入場料で東洋館、法隆寺宝物館なども見られます。平成館は特別企画展ですので別に料金が必要になります。
今回の浮世絵コーナーの目玉は歌麿の橋の上下というタイトルで3枚綴りの画面を上下に重ねた珍しい6枚綴りの浮世絵です。当然のように一枚づつバラしても絵として成り立つようになっています。この絵?だと思いますが以前江戸東京博物館で見せて戴いたような気がします。
今回は夕涼み、花火等夏の水辺、衣装など季節感のあるものが展示されています。喜多川歌麿の作品を中心に北斎、広重の名所江戸百景、鳥居清長、鈴木春信、豊国、国芳、渓斉英泉、その他に肉質画として北斎(雨乞い小町)鳥文斉栄之(舟遊び)など。
月斉峨眉丸(げっさいがびまる)、石川豊信と今回も初めて聞く名前の絵師。まだまだですね。
北斎の朝顔に蛙というタイトルですが蛙が解らない。
左の掛軸が師匠の橋本雅邦の狙公、右が弟子の横山大観の日蓮。その他に河鍋暁斎の大作地獄極楽図、藤島武二の東海道線から見た「静」など近代美術も見所がいっぱい。
前のソファに座りながら見て楽しい、良いと思える絵の場合、のんびり出来ます。
私の興味は浮世絵ですが、1点づつ浮世絵の歴史の流れが見られるような絵師の作品が並んでいます。鳥居清長、鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重、英一蝶、歌川豊国、鳥文斉栄之、北尾重政など。
この博物館は名前の通りたばこ、塩のコレクションですが、キセル、煙草入れなどの工芸品、喫煙道具や江戸時代の喫煙風俗を描いた浮世絵版画等の絵画、版本類を中核にしています。
昭和7年当時の大蔵省専売局によって収集され始め、史料館設立により後世に伝えるという事業から始まりました。
明治天皇のキセル、大名の煙草盆など多彩な展示が行われています。中々一挙に見られない展示品が多いです。2015年春頃墨田区横川にてオープンすようです。
月曜休館、100円、渋谷区神南1-16-8 渋谷公園通り茶色の煉瓦の建物です。
昔も富士山へお参りにと講を作り順番に行ったようですし行けない人用に富士塚も多く出来ていました。明治20年手軽にレジャー感覚でと浅草公園六区にに高さ32m木骨モルタル造りの展望施設「富士山縦覧場」がオープン。(浮世絵は二代歌川幾盛、M20年)
らせん状の階段で登って行きます。麓には東海道五十三次にちなんだ弥次喜多、曾我兄弟などの富士山にちなんだ人形が、中腹には噴火でできた御胎内の洞窟まで再現されていたそうです。山頂からは東京の街が一望でき西には本物の富士山も見られたそうです。(浮世絵は矢田部多十郎明治21年)
大変な人気だったそうですが明治22年8月には暴風雨で破損、翌年には取り壊されたそうです。そして取り壊された年には倍の高さの十二階と呼ばれる凌雲閣が開業。
その後はパノラマ館、観覧車など市民のレジャーとして人気を博して行きます。この頃になると鉄道の旅、近くのレジャーとして芝居小屋だけからレジャーの多様化になって行くようです。
江戸東京博物館はとてつもなく大きい施設ですから常設展だけでもゆっくり見たら一日では終わりません。常設展も毎月企画展を開催しています。
今回は浮世絵等の販売、絵草子屋、そして時期的に花火、夕涼みの浮世絵を楽しみました。
本来の企画展「花開く江戸の園芸」展は9月1日まで開催していますから次回にして江戸東京博物館の裏手から隅田川沿いに墨田区役所で北斎美術館の準備室の「北斎展示」、「勝海舟展」を見学し、墨提を北へ向島へ向かい「すみだ郷土文化資料館」で花火の浮世絵、その先の三囲神社まで散策し、浅草へ戻り浅草寺を参拝して帰宅という隅田川散策をしました。(浮世絵は広重、三代豊国ほか)
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