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博物館の10室は浮世絵と衣装で毎月入れ替えてあります。今月は27日まで。
浮世絵は屏風絵などの風俗絵から1点物の肉筆画と版画で多くの人が買える版画は大量生産でき格安になりサイズも細判、中判、大判、二枚続きなどと貼って楽しむ柱絵、季節の団扇絵と時代により変わって行きます。
色も当初は墨一色から手で色を入れる赤絵などから鈴木春信から多色摺りの錦絵へと変わって行きます。題材も歌舞伎役者絵、芝居絵、美人画、歴史合戦絵、庶民の生活などの風俗絵、風景画・名所絵など色々な浮世絵を毎月展示しています。
川崎・砂子の里資料館では上記のタイトルで今月26日まで開催中です。8月は休館で今月7日から。
資料館の解説から「明治5年に横浜―汐留間を陸蒸気(福沢諭吉が名付けた。)が53分で走り、世界の文明が日本の玄関横浜から東京へと蒸気車によって送り込まれます。チョンマゲからザンギリ頭、着物から洋服へ、下駄から靴へと生活様式がすさまじい音を立てて変化しました。江戸の浮世絵師は、横浜の西欧人の生活や陸蒸気を描いて、衰退気味の浮世絵に開化絵(横浜絵)で活路を見出しました。」
開化絵として外国からの絵具を多く使い個人的にはけばけばしく江戸の浮世絵に比べ情緒もないように感じます。ただ蒸気機関車が走る絵は全く当時の物とは違って描かれていますが何となく見てしまう。
東海道の川崎の渡しに鉄橋が右上にあり陸蒸気が走っています。この絵は三代目広重の絵ですが制作年は明治4年になっています。人々が陸蒸気に興味を示しているので早く販売しようと瓦版みたいな感じで発行されたんでしょうか。
この他にも実際に見ていないので馬車鉄道のような車輪を描いている絵も多々あります。些細な事を気にせず当時の風俗事例を思い描けばいいのでしょうが写真が出てきている時代になりますから時代考証的には無理がある絵が多い。
斎藤館長の解説の通り鉄道は新しい外国の文明も沢山運び込んでまた人の行き来も煩緒になって行きます。廃仏毀釈、城取り壊しなどをして洋風化を急いで文明開化をした明治政府は野蛮と言う事を防いだ意味では他のアジア諸国のような植民地にはならなかったのだけは貢献したと思っています。
相撲人気が低迷していた昭和40年1月場所からその打開策として当時の双葉山の時津風理事長主導により部屋別総当たり制が決まって50周年と言う展覧会。
一門別にあたり大きな部屋が絡む一門は対戦相手が増え今までの不公平も無くなり興味深い取り組みが増え相撲フアンからは好評を得るが稽古を一緒にしていた一門力士通しには取りにくい面もあったようです。
栃ノ海、佐田の山戦、大鵬、玉の海戦などが組まれました。今思えば当然となるが当時は大英断だったんでは。長い歴史の大相撲、良い時があれば悪い時も現在は相撲人気で連日大入り満員ですが少し前は相撲人気もかげってチケットが売れない時期もありました。
老舗と言われるお店や会社も同じのように色々な知恵や努力をして維持、隆盛しているように相撲の場合も色々な知恵や努力に人気力士,好カードで続いているのを感じます。何方も顧客にそっぽを向かれたら伝統も何も関係なく衰退していく。
今年の夏は特に戦後70年と言う節目で多くの美術館・博物館では戦争、平和などをテーマやキーワードにした展覧会が多い。
大田区馬込にある龍子記念館でも戦中戦後の時代の川端龍子の作品を展示しています。チラシの右上の写真は空襲を受けた龍子の住まい。この龍子のアトリエもそうですが母の実家も馬込でこの一帯も焼夷弾の嵐にさらされました。
