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84f6200f.jpg12月4日までJR田町駅近くの港区立郷土資料館では愛宕山の江戸から東京へと言うタイトルで企画展が開催されています。東京で1番高い高い山(25.7M)として景観が素晴らしかったようです。
 
この山は色々な歴史的なものを静かに見てきた山でもあります。全国に愛宕神社がありますが元々は山頂に家康の命により造られた神社で江戸へ来た武士が「天下取りの神、勝利の神」と崇めあやかりたいと地元に分霊として持ち帰り愛宕神社として祀ったことから広まったようです。
 
桜田門外の変の水戸藩の浪人たちもこの神社に成功を祈願して井伊直弼を襲っています。山の下には各大名の屋敷が多くあり、薩摩藩の屋敷もありこの山頂で西郷隆盛、勝海舟は眼下の江戸を見ながらこの地を燃やしてはならずと会談をしたりもしています。
 
時代が前後しますが現在でも急な階段(男坂)で寛永11年1月徳川秀忠3回忌の帰りに徳川家光が山頂にある梅の木を誰か折ってまいれと言ったところ丸亀藩の曲木平九郎が見事馬上から梅の木を持ってきた。という逸話もあります。この階段を出世の石段とも言われます。
 
また、鉄道唱歌の1番にも愛宕の山と歌われてもいます。大変景色の良かった景勝の地だったようです。
 
1925年には日本初のラジオ放送はこの愛宕山から発信、2.26事件の兵士へ次ぐという放送もそしてその原稿、通行証が展示されています。現在は放送記念館があります。
 
初めてこの資料館に行きましたが200枚くらいの港区関連の浮世絵を所蔵しているようで今回も時代は明治位のものが多いですが何枚か展示されています。
 
何処の区でも右に倣えで郷土博物館、歴史館と名前が違いますが同じような施設があります。この資料館は下が図書館でその付属的な物ですがしっかり資料も浮世絵がこんなにあるとは全く知りませんでした。そしてやはり多くの会社が本社を置く港区ですから財政も豊のようでこの展示の図録まで作成されています。
 
写真のない時代、少ない時代は、浮世絵が庶民の生活を知る資料になります。この資料館もチェックの対象の施設になりました。入場無料。
 

 
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