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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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大船にあります鎌倉芸術館でアメリカの作家とのコラボの展覧会Art collaboration in kamakura(後援アメリカ大使館、鎌倉市)へ見に行きました。わざわざ大船まで行ったのは友人の色鉛筆作家鴫原裕明さんの作品がARTCROSS芸術大賞に選ばれたとの本人からの知らせで行きました。

 

彼の受賞作「神橋」は日光の雪の神橋を幻想的に描いた作品です。いつもの展覧会の作品に比べ小品です。年に一度銀座や六本木で個展を開いています。

 

色鉛筆という事で中々大作は別ですが小品は幻想的で価格も安く私でも購入でき飾ってホッとする作品が多い。作風はただ上から描くのではなく下地を削り出しながら描いていく方法です。

 

沢山売れるという事もなく出身の宇都宮、大森などでペンシルアート教室などで先生をしながら作品を書いています。おめでとうございました。これから売れるといいですね。

 

会場には日本画、洋画、書、版画、陶芸など色々な作品が展示されています。気に入った作品、気になった作品をランダムに。展示は6日まで入場無料。

会場で久しぶりにN夫妻にお会いしました。3時間かけて見に来てくれたようです。持つべきものは友人ですね。

 

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JR目黒駅前の久米美術館では2月9日まで「久米桂一郎・黒田清輝と東京美術学校の教え子たち」というタイトルで教え子と言われる人たちの作品が並んでいます。

 

普段は久米桂一郎の作品を中心に友人黒田清輝、フランスでの師匠コランの作品などですが、今回は明治、大正、昭和、平成前半までの作品がずらっと並んでいます。

 

古い明治大正時の作品は白馬会独特の絵画からそこから抜け出そうとしたゴッホそして近代絵画の手法の色々な絵画作品が並び見ていて面白い。

 

作家名はほとんど知らない人ですが好きな絵としては古木守の「路傍の老女」スペインだそうですがタイトルを見なければアラブ人のような感じ。角浩「秋の詩」ロマンチックな藤城清治が描きそうな作品のようです。彼の作品は白金の松岡美術館でもみたような。そして「六月・静かな朝」でした。

 

昨年も同じタイトルの展覧会で古木、角の同じ作品が出ていて同じ感想を書いていました。好みは変わらないようです。

 

 

昨年10月から始まった巴水生誕130記念展覧会も前期、中期、そして25日から始まった後期(3月2日まで)で終了になります。

  今回は昭和20年代から晩年、絶筆まで約100点を超える大量の展示です。大正昭和の広重と呼ばれ風景画版画をたくさん描いています。広重と違うのは実際に日本各地に赴き写生をして描いている点です。

  写生から帰り、原画を描き、版元の許可を得てから下書きを描いて渡しています。そして彫師、摺師と各指示を出し試し摺から決定稿が出来上がります。江戸浮世絵(北斎7回、広重の多いもので20回)に比べ摺は平均30回摺り合わせますし彫りにも細かな指示により職人泣かせになります。

巴水は鏑木清方の弟子ですが同門の伊東深水に比べると美人画はやはりイマイチで風景画は独自の世界を描いています。今回、役者絵で中村芝翫を描いていますがやはり? 

個人的には雪景色、夕景などが綺麗ですし好きな絵が多い。広重もそうでしたがひとつの場所での写生画を角度を変えたりして何点も描いています。今回も写生帳と作品が対比されていてとても見やすい。版画作品より原画の方がやはり素晴らしいもの、逆のものと、摺によって作品がかなり変わる。

まだまだ会期がありますからまた時間を取ってお邪魔したい。入場無料、月曜休館。(写真は展覧会の図録からです。)

 

正月の龍子記念館はおめでたい「御来迎」から展示されています。縦2.4m横7.3mの龍子らしい大作です。金地から初日の出が見られ、白い雲には白馬が2頭。

 

大体が見たことのある作品ですが「伊豆の国」という作品、「日々日蝕」は初めてかもしれません。伊豆の作品は富士山と伊豆の山々が白と黒で描かれています。晩年大田区から伊豆修善寺へ移った伊豆での作品では今回は温泉好きで想像で描いたという入浴中の女性も描かれています。

 

「日々日食」はコンクリートのビルに上に日蝕が描かれている龍子らしくない作品です。また得意のカッパの図3点など龍子の作品では100号位では小品に見えてしまいます。

 

一番好きなのは「龍巻」連作太平洋の1作でサメ、エイなどは怖い顔ですがクラゲの姿がユーモラスです。

 

