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首相を議長とする国家戦略会議の分科会で国の長期ビジョン「フロンティア構想」の報告書をまとめたそうです。その中で話題になっているのが2050年までに実現するための政策として「40歳定年制」案です。
 
皆が75歳まで働く為の施策で、今の定年年齢を引き上げるような制度は、一つの企業に人材を固定化させ、企業内の新陳代謝を阻害し、企業の競争力を低下させ、雇用の減少にもつながるおそれがあるとし、人生で2,3回程度転職することが普通の社会を目指す為にはむしろ定年を引き下げる必要があるとしています。
 
その具体的なビジョンは全くなく、今の政府の得意とする言葉遊びに聞こえる。現在国の施策で定年を延長させておいて、今度は逆に40歳定年制で再就職先がなかったら、企業も丁度景気も良くなく定年と云う事で切ってしまえる。
 
また40歳位が丁度脂が乗って企業の柱になる年代です、それまでの企業内の教育費などが無駄になってしまう。その後の人生設計も出来ず子供を産む事がもっと低下するでしょうし、結婚もしない人がますます多くなるのでは。

若い時は当然給与も低く、20年位の年数では最初の退職金は安く、その後年齢に応じた給与が払えるのか、もらえるのか、企業が若い時から高給で雇えるのか、企業年金は廃止になるのか。等々すぐ疑問が出てくるが肝心のビジョン、対応策がない。
 
雇用保険もなくおざなりの仕事でも定年まで勤められると言う国家公務員からまずやって見ればと言いたい。人材の固定化というなら国会議員も年齢制限と任期制限をまず行ってほしい。役所に行くと時たまそういう人を見かけます。
 
違憲と言われる今の選挙制度も議員定数さえ減らす事が出来ない政府が何を言わんかです。入社から次の転職先を見据えた仕事ではまともに愛社精神なんて生まれない。それこそ企業の活性化なんて逆になってしまう。
 
尤も今の私には文句を言っても他人事になるが。こんな発想の政府のもとでは幸せな人生が果たしてできるのだろうか。若い人がますます可哀そうになる。

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