忍者ブログ
美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日は暦の上では冬至ですがとても暖かい一日でした。そんな暖かい日に栃木県の佐野市にあります人間国宝田村耕一陶芸館にお邪魔しました。もう毎年お邪魔して4回目、毎年一回田村耕一さんの弟にあたる我が友人の最高齢後藤さんと見に行きました。

失礼な言い方ですが栃木県佐野市とわざわざ書いたのは佐野市と言っても殆どの人が何処ですかと聞きます。生家のある後藤さんはそんな事は無いと言いますが余り有名なものはありません。強いて言えば佐野ラーメン、厄除け大師、最近はアウトレット位です。

佐野ラーメンも下手をすると佐野というラーメン界の大御所?のラーメンと思っていたりします。隣の足利市の方が歴史的な物もあり有名です。そんな佐野へ今年で4年目になります。

人間国宝になって暫くして亡くなり陶芸を少しやるような人は知っているでしょうが中々佐野での陶芸は日本の中ではまだ知らない人の方が多いと思います。私も後藤さんから聞くまでは知りませんでした。この近辺ではやはり益子の濱田省司の方が名が通っています。それでも私にはこの先生の絵付けが何となく惹かれるものがあります。

いつもは後藤さんのきれいな姪御さんが車で案内をしてくれますが大学の先生で今日は授業があり、変わりにきれいなお姉さんのお母さんと田村耕一さんの娘さんが車で案内をして頂きました。お二人共やはりきれいで上品なご婦人方です。皆さんの忙しいのに大変恐縮しました。

後藤さんが此処は蕎麦も旨いとの事で今日はお蕎麦の美味しいという「さらしな」へ案内をして頂きました。店の雰囲気も良く、新そばで確かに香りも良くとても美味しかったです。田村先生も此処で蕎麦を皆で食べてから入院をされたそうです。

今回の展示は新しいものは色絵皿や赤い皿程度で大体前に見たようなものです。大きい壺なども前に見たような気がします。初めてのものも何点か有りました。大震災ではやはり倒れて割れたようです。此処はピアノ線で固定していないので前に見たときから何でと思っていました。
d7341bb4.jpg31863fc0.jpg1e17bb2e.jpg






毎回思うことは解説が少なく分からない事が多いのですがその説明の人もいるのかいないのか分からない失礼な言い方をすればどうぞ勝手にと言う感じです。ただ、出品リストを戴くだけでは分かりません。もったいないような気がします。
6bf0faba.jpg0a91097c.jpg157b4d2d.jpg




                            

ラーメン自販機     田村耕一先生生家    ふみきり寿司 いなり寿司


昼食後は「ふみきり寿司」でお稲荷さんを購入して後藤さんの生家でお茶を戴きました。相変らず人間国宝の作品が家の中にゴロゴロしています。私は、庭にいた虎猫と暫く陽だまりで遊んでいました。

後藤さんがアウトレットを見せたかったのかバスで帰ろうと何度も言うので佐野アウトレットから王子までバスで帰りました。テツとしてはもうすぐ車両が変わる東武の古い電車に乗りたかったのですが来る時に乗ったからとあきらめバスになりました。

田村耕一陶芸館HP

PR
9b1e0122.jpg今日から11日(金)まで大田区民ホール・アプリコで「第25回大田区在住作家美術展」が開催されています。昼丁度頃お邪魔しました。大田区に在住する作家55名の展覧会です。

構成は、1、作家の作品55点(洋画38点、日本画10点、立体7点)所属団体、流派を超えた一同に展示されたもので多くが50号を超える大作です。

2、作家が描いた色紙程度の作品を抽選でプレゼント
3、作家の別の展示作品をオークション、売上の一部はチャリティへ
4、自分が書いた作品を持参すれば当日当番の作家が講評してくれる。
5、テンペラ、フレスコ画の講演会11・5 13:30から

昨年もオークションに参加しましたが残念ながら落とせなかったようです。今年の作品では何点か良いなぁと思うものがありますが素人目で設定金額が高い。今は銀座の画廊でも特別な人は別にしてそれなりの値段をつけている。ですから買いたい場合当日に行かないと先に売約が入ってしまう。

色紙プレゼントはかなり人気のようです。ただでもらえるのですから当然来た人は好きな絵を希望します。私も2点日本画の色紙を申し込みました。90歳の弦田先生も出展されています。お元気で何よりです。

