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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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c442f30a.jpg島原鉄道はJR諫早駅から島原外港駅までの約43kの非電化の鉄道です。ですから電車でなく気動車になります。ここはキハ2500形。平成20年までは加津佐まで島原半島を東側をぐるっと巡っていました。

ローカル線の宿命なのか折角雲仙普賢岳噴火による壊滅的な被害を県や地元の強い要望で復興しましたが10年で廃線になってしまいました。当初は廃線という考えもあったのを地元民の強い要望という御旗で無理をした結果です。赤字の大半がこの路線と言う事で島原外港ー加津佐は廃線になっています。

マスコミみたいに言うのは簡単ですがそれを維持運営するのは大変な努力が必要です。生活路線でもあり公共事業ということで諸々の経費削減をして無理した運営をします。これは安全安心という公共事業の中でその無理している部分(設備、人、教育等)がもし事故でも起こせば何だと叩かれてしまう事もあります。現実の事業は目に見えないところにお金が掛かります。

現実に島原城を案内してくれたガイドさんは島原鉄道は非常に高い、だから乗らないと平気で言っていました。でもこの鉄道がなければお年寄り、学生の足がなくなってしまいます。いつも弱者が被害を蒙ります。皆で乗れば鉄道はなくなりませんよ。と言ってもきょとんとしています。

廃線は反対、でも高いから乗らない。じゃぁ誰が赤字を負担するんだ。まして島原鉄道は私鉄です。(噴火の為の復興による費用の負担で県が10%資本参加していますが)元気な人達は車があるから、直ぐでない(30,40分に1本)、時間が掛かる、運賃が高いと理由をいいます。でも明日はわが身です。ワンマン走行、無人駅などそして無料の急行を出しています。

現実にこの地区では一般バス路線は県バスも撤退し島鉄バスしか走っていません。JRは民間ですから新幹線が通れば途中の赤字線は廃止しても良いルールです。新幹線が走っていてJRが並行運営しているローカル線は黒字線か少しの赤字線です。商売にならないところは廃止しています。それが資本主義の運営です。そのうちもっと北海道などは廃線が出ます。

赤字でも住民の為と運営している3セクも余裕のある自治体はできますが税収の少ない自治体は結局廃止になります。自然災害があれば丁度良い理由になります。

同じように地元の商店を利用しないで大型スーパーが出来ればそこが便利で利用します。そして地元商店は廃業していきます。大きな街でもシャッター通りになっています。そしてスーパーも売り上げが悪ければ即撤退します。お買い物にバスに乗って大きな街に行かなければならなくなるのです。

こんな風景が全国で見られます。いつも弱者が腰をまげまげ買い物難民をしています。それが地方の現実です。

何か島原鉄道の素晴らしい景色の話や元専務の宮崎さんの話や途中下車の海苔の乾燥場、鍋島藩の屋敷、諫早城址の散歩コース、うなぎ屋さんの話を書こうと思ったのですがトンでもない方向へ行ってしまいました。テツとしては廃線さよなら列車にニコニコしながら乗りたくはない。鉄道は走ってなんぼです。
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