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73eb2332.jpegこの絵は豊原国周筆の尾上菊五郎演じる東京ノ花 よ組です。千社睦会という千社札交換会の中で復刻したものです。浅草の長尾版画匠でどなたかが購入しなかった余り物です。

1番下の写真になりますが千社札の各会員の自慢のお札が描かれています。この3枚で1セットになります。

尾上菊五郎が纏いを持っています。纏いの田は神田の田からきているようです。そして1番組よ組は町火消の中で最大の人足数700名以上を数え人気も最高でした。よ組の担当地域は神田明神下界隈です。尾上菊五郎の屋号「音羽屋」が襟に書かれています。

c5812b2b.jpeg喧嘩と火事は江戸の華といわれますがその最大の火事が明暦の大火で東京大空襲、関東大震災を除けば日本史上最大の物と言われています。

それまでは幕府直轄の歌川広重も仕事をしていた「定火消」、「各藩の大名火消」でしたが処理能力の限界により徳川吉宗の命により享保3年南町奉行所大岡越前守忠相が自衛の「町火消」を組織します。
 
江戸城下に「い組」からいろは47組が編成されその後1組増やし48組の本格的な町火消制度となって行きます。、
 
「町火消し」は、出火地点の風下側の家を人海戦術で迅速に撤去し延焼を防ぎました。消火と云うよりは鳶などにより周りを取り壊す方法だったようです。いなせで命がけで庶民の財産を守る彼らは大人気だったようです。

「いろは」の中で、ひ・へ・ら・んの4つはなく例えば1番組はい・は・に・よ・万で2番組は百・千・ろ・め・も・せ・すというようになっていたようです。
 
e55fa475.jpeg73eb2332.jpeg21368024.jpeg本来は3枚組みですからこのようなに並べ額に入れます。ちょっと安かったので額は真ん中の1枚入れでした。(小さい写真はクリックしてください。)

今月の絵はまだ1枚広重の東都名所が残っていますが時期をずらせてしまいましたのでまた、春にでも載せようと思っています。
  

 
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