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今月中旬まで観たい展覧会はやっていませんので今日は映画を。幸福の画家と言われる印象派の巨匠ルノアールの晩年の創作活動を描いた映画。
妻が死に、自身もリュウマチで手に絵筆を縛って描く状態で、息子二人も兵役で足や手を大怪我をして、創作意欲もない状態に、突然、モデル志望の娘が訪れる場面から始まります。
ルノアールは晩年コート・ダジュールの広大な敷地に三男、モデルも兼ねる使用人と車椅子の生活をしていたようです。明治の日本の画家にも指導や影響を与えたルノアール。画面からあふれる草木、池など写真や雑誌などで見た記憶のある風景です。
この人の肖像画、特に裸婦は何故か豊満な姿を描いています。この映画で出てくるモデルも豊満な体でもあんなにブヨブヨではない。映画の中のセリフでも「腐った肉の塊だ」の批判、「世界を黒く描くのは反対だ、現実の世界では不愉快なことが多いから絵画までそれを持ち込まなくてもいいんじゃないか。絵画は明るく美しく元気を与えるものだ。」とも印象派の考えを言っている。
そのモデルはルノアールの創作意欲をかきたて、自身最高傑作という「浴女たち」を描き上げる。そしてそのモデルは兵役へ戻る次男と結婚し、モデルの希望通り女優にし有名な映画監督になるそうです。
広大な庭の雑木林、泉、すぐ海もある明るい、日差しの中で映画の中で絵を描いているがこれは一流の贋作画家が描いている絵を映しているそうです。ルノアール役はルノアールに似ていて本物が描いているように見えます。
中々画家の創作現場は見られませんのでそれだけでも私には良かった。原作はルノアールの孫だそうです。
ルノアールは当初は印象派でしたがそこを離れてから売れるようになった画家で、印象派という新しい波も、もう100年以上経っています。
おはようございます。
先生にも合うと思います。気分転換まで行くかどうか解りませんが、コートダジュールの広大なアトリエで今まで雑誌や写真で紹介されている風景が広がっていきます。
チネチッタでは今ヘップバーンの名画座をやっています。時間的にちょっと無理かなぁ。
お友達心配ですね。お祈りいたしております。
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