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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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The Vision Of Contemporary art 2014の略のようです。第一生命の企業メセナ。今年は21年目です。展覧会は30日まで。

 

40歳以下の作家を全国の美術館の学芸員、ジャーナリスト、研究者などから推薦された作家の作品を選考委員により選ぶ方式で大賞、激励賞2名、佳作2名、大原美術館賞1名だそうです。展示は33点。

 

大きさ、厚さなど色々な規定があるようで41す。個人的には激励賞を取った大小島真木氏の遺伝子という4点セット作品は面白かった。大原賞を取った佐藤香菜氏の鹿の絵が一番欲しい絵。阿部未奈子氏のスインスno41は一瞬びっくりするが見ていると動きがあるのですが不思議に落ち着く。色々な塗料を入れた中に作品を着けるとマーブルな着色が出来ますがそれとはまた違った絵でした。

 

全国の美術館の学芸員やジャーナリスト、研究員が推薦するという方式で大都会だけでなく地方で活躍している作家の作品を見るいい機会で作家にもチャンスが出るいい企画です。

 

 

 

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現在では33日に女の子のいる家庭ではお雛さまを飾ります。日本橋の三井記念美術館ではこの時期に毎年各三井家のお雛様を展示しています。この展示が春の訪れを告げる恒例でもあります。あまり興味がないのですが毎年この時期にぐるっとパスの関係と日本橋への買い物で訪れます。

 

三井では46日まで開催しています。東京国立博物館でもコーナーで毎年開催展示しています。本来33日が過ぎればすぐに仕舞わないと嫁に行きそびれると云われていると思っていましたが実は地方により飾る日が違ったりしているようです。

 

旧暦の33日(現在の4月)に行われていたものが明治に入り新暦に切り替わり一般的には33日になっていますが引き続き旧暦の33日、新暦の43日に祝う地域もあるようで飾りとしては3月一杯を展示していたりしているようです。

 

三井家と言っても色々な家系があるようで北三井家、伊皿子三井家、新町三井家、松坂三井家など、それぞれの立派なおひなさまが展示されています。

東京国立博物館では古い享保雛、御殿の中のお雛様、貝合わせなど細々としたミニュチアの道具なども展示されています。

 

我が家は女性が二人ですがこの数年はお雛様が飾られていない。

 

保永堂東海道五拾三次の大ヒットで生涯24、5種類の東海道物を描いています。今回は横版の名所絵でなく竪絵の東海道です。俗にいう竪絵東海道。名所江戸百景なども竪版です。(下は左がスタートの日本橋東雲の景、右が沼津足柄山不二雪晴)

 

また東海道五十三次細見図会は江戸から小田原までの10枚で途中中止になったようです。このようなシリーズ物は途中人気がなく取りやめたり版元の関係などで中止になるものは結構あるようです。下の図は細見図会品川 川崎へ二里半。

 

五十三次名所図会、細見図会も当時の風俗や名所などを知るのには歴史的にも面白いものです。多くが保永堂版を元にして目線や立位置を変えて描いています。55枚と10枚の全セット展示です。29日まで入場無料。

左から岡崎矢作橋、吉田豊川大橋、共に大きな橋で有名です。奥にお城が見える。

 

今月の浮世絵は歌川広重を取り上げています。東海道五拾三次の内、木曽街道六拾九次之内などの街道もの、江戸、京都、大阪の風俗を表したもの、珍しい歴史もの、絵手本、山形天童藩依頼の肉質画などバラエティ豊かに展示しています。3月23日まで。

 

 
3幅の肉質画「源氏物語図」、富岳図。広重作と言われなければ解らない。

 

上から東都名所・佃月夜之図、京都名所之内祇園社雪中、浪花名所図会・八けん屋着船之図、木曽街道六拾九次之内47景、得意の風景画、各地の風俗が描かれています。また広重は細密に描いていますが北斎同様色はそんなに使っていないのが特徴のようです。

