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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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3月14日まで渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで「フェルメールからのラブレター展」が開催されています。フェルメールは現在30数点の作品しか存在しない17世紀オランダの絵画の巨匠だそうです。
 
1f453d8d.jpg昨年3月同じ場所でフェルメールの「地理学者」が公開されました。東京発上陸とかオランダの巨匠とかのクレジットで今回と同じかみさんと見に行きました。行くまでは30数点全部見られるのかと期待していきましたが実はこの1点だけで笑止抜けしてしまいました。
 
フェルメールと云う名前は知りませんが真珠のイヤリングと青いターバンを巻いた少女の絵は見覚えがある位です。今回は昨年以来で3作品が展示されています。「手紙を書く女と召使」「手紙を読む青衣の女」「手紙を書く女」です。
 
6bb3fdfb.jpg「手紙を書く女と召使」はきっと返信を書いているんでしょうか、書き上がったら召使が投函するのを待っているのでしょう。何度も書き間違えたのか下に紙が落ちています。多分内容は余り良い手紙の内容ではなかったのでしょうか。そしてフェルメールの絵の特徴の窓ガラスの脇で光を入れながら書いています。また画中画が後ろに掛かっています。この絵には見えませんがフェルメールは小物を絵に描き何かを暗示させています。この3つは殆どの絵に共通しています。 
24ae9421.jpg「手紙を読む青衣の女」は窓は描かれてはいませんが有るだろう窓から光が差し込んでいます。この女性は妊娠をしているのでしょうか、余裕を持った服を着ています。手紙もきっと良い内容だったのでしょうか女性の真剣なまなざしが手に取れるようです。やはり背後には地図の様なものが描かれています。


0d0b4b05.jpg「手紙を書く女」はフェルメールの他の作品にも出てくる人で、黄色いドレスを纏って耳には真珠のネックレスをしています。この絵も窓があるだろうと言う光が少女を照らしています。暗くて見えませんでしたがやはり背後に画中画が描かれています。この少女は此方を向いていますがさて良い手紙だったのでしょうか。テーブルの宝石箱、羽ペンなどとこの少女の顔などから物思いなのか吉報なのかちょっと解りませんでした。
 
この作家の特徴の部屋の隅の窓辺で光を取っている。背後の画中画、テーブル上の小道具など色々な事を暗示しているようです。余り良く分かっていませんが折角のラブレター展ですから作家の意図を汲み取ろうと思ってみましたがやはり私には無理があるようです。
 
36526ec9.jpgまだ此処の株主優待券がありますので3月の会期までに頑張って見ようと思っています。来月はフェルメール全作品のギャラリートークも参加の予定です。
 
 
 

 
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881e809a.jpg川崎宿にあります「川崎・砂子の里資料館」館長の斎藤さんが収集した浮世絵を川崎宿の町起こしの拠点にと自宅を開放した小さな浮世絵の私設美術館です。
 
今年は5月から日仏文化交流の一環でロートレック美術館で浮世絵美術展を開催、開館11年になり海外にはアメリカのボルチモア市についで2回目になります。
 
今回は新発見の広重の肉質画「武蔵多満川」が初公開されています。その他に正月ですから「干支と北斎・広重展」です。北斎19点ですが今回の展示で「琉球八景」は初めてみる浮世絵です。
 
4c24b18e.jpg琉球八景は、冊封使が中国皇帝への報告書としてまとめた『琉球国志略』が江戸でも刊行され、その中にあった挿図「球陽八景」を元にして、葛飾北斎が描いたと考えられています。

江戸の人々はこの版画を眺めながら、遠く離れた異国・琉球の情景に思いをはせていたのでしょう。しかし、船も家も沖縄(琉球)の家でなく海辺の日本の普通の家のようで想像して描かれたものだったからしょうがないのかも知れません。今だったらこんな風景は描けないでしょう。

ffe433b5.jpg広重は2代を含め30点、東海道五十三次、下段に東海道で生活する人、旅人などを大きく描いています東海道五十三次細見図会も私は今回初めて見ました。