アプリコを出たら雨が降りそうな暗い曇り空で浜松町の文化放送の「浜まつり」に行こうと思ったのですが傘を持っていないことに気が付き帰宅、それでも今現在雨は降っていないが肌寒くなってきました。







今日は銀座ギャラリーズ主催のギャラリー巡りツアーに参加しました。今中央区では「まるごとミュージアム」と云う事で色々なところで催しが開催されています。
http://www.ginza-galleries.com/
 
昨日は2,3の画廊で「ガローズトーク」に参加しました。これは画廊の人が各画廊の考え方や展示作品の説明など時間で各画廊が説明等をしてくれるこれも催しの一つです。
 
今日はボランティアガイドが付いて各画廊を巡るツアーで私は13時からの柳画廊、黒田陶苑、山下画廊を巡るツアーに参加、3コースあり各コース10名程度を連れて各画廊を巡るツアーです。
 
銀座周辺には200とか300の画廊、ギャラリーがあるそうです。画廊は私たち素人には敷居が高く、中々入る事が出来ないのでこの機会にお邪魔すれば次回からは雰囲気も解り入りやすくなります。
 
私はまだ銀座では3軒、大森で2軒、高輪で1軒です。その高輪は今月いっぱいで撤退するそうです。銀座は山本冬彦氏の後をついて行く、ブログ紹介の画廊程度です。現在の山本氏は凄い精力的で1日何軒も毎日巡っていますからとても推薦のギャラリーを行く事は出来ません。
山本冬彦氏アートのソムリエブログ
http://premiumage.com/fuyuhiko/
 

46a22109.jpg柳画廊は、島村信之展で写実的な絵です。千葉のホキ美術館の様だなぁと思っていたらそこにも展示されているようです。ご本人が居て絵画制作のスタンスなどを説明していただきましたが質問と言っても全く分からず静かに聞いていました。この画廊は有料ですがギャラリーツアーも独自になさっています。http://www.yanagi.com/
 

bd6476c0.jpg黒田陶苑さんは魯山人で有名な陶器を展示販売しています。また魯山人の作品鑑定もしています。2階の展示室にはこれも陶芸作品かという奇抜な作品でした。(桑田卓郎展)
http://www.kurodatouen.com/ 



693208da.jpg山下画廊は、当然初めてで第5回龍起会とかで清水由朗、手塚雄二、西田俊英、福王寺一彦4人展です。4人とも日本美術院に所属し日本画の大家だそうです。清水氏は創価大学教授、手塚氏は東京芸大教授、西田氏は広島市立大教授、福王寺氏は院展最高顧問だそうです。狭い画廊で点数は少ないですが置いてある絵は皆数百万の物ばかり。http://www.g-yamashita.jp/
 
とても買えないものばかりですが心はとてもおおらかになり曇り空でしたがとても清々しい一日でした。

















 

 
明日で会期終了になる東海道五十三次第二部の「浮世絵いろいろ東海道」を見に豊洲のララポート内の平木浮世絵美術館へ。何だかんだ言って今日で第二部は2回しか見ていません。初めて見る絵が多くもっと見たかったんですが気が多い私は言うだけで中々実行が出来ていないようです。

言い訳としてはメインの東海道五十三次展とニューオータニの開館20周年記念の「富嶽三十六景」が重なったのが原因としています。富嶽三十六景3回、東海道五十三次3回が精一杯でした。これで当分見ることが出来ないでしょう。まして平木浮世絵美術館の東海道五十三次は初摺の物で変わり絵も展示されていました。

東海道五十三次の変わりものがこんなにあるとは知りませんでしたが、初心者の私は最初の広重の東海道五十三次で納得しています。

帰りに銀座一丁目で降り東京駅方面に歩き大手町の「逓信総合博物館」へ此処は初めて入りました。今は切手は旅先でちょこっと買うだけでそんなにコレクションをしていませんので余り興味が無かったのです。

現在は特別展で「昭和レトロと郵便展」切手少年がいた時代という展示があるので覗きました。昭和三十年代の展示で「切手が映す昭和三十年ニッポン」東京オリンピックに沸いたあの頃、新幹線が走り名神・首都高速が開通の時代。

