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美術館・鉄道・お城・お相撲・お友達の話など趣味のブログです。
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今月25日で平木浮世絵美術館開館40周年の催し保永堂版初摺「東海道五十三次」展終わってしまいます。何度か行こうと決めていましたが予定は未定で何とか今日2回目を見ることが出来ました。本当は4,5回は見たかったのですが。

専門的な事は図録にもかいてありますし専門の研究者にお任せして、浮世絵を見ながらつまらない事を考えていました。この浮世絵は、東海道が安全で整備されたと言っても庶民には中々江戸を出て旅に出ると言う事は難しく、せいぜい代表者が富士講で富士山、大山詣で、江ノ島といった近隣でした。伊勢参りなどはとてもとても高嶺の花でした。

庶民のそんな要望に十返舎一九の東海道中膝栗毛が大ヒットしてその絵で見る版として江戸から京都三条大橋まで名所風景、生活、名物などを誇張しながら面白おかしく書かれたものですからその程度の理解で次の事を考えて今日は見ました。

この東海道の道中物には主人公がいません。弥次喜多はいません。名所絵図などは1枚1枚独立して見ても良いのですが街道物はシリーズです。宿場づつ見ていくはずです。

まず、天候、季節を追いかけました。天候は雨、雪程度です。季節は富士山が雪を被っているのと黒い富士山があります。3の川崎、8の平塚は白い富士山ですが11の箱根は黒い富士山、14の原の頂上が画面から飛び出している朝日を浴びた富士山は白い、隣の15の吉原の左富士は黒い、次の16の蒲原は有名な夜の雪、17の由比は真っ白な富士と時間軸では繋がりませんで駄目でした。

見るパターンを変えてお城は幾つ出てくるか。私は少しは東海道のお城を行っています。結果、10の小田原城、30の浜松城、35の吉田城、39の岡崎城、43の桑名城、47の亀山城でした。今の電車から見える掛川城などは残念ながらありません。桑名、津、亀山城は私は行った事がありません。何かの機会に行きたいと思いました。

川に橋が掛かっていなく徒歩の渡しが幾つかあります。小田原の酒匂川、興津の興津川、安倍川、大井川、そして船で渡るのが六郷川(川崎)、見附の天竜川です。後は肩車や輦台(れんだい)になるようです。

名物は21の丸子のとろろ汁、28の袋井の茶店?34の二川の柏餅、41の鳴海の有松絞、51の水口の葛籠細工、52の石部の目川の菜飯と田楽豆腐、53の草津のうばか餅などが気が付きました。桑名のはまぐりがない。

前は退職したら日本橋から京都三条大橋まで歩いてみようと考えていましたがこの計画は退職前に消えました。とてもとても歩けそうもないので諦めました。まず箱根越えでたぶん駄目だろうと思いました。

昔の人、書物に残っている数字でケッペル12日、シーボルト17日に江戸についているそうです。江戸、京都間約490Kだとしてもケッペルで1日約41K、シーボルトでも1日約29Kを毎日歩いた計算です。

昔の人は交通機関が籠、馬しかなく殆ど自分の足で歩いたのでしょうから大変な健脚です。まして天候により川止めになる事もあるのでしょうから。そんな事を考えてこの計画はやる前から諦めました。この所、だらしないけどとことこ各駅電車、列車で東海道を乗っています。此れは車窓や周りの人の方言や話題、駅弁など楽しいことがいっぱいです。
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