 名所江戸百景・王子装束ゑの木大晦日の狐火、東海道張交図会。江戸名所百景と言いながら120枚の揃い物で中でも王子の大晦日に集まる狐の図は人気が高い。東海道張交図会は五拾三次の名所、名産、史跡、行事を描き12枚一組にまとめたもので貼ったり切り抜いたりして良い作品。

義経一代記之内、2種類展示されていました。広重の歴史物は初めて見ましたが個人的には広重はやはり風景画の絵師だったんだろうと思う。

魚づくし伊勢海老、魚づくしという事で細密に描かれています。昔は人気があったのか解りませんが個人的には好きです。

有名な月と雁、中短版、何度見ても良いです。花鳥図も得意としていたようです。

北斎漫画の影響何でしょうか、絵手本も書いています。色付きは初めて見ました。お弟子さんの教科書になったんでしょう。

 

肉筆画は天童藩の借金棒引きのための品として依頼されたようで天童広重と言われ山形に多く残っているようです。版画と違い一枚物ですが丁寧に描かれています。

 

東京国立博物館敷地内法隆寺宝物館からの景色

法隆寺宝物館は展示品の大半が国宝、重文という施設です。全面ガラス張りのロビーは暖かく革の座りやすい椅子から眺めはとても気持ちがよい                                  

 

開園160周年の花やしきの裏のひさご通りの中ほどにある「江戸下町伝統工芸館」(入場無料)台東区の伝統工芸品を展示、実演(土日)している下町の工芸館。 

江戸錦絵凧、江戸和竿、提灯、東京打刃物、紐結び、江戸纏、江戸御輿、矢、江戸刺繍、江戸鼈甲、手植ブラシ、東京銀器、江戸指物、江戸刷毛、江戸おさな人形、江戸簾、東京桐箪笥、仏像、江戸切子、江戸押絵羽子板、蒔絵、組み紐、浮世絵など。

今日は平日でビデオで浮世絵摺りを見ました。版木が乾いて見当が狂うとか摺の馬簾の使い方など色々なテクニックを見せていただきました。

下町浅草は何度来ても新しい発見があり新しいものや伝統も生きている楽しい所です。いつものお土産を購入しビューホテルでお茶して帰宅。

 

 


郵政博物館オープン記念企画で蕗谷虹児展が開催中。名前は初めて聞きましたがちらしの花嫁さんの絵は切手にもなっていますので見たことがあります。

 

大正昭和の少女雑誌の挿絵、表紙絵などを手掛けた当時の人気作家だったようです。竹久夢二の紹介で少女雑誌でデビュー、人気が出て数年自費でフランスに遊学、藤田嗣治など交友、パリのサロンで入賞。帰国後は雑誌などでフランスのモダンなどで人気絶頂になるも、戦争により少女雑誌から一般雑誌の挿絵、戦後は絵本などの表紙を描いているそうです。
 
何となく竹久夢二でなく弥生美術館の高畠華宵のような大正の少女たちが喜びそうな絵を描いています。戦後の作風は小さな子供の童話絵本の表紙絵を描いています。私みたいな老人が見ても夢があるような絵です。5月25日まで郵政博物館の入場料で。


 

昨年8月に丸の内の逓信博物館が閉館し今月1日に墨田区の話題のスカイツリータウンイーストヤード9階にオープンしました。今回は電話関係がなくなり郵便事業の博物館となっています。 

此処には日本最大の切手収蔵33万種や重要文化財のモールス電信機などがあるのは解っていますが、浮世絵も明治を中心に多く収蔵しています。

 

オープン記念ですから浮世絵を使った何か企画があるかと楽しみにしていましたが今回は残念ながら浮世絵の展示は全くありませんでした。企画展は蕗谷虹児展です。博物館へ行きました。というはがきは右のキューコードを携帯で映すと音楽が流れるそうです。入館料300円。休館日は3月は17日(月)のみ。 

 スカイツリーがオープンしてだいぶ経ちますがソラマチへ来たのは初めてです。今日は風は冷たいが晴れていたのでスカイツリーでも登ろうかとふと思いましたが時間の関係で断念。スカイツリーは真下から見ると首が痛く良く見えない。やはり遠めから見るのが良いようです。



