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昨日は先月亡くなられた大鵬さんのお別れ会がありました。この所、気温の差が激しいのか訃報が多く、町会の掲示板に毎日のように貼り出されていたり、会社の同年代の知人、先輩が亡くなられています。

高齢化の中で医療の革新もあり延命治療も進み寿命は延びても余生をベットの上で過ごさざるを得ない人が多くなっています。誰しも元気で余生を送り納得した人生を全うしたいと願っています。そして明日はわが身です。

そんな中下記の記事が出ていました。(この記事は時間的に少し経っています。)
全国の救急救命センターの6割以上が、過去一年間に高齢者に対して人工呼吸器や人工心肺などの装着を中止したり、差し控えたりした経験のあることが、朝日新聞の調査でわかった。救急医療で「最後の砦とされる救命センターでも、回復が見込めない患者に対して家族や本人の希望があれば、延命治療を控える動きが広がっていた。
最も重症の患者を診る三次救急を担う全国254の救命救急センターに10月、高齢者への終末期医療の実態を聞いた。57%の145施設からの回答があった。

この一年に救急搬送された65歳以上の高齢者に、人工呼吸器や人工心肺、人工透析などの積極的な治療を中止したり差し控えたりした経験の有無と件数を尋ねた。この結果、63%に当たる91施設が「ある」と回答した。呼吸器の中止・差し控えは計302件、このうち、患者の年齢や病名など具体的データーを挙げた中止例は14件あった。人工心肺の中止・差し控えは37件あった。、、、、、

誰しも健康で周りに迷惑を掛けずコロッと寿命を遂げたいと思っています。しかし入院すればまな板の鯉の状態です。父の時、医者から呼ばれ、人工呼吸器を付けますか、取り付ければまた正常になれば取り外す事も出来ますが、一度装着すれば途中で外す事はできません。また人工呼吸器を付けない場合、あと数日の命です。どうしますか?

初めてのことで心の準備も無く、急に結論を求められ、結局は可能性のある人工呼吸器を取り付けましたが当然その後、話も出来ず、2ヶ月位ただチューブだらけで寝ているだけの状態になりました。

今思うとあれが良かったのか、父の意見を聞かないで決めたと言う事に未だ心の中に棘が残っています。母は其れを見ていましたから延命治療は要らないと生前言っていましたので、痛みを解消する治療だけで延命治療はお断りしました。

見えない人間の寿命、そして親族の場合余計少しでも長生きして欲しいと願うのは誰でも同じです。命は尊いものですが病院でも何とか生かすという救急救命の病院・医師も少しづつ変わってきているようです。

医療費の問題だけでなく、人としての尊厳を考えると中々難しい問題です。父や母の時の決断はあれで良かったのか、未だに心の中で引きずっています。同じように介護問題も家庭介護を推奨しています。現実は? また急性期の病院での慢性病患者のたらい回しなど問題が沢山あります。

長生きになりそして色々な問題もあり納得のいく末期を送られるのだろうか。

下記のブログは、このブログが流れるフリーエムエルの会員しか読めませんがネッ友で愛知県でドクターをしている方のブログです。
http://www.freeml.com/bl/8065070/308328/
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