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豊洲のららぽーと内にあります平木浮世絵美術館では美しき日本の風景第二部として創作版画之部を5月27日まで開催しています。
 
浮世絵は元々芸術でもなく、テレビや新聞と同じマスメデイアとしての役割や、プロマイド、広告宣伝、観光ガイドブック的なものです。明治維新後近代化によって新聞、写真、交通の発達などで徐々に浮世絵は衰退し、庶民からも関心が無くなって行きました。
 
そんな中浮世絵は絵師、彫師、磨師の分業から自分の芸術は全部自分で行うという創作版画が起こっていきます。今回はそんな明治以降の創作版画の美しき日本の風景の第二部として創作版画之部として開催しています。
 
作品は大正から昭和までで、近代化する日本、山々、諸国、日光、古城と分かれています。私自身よく解っていませんが大正期の作品はまだ着物姿があったり江戸期の浮世絵の名残を感じる作品が多く見られますが昭和になると平塚運一、川瀬巴水などを代表する絵画的な要素がふんだんに入っています。わざわざ版画でなくてもと思ったりします。
 
やはり写真、印刷技術の発展、絵の具等により生きる道は風刺画など特殊な物になって芸術性を求め日本画への転向、仏画などが出来る人は移って行ったのでしょうか。

今回の展示はその時代を見るのには面白いですがたまたま風景画ですから生活感のある時代を感じる作品は少ない。城も明治の廃城令直後なら楽しく見られたのでしょうが昭和期の作品です。(1部名古屋城などは戦災に遭う前のお城のようです。)

92d1a346.jpeg66d43d1c.jpegこの木版画は今回の展示ではないですが川瀬巴水の左が東京二十景「矢口」右が同じ東京二十景「大森海岸」です。大正初期の作品。川瀬巴水は大田区に一時住んで多くの大田区内の作品があり、版画だけでなく水彩画も描いています。

平木浮世絵美術館Hp
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/
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