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01fe102d.jpeg浮世絵に見る江戸美人の化粧 白、紅、黒―三色の美
6月2日から7月8日までホテルニューオータニ美術館で開催。化粧にはあまり興味がないのですが浮世絵と云う事で見る事にしました。化粧ですので浮世絵はポーラ化粧品からの物が多く、大谷の物は肉質画でした。
 
出品リストは60点を超えるものになっていますが今月17日までが前期で19日から7月8日までが後期に分かれています。江戸時代は、白粉、紅、お歯黒、眉が中心で白、赤、黒の3色で成り立っています。
 
現代みたいな自由、個性的な化粧は許されず身分、年齢、未婚、既婚などによって化粧の仕方が決まっていました。特に白は鉛を使っていたので中毒になったりしたようです。歌舞伎役者もそうですが幕府の将軍の正室、側室なども後の調査では鉛や水銀が骨から出ています。白が美人とは言いながら命がけのお化粧です。何となく女性のはかなさを感じます。
 
館内の説明の安請け合いになりますが化粧と書いて(けわい)と読む場合は髪の手入れや髪形、肌の手入れ、化粧品や美容薬の作り方、歩き方をはじめとする身だしなみ全般を指すようです。

e6ef4eec.jpeg「けしょう」と読む場合は紅、白粉、お歯黒、眉書きなどのメイクアップを指すようです。読んでてなるほどと感心。また当時は京、大坂の濃化粧、江戸の薄化粧と言われていたそうで場所によって違っていたようです。
 
宝暦年間には村松町・団十郎、人形町・菊之丞、瀬戸物町・菊五郎、木挽町・三津五郎と歌舞伎人気役者が化粧品の販売もしていたそうで公演の間には本人が店先に出て大変な人気だったようです。
 
肝心の浮世絵は白、紅、黒と分かれ色白は美人の条件、紅は華やかさの演出、黒は貞節の証といったジャンル分けをして展示しています。三代豊国の作品が多く展示されています。三代豊国は国貞の事だと思うのですが、初代豊国の後は二人が二代目として名乗っています。
 
この他に大変立派な江戸時代の化粧道具も展示されています。入館料800円、月曜休館。ニューオータニガーデンコート6階。
http://www.newotani.co.jp/group/museum/index.html
 

 

 
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