その他に干支にちなみ北斎の「冨嶽百景2編登龍の不二」、広重「雲龍図」安田靫彦、小林抱牛、川端龍子、狩野典信などの掛軸画全部で61点。北斎、広重の雪月花も展示されています。

この所、雑誌やテレビに登場する斎藤さん益々お元気のようです。展示会場は狭い所ですが多くの人に見てもらい、現代の川崎宿のキーステーションになればと無料で開放されています。
今回の展示は28日まで。次回は2月6日からです。京急川崎駅から海側へ少し行った川崎宿の真ん中です。川崎へお見えのついででも見る価値のある浮世絵があるはずです。
 http://www.saito-fumio.gr.jp/

 a7c041d7.jpg紀尾井町にありますホテルニューオータニの美術館は今月29日まで同館所蔵の洋画、日本画、浮世絵肉筆画、茶入れなどを新春にふさわしい作品30点を元旦から展示しています。
 
昨年は開館20周年で多くの企画展があり特に北斎の冨嶽三十六景とフランスの版画家リヴィエールのエッフェル塔三十六景の共演はとても楽しませていただきました。
 
1番目にベルナール・ビュフェの2Mを超える「2羽のツル」の大作が迎えてくれます。ベルナールが来日した時、札幌ニューオータニの為に書いてもらったタンチョウ鶴だそうです。今回は同じようにホテルの庭を描いたフェリ・イスカンの作品も太陽、雨、風と云う題で3点展示されています。私は残念ながらこの作家は初めて聞く名前です。
 
5f473157.jpg30代で亡くなった菱田春草をいたみ春草の作品亀に合わせ横山大観が寿老人、下村観山が鶴を描いた3幅の掛軸、歌川派の祖と言われる歌川豊春の猿引図、京焼の大家の野々村仁清の茶入れ、初めて聞く名前ですが上柿芳龍の「羽根つく美人図」、原在中「一品當朝図」など初めて聞く名前の方も多くありました。洋画ではミレーやローランサンなど何度か見せてもらった絵もあります。
 
2ef6b733.jpg正月の華やかなホテルも落ち着いてきていますが時間的にでしょうかカフェランンジはいっぱいの人でした。そこで今日は陽が出て温かい日本庭園のベンチで休んで鑑賞のおさらいをしました。
http://www.newotani.co.jp/group/museum/index.html

773f1227.jpg昨年から長い間耐震工事で休館していました川端龍子記念館、今年の干支と同じで龍、富士を沢山描いていますのでリュニアルオープンを楽しみにしていました。先月末頃からオープンでしたが中々チャンスが無く今日になってしまいました。
 
川端龍子は何度も書いていますが元々は洋画の作家から渡米をしてボストン美術館でみた日本画、浮世絵など日本人ながら素晴らしかったが今まで見たことが無かった。日本に帰ってから日本画に転向、大正初期の日本画は個人の所蔵で床の間芸術と揶揄されるものでお金持ち、お茶会などの飾りとして楽しまれていました。
 
龍子の日本画は躍動感ある色彩、筆使いで画壇では異端児扱いになります。多くの人に見てもらう会場芸術を標榜して多くの人が一度に見られる日本画を目指し青龍社をおこし三越などのデパートでの展示会などの活動、その拠点として大田区池上にアトリエ自宅を構えました。
 
今回は大作11点を展示しています。まずは「御来迎」横7mの作品で富士に御来光でたなびく雲海を白馬に見立て御来光を大日輪としている目出度い作品です。
 
「爆弾散華」はアトリエに終戦3日前庭にB29空の爆弾が落ち当時庭に植えていたトマトやナス、かぼちゃ?(うり?)などが飛び散っているそのままの姿を描いています。爆弾であいた穴をその後池として作ったようです。
 
「霹霊」(せきれい)も7mを超える迫力のある富士山、「伊豆の国」は上段に富士を大きく描き伊豆の半島を俯瞰するような画で手前に帆船が入江に向かっている図で海が大きく荒れているのが解るような構図です。岩場の筆のタッチで松が大きく揺れているようです。
 
「寝釈迦」これも7mを超える大作で修善寺の梅林から遠景の富士、その間に釈迦が横たわるように連なる、真ん中に大きなトンビが力強く舞っています。伊豆の下田には寝姿山があるが修善寺梅林からあったかなぁ?
 
