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29ccbef8.jpeg京急上大岡に用があり帰りにちょっと金沢文庫駅から徒歩で15分位の「金沢文庫」へ行きました。大分昔に行きましたが十数年ぶりです。此処は称名寺の境内の一部なんでしょうか、称名寺には数年前来た記憶があります。
 
金沢文庫では6月3日まで「金澤八景いま昔」という企画展を開催しています。先日、平木浮世絵美術館で広重の近江八景を見ました。深川江戸資料館で広重は金沢八景、鎌倉、江ノ島には実際に行っていると言うのを覚えていましたから、此処へ行けば広重の金沢八景が見られると言う事でお邪魔しました。
 
金沢文庫は鎌倉時代金沢北条氏の北条実時により今から約700年前創設された武家文庫。実時から子、孫と受け継がれ北条滅亡により金沢北条家菩提寺の称名寺で保管され、現在は県立金沢文庫として博物館になっています。この金沢文庫が日本で最初の図書館と言われています。
 
今回は金沢八景に拘り蒐集されている楠山永雄氏のコレクションの展示です。金沢八景関連の昔の摺り物、広重八景3点、古写真、絵ハガキ、京急電鉄の前の湘南電車時代の沿線パンフレットなど多岐にわたっています。金沢八景3点はちょっとと思いましたが一般人が収集するのですから限度があります。これはお土産の絵ハガキと金沢文庫と称名寺との間のトンネルの絵で我慢。それにして良くこれだけ沿線パンフを蒐集したものです。
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(この広重の浮世絵、金沢八景は金沢文庫から称名寺までのトンネルの中で掲げられている写真です。) 


金沢八景は中国の僧心越が名付けたといい、上左から洲崎晴嵐、瀬戸秋月、小泉夜雨(こずみ)、乙艫帰帆(おっとも)、平潟落雁、野島夕照、称名晩鐘、内川暮雪の八つですが今は無き六国峠にあった能見堂からみた心越が故郷を思い見た景観だそうでこの浮世絵は広重が描いた金沢八景です。
 
金沢文庫の企画展は6月3日までですが5月12日から1部入れ替えがあり広重の金沢八景は2枚新しく変わるようです。入場料400円、月曜休館、9時~16時30分。

称名寺は真言律宗別格本山で金沢北条氏の北条実時が創建、菩提寺にもなっているようです。広大な境内には国の史跡に指定され赤門、仁王門、金堂、釈迦堂などがあります。金堂前には浄土式庭園というようで金沢三代貞顕の代に整備されたそうです。本堂には国宝、重文指定のお宝が多く有ります。
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                    曇りから一時ぽつぽつと降り始めましたので本堂裏の登山道の石仏群、実時の墓域には行けませんでした。前回来た時は其れこそ秋も深まりイチョウがきれいで金沢八景の雰囲気がありました。もう面影はないですが金沢八景の地を巡るのもウオーキングを兼ねて一興かもしれません。(写真はクリックすれば大きくなります。)







 
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