この時期は紙も木材も絵具もなくそんな中での作品の展示で小品は無く大体が縦2M横7Mの大作が並んでいます。
個人的には伊豆半島を俯瞰したような「伊豆の国」海中をクラゲや鮫、エイなどを幻想的に描いた「籠巻」、入り口に展示のモンゴルの草原の空の雲を天女に見立てた「花摘雲」などが好きな絵です。
従軍画家?戦闘機や魚雷を水神が運ぶ「水雷神」龍子の庭に落ちた爆弾により庭で作っていた野菜が飛び散り大きな池になった「爆弾散華」なども展示されています。
水雷神は終戦間際もう人間魚雷もなく兵隊が海に入ってもぐったり浮いたりして竹の棒の先に爆弾を付け敵艦を攻撃する模様を思い出しました。今回の展示は11月3日まで65歳以上無料。一般200円。月曜休館。
新宿西口にある旧安田火災ビル42階にある現在は合併を繰り返し損保ジャパン日本興亜と名前が変わっている美術館。昔は東郷青児記念美術館で今でもありますがゴッホのひまわりで有名です。美術館は42階。
絵本作家、画家の安野光雅氏の新宿での展覧会、水彩画でやさしさと淡い色ですが絵をよく見ると繊細に煉瓦の壁ひとつづつ、屋根の瓦もひとつづつ細かく描かれている絵は見てるだけでほのぼのとし好きな画家です。
今月は夏風邪で体調を崩し見に行きたかったが暫くは外出も控えていて23日が最終日になってしまったので22日土曜日に見に行きました。沢山の展示ですがあっという間に見られ楽しめました。
今回はぐるっとパスを使い割引になりましたが65歳以上の割引とこの施設も同料金(一般1000円、シニア800円)展示はヨーロッパの風景画ですが早く元の体調に戻し旅の予定も中止にしたので私は日本の風景を楽しむ旅に早く出たい。
現代日本画、動物画を展示した夏休み企画のようで9月27日まで開催中。場所は中目黒駅から近い目黒川沿いにある小さな美術館で名前の通り一年中桜の日本画を展示しています。
大作が多く迫力感がある作品が多く1階は犬猫の絵が多く展示、3階は雪、花筏の中の鳥たちが描かれ個人的には上村淳之「雪の音」中裕行「飛翔」などの作品が好きです。
2階は桜の日本画が展示、日本全国の有名な桜が見られます。桜の時期は全館桜の絵になります。月曜休館、500円、私はぐるっとパスで無料。近くの目黒の庭園美術館や目黒美術館もパスで見られますが時間的に今回はそれこそパス。次回に回す。
1週間ぶりに外出、その間出たのは菩提寺の花の入れ替えに数回出たきりで風邪を治すため家で大人しくしていました。今日は午後から病院へ行く予定で午前中どうしようかと思い、体調慣らしに中目黒の美術館へと向かいました。
昼過ぎ力をつけるため中目黒駅近くのステーキハウスで300Gの厚切りステーキを戴く。1800円と安いためやはり硬く、普段噛む回数が少ない私には丁度何度も噛めて良かった。(笑)
3時からのやっと予約が取れた内科はもう風邪が治りそうな時期で咳も少なくなっており聴診器での診断も異常もなく漢方の薬を貰っただけで帰宅。
汐留にあります旧新橋停車場歴史展示室では8月4日から11月23日まで温泉、文芸、鉄道のキーワードで懐かしい観光地図などを展示しています。
明治に日本に招かれたドイツ人医師ベルツは日本で初という今で言うクアハウスぽい温泉療養施設を岩倉具視などから提案する。(きゅう気館)温泉の蒸気を吸う今で言う蒸気浴、器官などには効果がある。そして近くに入浴後の散策が出来る梅園を提案。
この時代熱海、小田原間は豆相人車鉄道の時代、そして尾崎紅葉の新聞小説金色夜叉が熱海をを舞台として大人気に。金色夜叉はその他に塩原温泉も舞台になっていて此方の温泉も脚光を浴びる。