龍子の意志により作品にはガラスなどがはめられてなく大きい作品ですから少し離れてみると全体も良く見えます。この記念館は生前自分で設計した美術館で作家が自分で建てた美術館では初めてだったようです。
 
小品より大作ですが昔は雑誌の表紙なども書いていたようです。今回の龍「臥龍」は終戦の報を聞いて描いていたのを止めて新しく書いた戦後最初の自分の心情を表現するために描いたものだそうです。その他大きい龍は近くの池上本門寺の大堂、浅草浅草寺、修善寺の修禅寺の天井画などがあります。
 
耐震工事ですから何処がどうという事も解りませんがまた近くに日本画の美術館が再オープンして行ける美術館が増えました。
龍子設計の美術館と向かいのアトリエ、自宅、爆弾池
602f69d6.jpg3165a4a3.jpga7a13a64.jpg

 
f4e318a3.jpg猫っていつの時代から人間が飼い出したんだろうか。外国から来たんだろうか、いやぁ化け猫とも言うから昔からいたんでしょうか。

浮世絵はその時代を映した絵が主流です。着物の趣味の人は浮世絵フアンが多いようです。また歌舞伎役者、美人画、股旅物、風景画と色々なジャンルがありますが日常生活を映したものも多いようです。
 
猫は12支に入っていませんが「猫かわいがり」と言う言葉もあり浮世絵の中にもさりげなく猫が描かれています。特に歌川国邦は多くの猫が入る浮世絵があります。
 
国芳は猫好きで沢山飼っていたそうですが江戸時代に歌舞伎役者、歴史人物などを描いてはいけないと言う御触れも出て皮肉屋な国芳は顔だけ猫で動作や衣装を見て解る人にして描いてもいます。捕まるか捕まらないかの紙一重で描いています。
 
豊洲にあります平木浮世絵美術館では3月31日まで「にゃんとも猫だらけ」と言うタイトルで浮世絵を展示しています。3ヶ月の期間ですから第一部猫と遊ぶー美人画の猫―今月29日まで、第二部化け猫騒動2月2日~26日、第三部猫で遊ぶー戯画とおもちゃ絵―3月3日~31日までの三部構成になっています。
 
今日は第一部の猫と遊ぶー美人画の猫―です。この中でまた幾つかに分かれ女三宮と猫、猫が遊ぶ、猫と遊ぶ、猫を描く、丸くなる猫、物語と猫、猫のデザインとに分かれています。
 
国芳、国貞が中心ですが春信、歌麿、広重、月岡芳年、楊洲周延、小林清親、歌川芳幾など明治までの作家の作品も展示されています。相変わらず此処の所蔵の作品の質は素晴らしいく、ついこの間描いたのではと思う位の状態です。そして多くがガラス越しでなく目の前で額で見られます。
 
だっこしたり肩に乗せたり、猫じゃらしで遊んだり紐をひっぱって猫と戯れたり着物の裾で遊んだり猫がお股を広げて気を引いていたりと今の我が家の猫と同じ状態です。昔から嫌がる猫を抱いたりしていたんですね。約80点弱の展示です。とても保存状態も良く素晴らしいもんです。猫絵で文字を書いたり猫を擬人化して描いたりして楽しくもあります。猫嫌いの方にもお勧めです。


