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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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2dcf21c3.jpg深川江戸資料館は常設展として江戸時代の深川の街並みを実物大で再現しています。町の一日の移り変わりを音と光で演出もしています。八百屋、大店、米屋、長屋、深川特徴の船宿など実際に見て触って楽しめます。今日も地方からの修学旅行生が研修の一環で見学をしています。
 
その他にビデオで江戸切子などの制作などを放映したり300人位収容の小ホールなどがあります。
 
2088251a.jpg企画展示では今は「広重の旅と名所絵」が開催されています。今月28日からは木版画「東海道名所膝栗毛画貼」弥次さん喜多さんの旅になります。
 
広重の旅と名所絵は、広重の制作姿勢として実際に旅したもの、名所案内記などを材料にして独自の構図法やオリジナリティで描いた独創性を幾つかの旅の中、そこで書いた旅日記、絵日記などから読み解くと言うテーマです。
 
箱根までの旅、これは金沢八景、鎌倉、江ノ島、大山、箱根など当時から庶民に人気な行楽地を4人で巡っています。此処では本物の浮世絵は1枚もなく全てコピーの図で紹介されています。

面白いのは金沢八景から鎌倉を目指すのは朝比奈峠を越えて鎌倉へ抜けるのをわざわざ浦賀へ行っています。なぜだったのか、ペリーはまだ来てはいませんが外国船は往来していますが絵には外国船は描かれていません。同行の井上文夫の手鑑には目的が物見遊山だけではなかったとも書かれているそうです。
 
数少ない旅日記には途中の景色だけでなく食べ物、出会った人などがスケッチされたりしています。大森の磐井神社のすず石などもスケッチしています。箱根では宿の宣伝ポスター?なども依頼されて描いているようです。
 
今回展示ではこの他に甲府、房総などの旅を自身の日記などと比較して検討されています。ただ浮世絵を見るだけでなく広重の制作姿勢や依頼された作画、参考にした名所図などと見比べる楽しい機会でした。
 
次回の企画展の東海道名所膝栗毛画貼も楽しみにしています。
 

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