ベルツ博士は草津温泉が素晴らしいと世界に紹介、また皇室などの医療の一環で転地療養を勧め葉山などは現在も皇室の別荘になっている。観光には鉄道が必要で当時から観光には温泉も付き物だったようです。入場無料、月曜休館。
ぐるっとパスが今月下旬までで大体見たい美術館は廻りました。都内の沢山の美術館、博物館などが無料ないし割引で見られるクーポン冊子(2000円)ですが自身の趣味趣向に合う合わないがあり大半が行けない施設です。
その中で竹橋の近代美術館の常設展は無料で展示品は超一流の作品ばかりですからぐるっとパスを買ったとき最後に訪れる施設でもあります。
常設展と言っても時期により入れ替えがありますから毎回楽しむことが出来ます。ハイライトコーナーは入れ替えが少ない場所で今回も以前見た作品が多かった。古賀春江「海」関根正二「三星」原田直次郎「騎龍観音」萬鉄五郎「太陽の麦畑」岸田劉生「道路と土手・・」など。
隣の部屋では藤田嗣治の「動物宴」「猫」戦争画のコーナーでは「アッツ島玉砕」など。猫や変わった子供の描き方など個人的にも好きな作家です。戦争画はしょうがく従軍して描いたのでしょうがこの戦争画が後に日本から離れ二度と戻らなくなる原因を作り出す。
その他には竹内栖鳳の素描、草間彌生、岡本太郎以降は全く解らない。皇居の目の前でテラスから冷房の効いた部屋から見る江戸城も良い。
今日も暑く行は東京駅から歩きましたが帰りは竹橋から大手町まで1駅ですが東西線に乗り地下を歩き東京駅から帰宅。
8月4日~9月27日まで徳川の城と言うタイトルで特別展が開催されています。内容的には天守や御殿を展示できるわけもなく城の屏風やお城の絵図などが中心でこんなに大きい絵図があるのかとびっくりする物も展示しています。
徳川の城と言っても家康が天下を取ってからの各大名に担当させ作らせた天下普請の城です。順番は違いますが江戸城、名古屋城、駿府城、大阪城、二条城、丹波亀山城、福井城、高田城、膳所城、彦根城、加納城、伏見城などでその鳥瞰図や絵図です。
NHKが制作したCGで江戸城の御殿の中の一部が再現されています。大広間、廊下などの障壁画、襖絵などが体験できます。同じような映像では東京国立博物館でも江戸城を天守閣も含めCGで再現して放映されています。
城好きで天下普請の城にも実際に見てきた私でも絵図ばかりでは良く見えないしその程度ならパソコンでも調べれば出てくる、あまりにもつまらない。駿府城の模型も中途半端な大きさで面白みに欠ける。
最後に以前も見たが旧江戸城の写真ガラス原版と写真は中々興味深かった。江戸博は常設展は良いが特別展は学芸員の一人相撲で見に来る客を考えていないタイトル負けする内容の展示が多い。
9月6日まで東京都美術館で二科展100年の記念展覧会が開催中です。元々は文部省美術展覧会(文展、現日展)から分離して在野の公募展として発足。
会の創成期から再後期までの120点を展示しているようです。坂本繁二郎、西村伊作、湯浅一郎、萬鉄五郎、岸田劉生、彼は彫刻も展示。関根正二などの創成期の作品が個人的には好きな作品が多い。
石井伯亭、国枝金三、中川紀元、歯医者の中原實、安井曽太郎、佐伯祐三、藤田嗣治、東郷青児、岡本太郎など錚々たる画家の作品が展示。
組織が出来ればまたその統制から離れて新しい組織を結成するのが常で色々な会に分派もしているようです。二科展と言うと五月みどり、工藤静香、石坂浩二、八代亜紀などの芸能人も良く入選して話題にもなっています。
暑い日が続き来場者は少ないかと思ったが意外に夏休みで子供たちも多く見られた。(小中学生無料、65歳以上1000円、一般1500円)
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