 

 

226日から36日まで蒲田駅前大田区民ホール・アプリコの地下ホールで東方美術協会主催の日本画の展覧会が開催中。

 

馬込の川端龍子記念館でチラシを戴きました。この展覧会には川端龍子記念館賞、その他に激励賞などがあるようです。東方美術協会は川端龍子の流れをくむ唯一の日本画の団体だそうです。

 

龍子独特の会場主義で大きな日本画が展示されているかと楽しみに見に行きました。実際は会場の関係でしょうか120Fから80Pの作品が数多く展示されています。此処での川端龍子記念館賞、激励賞の受賞作品は素人の私が見ても納得できる作品です。

 

此れが日本画?漫画チック、何を描いているのか解らないデザインのような作品は少ない。良いなぁと思って見ていた絵は記念館賞、激励賞の作品でもありました。

 

龍子記念館賞は谷崎勉「金剛力士像、あ・うん」日本画では珍しい点描画っぽく左右から見ると顔の部分が浮き上がって見える。奨励賞の川出登「バチカン眺望」この構図はよく見るタッチでした。

 

ただ良くても我が家では飾るところがない大きさですが。この後、愛知に巡回するようです。入場無料。

 

地下ののロビーには、アートギャラリーとして大田区在住の作家から寄贈された絵画が年数回入れ替えで展示もされています。中々良い絵が展示されていてアプリコに来るとその都度見学させていただいています。

 

新宿超高層ビル群にある旧安田火災海上ビル、今は損保ジャパン、また他の損保と統合で社名が変わるようです。昔の人間では横文字より漢字が解りやすい。42階の美術館ですから眺望は素晴らしい。今日は曇り空で午後から雨の天候ちょっと残念。(今まで一番は森美術館、六本木ヒルズ森タワー53階)

 

昔はこの辺の超高層ビルにボトルもあり夜な夜なお酒を戴いていたが久しぶりに訪れました。FACEはフロンティア、アーチスト、コンテスト、ヱキジビションの頭文字を取ったようで公募展。

 

889名の応募の中からグランプリ、優秀賞などの受賞作品と入選作など69点が展示されています。また来場者が選ぶ作品もあるようで出口で投票も行われています。

 

上手な人が集まり個性を出すには写実的な絵より抽象画が良いのでしょうか、私には解らない作品も多く展示されています。

 

個人的には関口倫世の「記憶の庭」水たまりをみているような少年を描いた作品ですが構図的に好きな絵でした。他には刈田の林檎の橋本満弘、森の時間の柳沢裕貴の作品。

 

損保ジャパンの美術館ですから名前の通り、東郷青児の特徴ある作品、ゴッホのひまわり、ゴーギャン、セザンヌの作品が常設されています。今回グランマ・モーゼフという人の冬景色の作品が多く展示されていました。初めて見ましたが個人的には好きな絵です。3月30日まで開催。招待券もありモーゼフ作品をもう一度見に行きたい。

 

 

信濃町にあります佐藤美術館で京都の猪熊佳子美しい風景、美しい日本画展が3月2日まで開催中。私は初めて見る作品でした。

 

佐藤美術館は3階、4階が展示室で3階にはいると大きな作品群が展示。森の中をさりげなく小動物や鳥などが描かれ、淡い緑と苔むす木々の中に入っているような錯覚にとらわれます。

 

小川のせせらぎ、小鳥のさえずりなどホールの真ん中のソファに座っていると何だかとてもリラックスできマイナスイオンが漂っているように感じます。

 

4階は季節感をだした同じような森の絵が多く展示、紅葉、雪景色の森などとても素敵な絵が並んでいます。これが四季を感じる日本で美しい日本。幾つかは外国での絵も展示されています。3階の絵と比べると4階のほうが動きを感じました。

 

日本画の素晴らしさを感じる展覧会でゆったり、のんびりリラックスもできる絵でした。
佐藤美術館・猪熊佳子展
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/exhibition/exhibition_01.html#1401

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