また今回のタイトルの幻想としては「花摘雲」天女4人が薄い白く描かれ、下には花々が鮮やかに描かれています。龍子の絵は大きいですから大体がかなり離れてみないと全体像は見られませんがこの作品は近くで見ないと全体が白でわからない。5月6日まで。200円。65歳以上無料、5月から無料になる。

 

近所でも梅が咲き始めてきました。もう春が近い。これからは散策が楽しくなりますね。

 

 

竹橋にある東京近代美術館、明治から昭和までの近代絵画を中心に展示している目の前が皇居という美術館です。

 

4階から2階に展示されていますので4階から拝見、入ってすぐ加山又造の屏風が迎えてくれます。2雙展示されていますが鶴が描かれ銀地の「群鶴図」が好きな絵でした。

 

此処では重文指定が中村彝の「エロシェンコ氏の像」原田直次郎の「騎龍観音」萬鉄五郎の「裸体美人」の3点が展示。大正期にこの裸体図はいろいろ問題を起こしたことでしょう。それでも今では重文指定です。

 

当時はフランスから帰ってきた黒田清輝などの印象派画風からゴッホなどの絵が紹介されつつあり黒田画風から抜け出そうとする若い画家が出始めてくる時代でもあります。

 

木村荘八、萬鉄五郎、岸田劉生などが「ヒュウザン会」を設立するようになるようです。

 

  木村荘八の「新宿駅」、川上涼花「鉄路」岸田劉生「バーナードリーチ像」萬鉄五郎「太陽の麦畑」一番はゴッホに憧れが強かったのか自分の耳を落とした?関根正二の「三星」姉、恋人、自分を描いている。

 

長谷川利行「カフェバウリスタ」これはTV東京のお宝鑑定団に鑑定された作品TVではかなり汚れて暗かったが近代美術館がその後購入したようで綺麗に修復されています。

http://www.paulista.co.jp/introduce/history.html

 

展示数も多く今の私には100点を超えるとやはり疲れる。織田一磨、笠松紫浪,川瀬巴水などの版画、藤田嗣治の戦争画「アッツ島玉砕」など2点までは見ました。藤田嗣治は戦争画を断りきれず描いたのですが戦後、批判され再度フランスへ帰ってしまいました。

 ここまでで後は殆どスルー状態で歩き見して立ち止まったのは小磯良平「練習場の踊り子」安井曾太郎の「金春」木村荘八の永井荷風の墨東奇談の挿絵位です。


上の三点は岸田劉生の「バーナードリーチ像」「道路と土手と塀」「麗子像初期」

 

現代ものは解らない。草間彌生の赤の点の作品は目が痛くなるくらいでした。館内でお茶して帰宅。

 

                                              

 

 

毎月行く川崎・砂子の里資料館の提供による広重の東海道物の展示が砂子の里資料館の斜め前のかわさき宿交流館で22日まで開催中。入場無料、月曜休館。

歌川広重は、保永堂版「東海道五十三次」が一番有名ですがこの大ヒットにより今回の行書体や狂歌入り、五十三對、隷書、貼交、人物など沢山の東海道五十三次ものが出版されています。(大きい写真は行書体、小さい写真は保永堂版の有名になった東海道五十三次、日本橋、川崎、石薬師の順)

構図が似ているものも多くありますが各シリーズ毎に特徴が出ています。今回の行書版は日本橋などの題名部分が行書体で書かれているため通称東海道五十三次行書体と呼ばれています。
 

 旅の行き来の人々、宿場での生活の様子、各地の名物などが保永堂版に比べ多く描かれています。個人の趣味趣向がありますが私はやはり保永堂版の東海道五十三次が良いと思います。
帰りがけに川崎・砂子の里資料館にも寄り2度目の「小倉擬百人一首展」を見ましたがやはり百人一首自体が良く解っていなく尚且つ擬ですから余計解らず。

両国国技館裏の東京江戸博物館では「大浮世絵展」が開催されています。この浮世絵展は浮世絵の発祥時から昭和の川瀬巴水までが世界から取り寄せた浮世絵の展示で浮世絵イロハの勉強には最適な展示会です。

 

チケット売り場は長蛇の列です。此れでは見られないので会期は入れ替えがありますが3月2日までですから今回は諦め、常設展の方の「東海道五十三次」を見ました。此処も常設展と言いながら各コーナーでは企画展が行われています。

企画展で日本最大級の浮世展をやりながら広重の東海道五十三次を常設展の企画でやってしまうレベルです。ほかの施設なら五十三次が企画展です。

 