ショップでは今回の図録、ポストカードの他に猫の置物も販売してしています。
239686dc.jpgff7eb1a4.jpg2b396ed4.jpg



裏の豊洲ドックでは暮れなずむ東京ウオーターフロントを映し出しています。さぁそろそろ我が家の猫様の餌やりの時間になります。539ee4e5.jpg





 
bf62709b.jpg今日は成人の日で駅にはきれいに着飾った新成人が沢山見かけました。この子たちの世代には今日の天候のような良い日本になってくれればと思いながら電車に乗りました。

昨日から両国国技館では大相撲正月場所が始まっています。高砂部屋の力士や裏方さんを応援に行きました。

相変らず両国の駅周辺は外人客が多く、幟にオリエンタルを感じているんでしょうかカメラを向けています。私もアメリカから来た外人さんと仲良く幟を撮り、いい加減な英語で説明をしたりしました。

ba56b339.jpge05545ce.jpg関係者入り口で待っていれば相撲レスラーが撮れますと分かれまして私はまず今年からの展示の相撲博物館へ行きました。陽気な外人さんも案内したかったのですが開催中は相撲の入場券を持っていないと入れません。


相撲博物館は「大相撲龍づくし」です。お相撲さんの四股名に龍は強い名前として多くの力士がつけています。今のお相撲さんにも数えてはいませんがかなり沢山います。

また化粧回しにも龍を刺繍したものもあり、その展示を見せていただきました。
化粧回しでは24代横綱鳳谷五郎、大関貴ノ花、千代大海
636582f1.jpgaed68304.jpg46dcc803.jpg

雷電為衛門の龍が入ったタバコ入れだそうです。
c248cb30.jpgこの他にも着物の柄だったり軍配、印籠、刀など龍は力士に逞しい力が宿る事を願って採用しているんでしょうか。今回は浮世絵が無かったのがちょっと残念でした。
 
 f0592927.jpg江戸時代の人がお山と言えば今の上野を指します。寛永寺が怪僧天海の助言により江戸城の鬼門に当たる上野にでき、以来徳川からの帰依を受け今ある上野の山の殆どは寛永寺の境内だったようです。
 
天海に関しては明智光秀だったとか将軍家乗っ取り計画だとか色々言われています。この寛永寺は比叡山延暦寺のそのままのコピーと言われています。
 
山号は東の比叡山で東叡山、出来たのが寛永なので延暦寺と同じように寛永寺とつけ、京の清水寺と同じように懸造り舞台を持つ清水観音、東山の大仏に倣い上野大仏、不忍池の小島は竹生島に見立て宝厳寺の弁天を、壮大な伽藍も延暦寺そのままだったようです。
 
しかし彰義隊の上野戦争で壊滅的な打撃を受け、維新後上野の山は公園として整備されました。寛永寺の東照宮、清水寺などは現在の寛永寺と離れています。それでも此処に眠る歴代将軍の霊廟は2万坪はあるそうです。
 
現在上野と言えばまず動物園パンダも来日して人気が又復活しているようです。そして美術館、博物館が沢山あります。1、国立西洋美術館、2、東京国立博物館、3、国立科学博物館、4、東京都美術館、5、上野の森美術館、6、東京芸大美術館この他に不忍池近くには横山大観記念館、竹久夢二美術館・弥生美術館など沢山の施設があります。
 
そんな中今年初めですから開館140年を迎える東京国立博物館へ行きました。企画展は正月から始まった北京故宮博物院展です。平日の今日のお昼の時点で90分待ちだそうです。(平成館)
 
国立西洋美術館はプラド美術館のゴヤ展こちらは10月から開催しているのでそんなに待ち時間は無いようです。私は此処の前庭のロダン作品を見るのが好きで東京国立博物館や東京都美術館へ行くにもこの庭を通ります。子供たちは国立科学博物館、動物園に吸い込まれていきます。今やこのお山は文化の森、山になっているようです。
 