「昭和レトロのまち」赤い公衆電話に丸型ポスト、駄菓子屋、ホーロー看板など
「昭和30年代のくらし」洗濯機、冷蔵庫、テレビの三種の神器、その頃の丸い卓袱台などが丁寧に展示されています。そして逓信ですから誰もが切手を集めた時代、小銭を握って切手を買った少年時代。

常設では逓信ですから電話もあり切手はもの凄い量のストックが見られます。また昔からの郵便ポスト、制服の変遷や子供だけでなく郵便バイクをモニターで運転できる無料ゲームなど子供から大人まで楽しめます。目白の切手博物館とは少し違い、どの年代にも対応しています。この展示は12月18日まで。

その後、日本橋まで歩きそのもの「日本橋」を見てきました。今年で石橋ができて100年だそうです。色々な場所でイベントがやっています。此処は会期もあり次回ゆっくり来ようと思っていますのですぐ取って返して銀座へちょっと遠かった。

銀座はどの通りも大変な混みようで日本の景気も?と思ってしまいます。銀座ではギャラリーを2軒みて富山のアンテナショップで氷見うどんを購入。とても多くの人で他に行くにもまっすぐ歩けずちょこちょこ歩きで此れでは余計疲れます。携帯のカメラが起動せず慌てて帰宅。折角撮った写真がアップできず。明日一番でドコモショップへ。


逓信総合博物館HP
http://www.teipark.jp/

aebff47f.jpg98f39c04.jpgdfe1de9d.jpg








80865567.jpg5b687a44.jpg7ac56d35.jpg
4bad0d07.jpg浅草寺境内で11月15日まで日本で初めて行なわれた油絵の展覧会を再現しています。当時浅草は日本で最も活気があり新しい文化を発祥する場でも有ったようです。

戴いたパンフによれば明治7年横浜から五姓田芳柳(ごせだ ほうりゅう)という画家が門人らを連れて浅草に移り住み「西洋画工」を名乗り、二度にわたって奥山で油絵を見せました。内容は役者絵が多く、翌年は当時の東京日日新聞が出版し人気を博した新聞錦絵を油絵にしたもので題材は市井の事件を伝えるものでした。まだ日本の何処にも美術館というものがなかった時代です。

44083764.jpg明治9年に写真家の下岡蓮杖が奥山で開いた油絵の見世物は茶屋を会場にしてコーヒーを出したようです。新聞はそれを油絵茶屋と名付けました。函館戦争、台湾戦争の大作2点がわだいになりました。その絵は靖国神社「遊就館」に保存されているそうです。

a508ef24.jpg明治10年になると上野寛永寺の焼け跡が公園になり繰り返し博覧会が開催され、博物館が開館、美術学校が開校するなど美術のメッカが浅草から上野に移っていきます。

今回は東京芸大の先生生徒により当時の小屋、絵を復元して公開しています。この復元はGTS(芸大・台東・墨田)観光アートプロジェクト実行委員会の主催で行なわれています。
http://gts-sap.jp/modules/ev_iap/index.php?page=article&storyid=13ecd0a447.jpg319252ff.jpge663ab49.jpg










縦2m×横6mの大パノラマ絵画「箱館戦争図」(下岡蓮杖筆)  靖国神社遊就館より











今日は少し風がありましたが意外に暖かくとても木枯らし一号が吹いたとは思えませんでした。午前中いつもの墓参を兼ねた散歩から昼頃から原宿の太田記念美術館で「戦国絵巻~城と武将」を見てJR目白で下車し「切手の博物館」へ行き、ストックブックの補充ホルダーを購入。

切手も幾らか持っていますがこのフォルダーは鉄道切符をストックするのに使う為です。残念ながら切符の専用ホルダーは発行されていないようでしょうがなく切手のホルダーで代用しています。

c72f8fc2.jpg同じ目白でも学習院と反対側にアートのソムリエの山本冬彦氏推薦のB-ギャラリーへ公務員コレクター「関一彦コレクション展」を見にいきました。山本冬彦氏はサラリーマンコレクターで有名な方です。山本氏のコレクション展を以前佐藤美術館で見ましたので同じコレクターがどういう絵をコレクションしているのか興味がありました。

