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8室書画の展開は10月30日まで酒井抱一の「夏秋草図屏風」が展示されていた。先月感動したものがまだ見られたので得をしたような気がした。先月も書いたのでダブっていますが。
琳派は江戸初期本阿弥光悦・俵屋宗達が創始、江戸中期に尾形光琳。乾山兄弟によって発展し江戸後期に酒井抱一・鈴木其一が時代を超えて定着させた。光琳から実に100年後に再興がはかれた。
この屏風は銀箔で夕立にたれる夏草、強風に吹きすさぶ秋草など自然の対比を描いていますがこの屏風の裏には金箔に風神雷神が描かれた有名な尾形光琳の風神雷神図が描かれています。
扇面散屏風は宗達派の作品で60の扇絵が切り貼りされている。
秋草図屏風は俵屋宗雪の作。宗雪は加賀藩に仕えたそうです。
歌仙絵 特別室
歌仙絵とは優れた歌人の和歌とその肖像を表したやまと絵の一つだそうです。平安時代の中期、藤原公任(きんとう)が編んだ三十六人撰に基づく三十六歌仙絵、鎌倉時代前期、後鳥羽院が編んだ時代不同歌合に基づく時代不同歌合絵など。今回展示されている作品は重要文化財が多い。
佐竹本三十六歌仙絵 小野小町など。
柿本人麻呂像 祇園南海の書
新三十六人歌合画帳
東照宮縁起絵巻2 住吉如慶作
宮廷コーナーではたけくらべ草紙
今月の国宝は伝藤原能像
今月は先月からの展示の夏秋草図屏風がまた見られたことが良かった。暫くは見られないだろう。そして良く解らないがやまと絵を見た。洋画の良く解らない絵より良いなぁ。
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