私は90分待ちですと言っている係員をしり目に待ち時間が無い常設展の本館へ。今年はこの常設展を中心に見ようと思っています。正面の本館1階と2階が展示室です。
 
90分待ちの企画展専門の平成館とは中で繋がっています。企画展を見た人は無料で常設展に入れます。しかし何度も企画展で来ていますが疲れてチラッとだけ見るだけでしっかりは見た事がありません。此処は素晴らしい作品があるのは解っていますが画学生がスケッチしたり写真を撮ったりしている所と云う感覚です。
 
648d3b56.jpgそう此処は、所蔵作品はストロボをたかなければ写真がOKです。借り物の作品は駄目ですが殆ど自前作品です。駄目な作品だけカメラマークにバツがついています。浮世絵もOKです。言い方がいけませんが彫刻立体、陶芸など写真で撮ってもと思われる作品が展示会では殆どバツですがこの博物館、西洋美術館の常設展ではOKです。
 
私など撮っていいよと言われると撮ってどうしようとするんだと自問自答になります。本当にへそ曲がりです。また普段は未公開ですが裏の庭園もとてもきれいです。館内は多くの椅子があり疲れたらそこで座り、ボケっと庭を見るのも良いのでしょう。
 
8543c81b.jpg地下には博物館のミュージアムショップがあります。関連図書からポストカード、グッズなど普通の美術館のショップの何倍あるんでしょうかとても沢山の商品が販売されています。私がたまに買う浮世絵の復刻版も安く販売されていました。
 
今日はざっと流すように見ましたがやはり2時間はかかりました。(今回は正月特別出品が多くありました)次回からは浮世絵関連を中心に見て行こうと思います。
 

 
431f1b4c.jpg昨日読売新聞の夕刊に東京国立博物館のカラー広告が一番裏のテレビ欄の下に大きく出されています。この時期は、寺社の初詣の広告は良く出ていますが国立博物館の広告はちょっとびっくりしました。
 
そして広告イメージに女優中谷美紀さんがでています。中谷美紀さんは阪急電車、源氏物語と今年は2本の主役映画を見ました。ウェデイングドレス、十二単と素晴らしかった。クレジットは博物館に初詣、まだたった140年。来年東京国立博物館は開館140年だそうでその一環の広告戦略なんでしょうか。

1月2日、3日は和太鼓、獅子舞などの伝統芸能も行うようです。これ自体も異例です。そして特別公開は国宝クラスが沢山展示されるようです。

その一部は賢愚経断簡(大聖武)、雪舟の秋冬山水図、小野道風の円珍贈法印大和尚位並智証大師、古今和歌集、池大雅楼閣山水図屏風、尾形光琳の風神雷神図屏風、その他に目出度い北斎の凱風快晴など。
 
普段でも日本で一番話題になる特別展覧会を「平成館」で開催しています。本館は画学生などが常設館でいつもスケッチをしています。また国宝は駄目ですが写真撮影OKコーナーがあったり開かれた博物館を標榜しています。入場はしたことがないですが黒田記念館、法隆寺宝物館、表慶館、現在改装工事中の東洋館、本館裏の日本庭園など広大な敷地の中で沢山のお宝があります。
 
日本を代表する博物館、失礼な言い方ですがわざわざ高いお金を広告に払わなくても多くの人が知っている博物館。今回の広告はびっくりしました。本館だけで丸一日かかる広さです。此処は1階、2階ですがゆっくり回れば日本美術全体が見られます。
 
来年はこの博物館を中心に見て廻ろうと思っていた矢先でもあり、普段は特別展の平成館だけで疲れ、見られるのに行かない展示室、でも此処が本当の美術館・博物館だと思っています。
まずは、びっくりしましたが楽しみにしています。

 

 
41ce5c7e.jpg21日で今期開催が終わる久米美術館へギリギリでしたが顔をだしました。佐賀県鍋島藩の近代歴史学の祖久米邦武、近代洋画の先駆者久米桂一郎を記念して設立した自社ビル8階にある美術館です。
 