明るい陽が入る小さなギャラリーですが中々面白いコレクションでした。10数点の小さな展覧会ですがこういう集め方をするんだといったものでした。そのギャラリーの隣が名前だけ知っていました自由学園の重要文化財の「明日館」がありました。

e229d3b1.jpg自由学園はクリスチャンの羽生もと子、吉一夫妻がキリスト教精神に基づく理想教育を実践している学校です。現在は此処から東久留米市に移転しています。基本は寮生活で全てを生徒が責任を持って行なう自労自治で文部科学省の学習指導要綱にとらわれない独自の教育方法を実践しているそうです。

この建物「明日館」はフランク・ロイド・ライトと遠藤新の共同設計だそうです。帝国ホテルなどを設計した近代建築の巨匠だそうです。卒業生は孫の羽生進、岸田今日子、山本直純、オノ・ヨーコ、坂本龍一、秋篠宮紀子様、黒田清子様など。

同じ目白でまた反対側になりますが浮世絵を現代に復刻している「アダチ版画」を尋ねようと思っていました。しかし、時間がなく次回にして目白駅から上野駅へかみさんから頼まれたドラ焼きの店を探すも、場所を確認しないで反対側を行ったみたいで見つからずしょうがないので「つる瀬」と「岡野栄泉」で購入、上野駅から地下鉄で浅草へ。浅草寺境内で「油絵茶屋」が復元していると言う事で見学に行きました。

b49242bd.jpg油絵茶屋は明治の初め浅草寺で日本で初めて行なわれた油絵の展覧会だそうです。芸大の先生生徒が中心になってその復元をして現在無料展示しています。

上野で買い損なったドラ焼きの代わりに「亀十」のドラ焼きと思っていましたが残念2人前で売り切れ。浅草でドラ焼きは「おがわ」だと個人的には思っていますがそこは午前中で売り切れてますのでまず、早朝に行かないと買えない幻のドラ焼きです。この一年は食べていません。まさか亀十も売り切れとは。トホホ

66a63203.jpg今日は仲見世も秋の旅行なんでしょうか多くの人がこの夕方でも出ています。境内には菊祭りも開催、来月は東京時代祭り、御酉様も開催されます。終わればすぐ羽子板市になり今年も終わってしまいます。

今日はJRの「都区内パス」で廻りましたが午前中から廻ればもっと行くところがあったんですが残念。


06704ec0.jpg今日は久しぶりに原宿の太田記念美術館「浮世絵戦国絵巻~城と武将」を見に行きました。何度も行こうと思いながらチャンスを逃していました。武者絵より城が描かれた浮世絵を見に行ったと言った方が良いのかもしれません。

浮世絵ですから本当の城とはかなり違うだろうし俯瞰図の中で武士が中心でしょうからそんなに大きい画面は期待は出来ない。案の定、かなり無茶な絵図もあります。姫路城は秀吉の普請の絵が白い、(本来は黒い)多分池田輝政時代の城になったりしています。

今回の展示は来月の27日まで開催されています。作品は前期、後期で入れ替わります。第一章浮世絵に描かれた戦乱の時代これは信長が統一する以前、信長、豊臣秀吉、そして徳川時代に分かれます。第二章は城をめぐる攻防、第三章が風景画に描かれた名城とに分かれています。

今日は昼に入館しましたので余りお客様がいなくゆっくり見ることが出来ました。しょうがないのですが照明をかなり落としガラス越しでちょっと見にくい。戦国絵巻も江戸時代に大変人気になったようで多くの絵師が描いています。

東海道物は東海道中膝栗毛、戦国物は太平記の人気によるものだそうです。まだ、一回目ですからざっと見ただけですので何とも言えません。後、2.3回見に行きたいと思います。

今回の錦絵はちょっと荒れた絵もあり中々保存も大変なんでしょう。この美術館所蔵と日本城郭協会所蔵の浮世絵でした。日本城郭協会というのが有る事を初めて知りました。
太田記念美術館HP

http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
200812cd.jpg午後からはニューオータニ美術館での「北斎とリヴィエール三十六景の競演」を見に行きました。この展示3回目ですが今日も葛飾北斎の冨嶽三十六景だけ見ました。リビィエールの版画はエッフェル塔の三十六景ですが北斎でなく影響比較なら広重でたまたま36景と言う事だけのような気がします。