昨年も開館20周年でこの広重五十三次と北斎の富嶽三十六景がありました。どうもこのところ物忘れが激しく、また色々な所で五十三次は見ていますので頭の中がごちゃごちゃです。

 

前回は五十三次は売れに売れたので版木が壊れ、後摺り、変わり図などが制作されていますので比較展示されていたような気がしましたが今回はそれが少ない。ただ広重の持ち物の刀、煙草入れや遺言書なども展示、また旅に使う今で言うガイドブックなど、広重が参考にした東海道名所図会などがかなり多く展示されています。


今じゃ浮世絵は高いものは数千万も当時は蕎麦いっぱい分、浮世絵師は売れても今のような著作権もなく最初のお金だけで広重も遺言状では財産を処理して借金を返済して欲しいと書いているようです。

上の図は東海道大森縄手、我がふる里はこんな畦道だったんだと初めて見ました。もう一枚は箱根之図です。今回は東海道五十三次は載せませんが機会があれば後摺りや複写版の私の所蔵で初摺りと変わり図を比較したものを載せたいと思います。

その他にも江戸東京博物館ですから江戸時代の解説には当時は写真があるでなく庶民の生活、娯楽などの展示には模型と浮世絵で説明していますから浮世絵はたくさん展示されています。

 

とても広く、いろいろな展示、企画展が有り全部は見られず展示換えのところだけ見て帰宅。

江戸城案内屏風は見ごたえがありました。

 

18日から4月13日まで京橋のブリヂストン美術館で開催中です。印象派作品、彫刻の所蔵で知られるブリヂストン美術館の館蔵品の展覧会。

 

彫刻ではドガの作品も展示されていますがロダンなどと比べると?絵画はバルビゾン派(コロー、ミレー、シスレー、ピサロなど)印象派(マネ、モネ、ドガー、ルノワール、、カイユボット、ゴッホ、ロートレック)ポスト印象派(セザンヌ、ゴーガン)

 

日本の近代洋画(浅井忠、黒田清輝、藤島武二、岡田三郎助、青木繁、山下新太郎)マチス、ピカソなど20世紀美術へと続く。1室から10室までたくさんの展示。

 

何度か見た絵画が多いが好きな絵画はゴッホの「モンマルトルの風車」モネの「黄昏、ヴェネッィァ」浅井忠「グレーの洗濯場」岡田三郎助「婦人像」など。

 

毎年恒例の新春展、今年は期日最後の駆け込みで見させていただきました。館蔵品での年最初の展覧会ですから出品は何度か見たことがある作品が多い。19日まで。

 

今年の特徴は何年か前にやったリヴェイエールのエッフェル塔三十六景が展示されています。19世紀パリ万博でフランスに日本ブームを巻き起こし、モネやゴッホなど印象派の作家に多大な影響を与えました。

 

特に浮世絵は20世紀初めまで版画では大きな影響を与え、アンリー・りヴェイエールもそのひとりでリトグラフでなく木版画でエッフェル塔を題材に広重の名所江戸百景のような俯瞰した作品を多く手がけました。

 

洋画では昨年同様ベルナール・ビュフェの「カフェの男」マリーロランサン「遊ぶ子供達」など、藤田嗣治「仰臥裸婦」は昨年は?

 

肉筆画は重文の3mを越す池大雅の作品、岩佐又兵衛「本間孫四郎遠矢図」鳥居清長「詠歌弾琴図」、歌麿の美人と若衆図、伝菱川師宣「元禄風俗図」など。

 

日本画は小林古径、橋本関雪、速水御舟、安田靫彦、横山大観、下村観山、菱田春草など。大観、観山、春草は3幅なのか大観寿老人、観山鶴、春草亀の図ですが春草が一番私は良いと思う。


赤坂プリンスも解体工事も終わり旧赤坂プリンスが見えています。

ニューオータニ美術館HPは
http://www.newotani.co.jp/group/museum/index.html

 

 

現代を代表する作家のようですが私は初めて見る作品で、名前も初めてです。会場には1000号の大作が並び俯瞰したような絵が見るものを圧倒します。

 

建物も壁がなく俯瞰した作風で回廊のようなコンクリートの建物の上に電車が走り、その下にも、また地下鉄も走り回廊に子供たちが怯えたように右往左往している様の絵だったり津波が押し寄せて人々が怯えていたり、海底から大爆発して荒れ狂う海だったりデフォルメした絵が多い。

 

  狼と自転車に乗った人々が私には逃げ惑う様のように見える作品など大作ばかりですが良いなぁと思える作品はなかった。

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