常設展1は久米桂一郎の画とそのパリ時代の先生ラフェル・コランの画、パリ時代からの友人黒田清輝の画、父親邦武の論文などが展示されています。
 
7e5e28df.jpgJR目黒駅前のビルでとても交通の便が良く一等地に構えています。初めて知りましたが父親邦武は天保10年佐賀県の生まれで明治4年に岩倉派遣団に随行し約二年間欧米を視察した有識者で帝国大学教授、出来たばかりの早稲田大学教授を歴任これは同じ郷士大隈重信の関係でしょうか、昭和6年93歳で没。
 
その息子桂一郎は父の援助のもと明治19年からパリで絵の勉強をして同学の黒田清輝と共に同じアパートで過ごす大親友で帰国後、東京美術学校の教授、共に白馬会を設立、黒田清輝は作画を通して若い人を指導、桂一郎は後には評論を主としていく。
 
共に明治洋画壇の指導的役割を果たし教育者としての功績が大きいそうです。桂一郎の絵の特徴は展示からでは一言でいえず印象派的なものもあります。黒田清輝の自画像、奥さんの半裸の習作などまちまちな絵が展示されています。
 
黒田の絵は桂一郎の自画像や風景画、問題になった裸体画などはなく初期の作品かと思われます。小さいスペースですが内容はしっかりあります。JR目黒駅西口駅前久米ビル8階、入館料500円、月曜休館、来年は1月11日から、午前10時~午後5時

ちょっとした銀座のギャラリー的であり時間が少ない時は此処で絵画を見て過ごすのには良い美術館です。勿論絵画は販売はしていませんが所蔵作品の葉書等は販売しています。
画はパンフレットの林檎拾いです。下段は館内雰囲気です。

 
354df8fd.jpg今日もお宝探しに東京モノレール平和島流通センター駅の前のいつもの平和島・全国古民具骨董市へ行きました。年に5回開催、和洋骨董アンティークのお店が一番大きなフロアーに出店しています。
 
16日~18日迄で今年最後の開催です。普段は初日に行くのですが今回は2日目に行きました。初日にめぼしいものは買われたのか今日は出足は少ないお客様でした。
 
今日は時間もありゆっくり見て回りました。今年の浮世絵ブームを反映しているのか結構浮世絵が出ています。しかし、初心者の私でもいらない程度のもの、値段からまず複写ものなど良く見ると多くがキズ物、いい加減なものも多い。中古復刻版なら高すぎるもの。今年少しは浮世絵を見た成果が出ているようです。
 
73b697d0.jpg浮世絵以外には着物が相変わらず出店が多いようでご婦人が溜まっています。また骨董=陶器でこれが一番多く出店しています。刀剣なども相変わらず手堅い人気があるようです。
 
今日もそっと一周して買うものもなく、強いて言えば正月、神社で昔は戴けた宝船の版画印刷ですが1500円は高い。この人は有名な人ですと言われても所詮印刷ものです。お賽銭払って貰った方がと思いますが今は出す神社が少なくなっています。
 
40c1750a.jpg何も購入しなく菩提寺に参拝しながら帰宅。今日は土曜日で多くの人が墓掃除をしています。今日は陽が出ていますが空気は冷たくお掃除にはきついでしょうがサラリーマンは今日か明日になりますのでしょうがないのでしょう。
 
そんな中、もっと前の温かい日に墓掃除を終えていて隠居で良かった一面です。時間は一杯ありますがやろうとすることも一杯ある今日この頃です。この所、時間があるのにそれに追われ催しの初日に行けずもしかするとお宝を逃しているのかと思われます。

焦らず優先順位を付けのんびり時間を楽しもうと思っています。さてそう思っても性格上在れも此れもとまた同じ繰り返しかも知れませんが。昔ありました、♪♪のんびり行こうぜ俺達は何にも無いけど、、、、、♪。

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