ニューオータニ本館(ザ・メイン)窓ガラスに雲が映りとてもきれいでした。

それに今は外国まで頭が廻っていませんしこの人知りません。冨嶽三十六景はそんなにいつも見られるものでもなく今回は平木浮世絵美術館で東海道五十三次展をやっているので両方とも見たいもので分散してしまいました。結局両方とも3回づつになりました。

e0f4b2ed.jpg10日までですから今回が最後になってしまいますので見たいところをゆっくり見ました。しかし、なんで番号順?に並べて展示していないのか未だに分かりません。23番の相州仲原、41番甲州石斑沢の富士は上が切れているのか、広重の東海道五十三次の原の富士のように飛び出しているのか分かりません。

ニューオータニタワーとオフィースなどが入居のガーデンコート
美術館は右側のガーデンコートの6階にあります。
ザ・メインとタワー棟、ガーデンコートは中でつながっています。


残念ながら今日は学芸員の方がいないようです。1時間で出ましたが同じホテル内の本館(ザ・メイン)の一番広い宴会場で三越美術逸品会が本日だけ開催との事でご案内を戴き会場へ行きました。

此処は高砂部屋の暮れの激励会や今の若松親方などの結婚式に行った会場です。今の高砂部屋はこの鶴の間の次の大きさの宴会場になります。そんな事はさておき、この広い会場に文化勲章の作家から若手の作家まで1000点の作品が展示されています。

1周するだけで疲れました。そして値段もビックリです。5千万円(横山大観)とか一千万単位はざらで安いのでも数十万円、2号、4号の絵が何でこんなにするの。買う人いるのという場違いなところです。でもお蔭さまで目の保養になりました。

ビックネームのオンパレードです。此処で偶然アートのソムリエという山本冬彦氏に遭遇。先月末で放送大学の理事を退任、新しい名刺を戴く。今まではサラリーマンコレクターでしたが今月から隠居コレクターになったようです。でも今まで以上に自由な時間があり今月から精力的に活動しているようです。

本当はここで軽く食事をして新橋から東京美術倶楽部の日本最大の東日本大震災チャリティーオークションへ行こうと思っていたのですがもう疲れました。東京美術倶楽部は、我々ではもの凄く敷居の高い所ですからこの機会に施設と大作家の作品を見ようと思っていました。

7571a3e6.jpg疲れたのでとりあえず秋晴れで気持ちが良いのでコーヒーを飲んだ後、下の日本庭園(加藤清正の跡地)でのんびりして銀座のギャラリー枝香庵でお茶を戴き、松崎煎餅を購入して帰宅となりました。他のギャラリーを大して知っている訳ではないですが此処は屋上が在り今日みたいな日はそこでのお茶は最高です。

赤坂にいるとは思えないのんびりした庭園です。
小さな池の先にはチャペルやレストラン、右奥にはなだ万本店
池から人工の滝が流れて行きます。撮影場所の脇にはベンチがあります。
結構寝ている人もいます。今日は寝るのには最高!



 
昨日は午後から1日から平木浮世絵美術館で開催されています「東海道五十三次展 第二部「浮世絵いろいろ東海道」を見ました。実は10日までのニューオータニ美術館での冨嶽三十六景を見ようと出かけたのですが、降りる駅新橋)を間違え有楽町で下車していました。

有楽町駅前の東京交通会館前で秋田のなまはげの太鼓を見て、今日は食べ物買わないぞと思いながら地下鉄へ、あれと改札前でやっと間違えに気がつきました。新橋まで戻るの面倒くさくそのまま有楽町線で豊洲、平木浮世絵美術館へ向かいました。

どうもこの所、上りを下り線のホームへ行ったりと何も考えないで歩いているようです。やっぱり老いなんでしょうか。心此処に在らずです。隣の人が進むので一緒に出たら信号はまだ赤だったりします。気をつけないと。

「いろいろ東海道」はこんなに沢山出ていたのかと初めて自覚をして見ました。バラバラの一点の作品はその時のタイトルで見たのかもしれませんが全く意識がありませんでした。

まだ一回しか見ていないし事前に読んでもいないので此処ではもう少し見てから書こうと思います。広重の東海道五十三次が55枚というセットで大ヒットした事から版元が1枚単位より良いと競ってセット物を出したようです。

今回はいろいろな東海道五十三次を各宿場毎に展示されています。ですから基本的な枚数は55枚です。全部の東海道五十三次を展示したらスペースも見る時間も大変です。

今回は歌川派の広重、国貞(三代豊国)、国芳三人競作の東海道五十三対、見立役者五十三対(国貞)、五十三次名所図圖會(広重)、狂歌入り東海道五十三次(広重)行書東海道五十三次(広重)、隷書東海道五十三次(広重)、東海道つくし(広重)葛飾北斎の東海道五十三次、契情道中双録見立五十三次(渓斎英泉)、葉書五拾三騨(河鍋暁斎)、東海道五十三
騨(三代豊国、河鍋暁斎)などが展示されています。

個人的には初めて聞く名前の方もいます。明治にかけてから人のようです。この展示会は今月いっぱい開催されています。

c9b4278c.jpgこの美術館は豊洲にあります。新しく埋め立てをしたり周りには高層のオフィースビルが何本も建っていたり40階以上のタワーマンションもあります。まだまだ大きい空き地もありこれからもっと開けていくんでしょうか。今でも日本でないような光景です。築地の魚市場の移転先にもなっているようです。今は、交通機関は、地下鉄有楽町線、ゆりかもめ、バス、そして水上バスがあります。お台場、浅草などへ行くようです。

近未来的な水上バス、他にデッキに出られる船もあります。
 

ebb0d2e2.jpg信濃町に有ります佐藤美術館では今日から「第20回奨学生美術展」が11月6日まで開催されています。前にも書きましたがこの美術館は全国の美大系大学より推薦を受けた優秀な学生に奨学金を支給しています。

給付される期間は2年間でその集大成として美術展として展示し優秀作品はこの美術館が買い上げます。今回は特別出展、招待作家の作品に12校16名の作家が展示されています。

0f69d90f.jpg愛知県立美術大学(山田優アントニ)、金沢美術工芸大学(高岡暁)、京都市立芸術大学(伊藤なおみ)、京都造形大学(前田和子、目良真弓)、女子美術大学(高橋舞子)、多摩美術大学(谷保玲奈)、筑波大学(加藤寛史)、東京藝術大学(京都絵美、荒木愛、山田彩加)、東京造形大学(岩淵華林)、東北芸術工科大学(山口裕子、原田圭)、広島市立大学(友清大介)、武蔵野美術大学(佐藤希)の16名です。

この美術館は実はまだ2回目で前回はアートのソムリエと言われる山本冬彦氏のコレクター展に初めてお邪魔しました。それからちょっと気になって展示内容はチェックしていました。そしてこの奨学生展覧会と美大の卒業展などを見たいと思っていました。

勝手な思いですが今回の若い作家さんはこの展覧会の為に昨年、今年の初めから構想を練ったり書き始めたりしていたのでしょうが今年の3月11日の大震災により描く考え方、心の中もかなり変わってきたのではないでしょうか。

大きく言えば美術で何が出来るのか、何を訴えたいのか、表現をしたいのか、そしてこの震災によって技法も内容も変わった人も出て、生き方自体にも変化が出たのではないでしょうか。一人一人の元の考え方も分からないのですがそんな気がします。

個人的には作家は知りませんが高橋舞子氏の「涙でできた石を積み」原田圭氏の「太陽のしるし」が興味をそそられました。全く違う作品ですが静と動の違いがある作品です。高橋氏の作品は遠目からはアクリルかと思い何となく東山魁夷風でもありとても幻想的で凛としたものを感じます。

前回は昨年1月でしたが今回も日差しだけでなくとても暖かく感じ帰途に着きました。今回は無料の展示との事でしたが、とても良い若い作家さんの息吹を感じました。ありがとうございました。

佐藤美術館HP
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/
前回の佐藤美術館の当ブログ
http://papalin.blog.shinobi.jp/Entry/452/

 
[48]  [49]  [50]  [51]  [52]  [53]  [54]  [55]  [56]  [57]  [58
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
カウンター
最新コメント
[09/23 大町阿礼]
[04/17 aibiki]
[04/16 aibiki]
[04/15 aibiki]
[04/14 aibiki]
プロフィール
HN:
パパリン
性別:
男性
趣味:
なんでも収集
ブログ内検索
アクセス解析
パパリン日記 美術館・博物館他 Produced by パパリン
黄昏 Designed by ブログテンプレート がりんぺいろ
忍者ブログ [PR]
free pictures